2005-05-27 09:14:09
納骨堂だけでは能がない
テーマ:お寺
平成7年に新納骨堂が寺の境内の一角に完成しました。建坪約42坪で、2階建。2階は本堂から渡り廊下でつないで納骨堂、1階は2室のギャラリーホールになっています
。この建物の外観はバロック建築様式風で、外壁全体に御影石の石板を張り付けて、屋上にはグリーン色のドームがついています。ギャラリー入口正面には阿弥陀経の中の「倶会一処(ともに一ところで会う)」の一節を、サンスクリット語の原文15文字をそのまま石に刻んであります。
実は、このような外観は、基本デザインをコンペで募集した段階では、応募された3点の作品の中にはなかったものなのです。コンペ後、3ヶ月間、私はどうにも選考しきれず決定を繰り延べしておりました。ところがそんな折に、門徒の山口富雄さんから、金沢工業大学教授で建築歴史が専門だと云う竺(ちく)覚暁という先生を紹介して頂いたことが契機になって、漸く進展し始めたのです。早速、先生とお会いできることになり、私は大学に出向きました。研究室で先生は「前もって用件は伺っておりましたので、ここに資料を用意しておきました。私はこれから講義ですので失礼しますが、自由にご覧なって下さい」と言われ、出て行かれました。
研究室の机には沢山の本が2列にして、5・60㎝程の高さに積み上げて置かれてありました。殆どの本は写真集で、開くと古今東西、世界中の建物や遺跡までが載っていました。それらの本を一冊一冊見ながら、納骨堂と美術館に相応しい建物がないか真剣に探しました。「あっ、これだ」と思ったものが、バロック建築の建物でした。
暫くして先生が戻って来られたので、「先生、これです。これだったら私のイメージに合います」と言うと、「うん、これね、私の専門ですよ」「あぁ、そうなんですか。よかった。先生、できたらここで、簡単でいいですから、絵を描いて頂けませんか?」とお願いしましたら、「後ほど描いてお送りします」と約束をして下さいました。こうして後日、送って頂いた絵が基本デザインになって、この先生との出会いが幸にも、窮すれば通ずる貴重な切っ掛けになった訳です。
納骨堂だけでは能がないと欲張って、ギャラリー までを組み合わせるなんて、矢張り、だらの発想なのでしょうね。
住職の口癖
(境内で遊んでいる子供たちを見て)子供は、外で遊んでいる方が、よく似合うね。
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実は、このような外観は、基本デザインをコンペで募集した段階では、応募された3点の作品の中にはなかったものなのです。コンペ後、3ヶ月間、私はどうにも選考しきれず決定を繰り延べしておりました。ところがそんな折に、門徒の山口富雄さんから、金沢工業大学教授で建築歴史が専門だと云う竺(ちく)覚暁という先生を紹介して頂いたことが契機になって、漸く進展し始めたのです。早速、先生とお会いできることになり、私は大学に出向きました。研究室で先生は「前もって用件は伺っておりましたので、ここに資料を用意しておきました。私はこれから講義ですので失礼しますが、自由にご覧なって下さい」と言われ、出て行かれました。
研究室の机には沢山の本が2列にして、5・60㎝程の高さに積み上げて置かれてありました。殆どの本は写真集で、開くと古今東西、世界中の建物や遺跡までが載っていました。それらの本を一冊一冊見ながら、納骨堂と美術館に相応しい建物がないか真剣に探しました。「あっ、これだ」と思ったものが、バロック建築の建物でした。
暫くして先生が戻って来られたので、「先生、これです。これだったら私のイメージに合います」と言うと、「うん、これね、私の専門ですよ」「あぁ、そうなんですか。よかった。先生、できたらここで、簡単でいいですから、絵を描いて頂けませんか?」とお願いしましたら、「後ほど描いてお送りします」と約束をして下さいました。こうして後日、送って頂いた絵が基本デザインになって、この先生との出会いが幸にも、窮すれば通ずる貴重な切っ掛けになった訳です。
納骨堂だけでは能がないと欲張って、ギャラリー までを組み合わせるなんて、矢張り、だらの発想なのでしょうね。
住職の口癖
(境内で遊んでいる子供たちを見て)子供は、外で遊んでいる方が、よく似合うね。
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