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2008-06-15 23:00:24

「坂道のアポロン」が面白い!

テーマ:漫画

本屋にて落雷。

それは日曜日の空が朱に染まる夕暮れ時、僕には縁の無い空間。
普段なら立ち止まりもしないその空間にあったそれに、僕は光に寄せられる羽虫のごとく歩を進めた。
真っ赤な表紙に仏頂面の少年が描かれたそれはその空間には似つかわしくなく、それゆえに映えて見えた。
財布の中身が羽毛から天女の羽衣になってしまうのを気にもせず、僕はそれを手に取り坂道を転げるようにレジに走った。

本屋から出た僕の目にバイクから遠ざかる男の姿が映る。
路上駐車の監視員だ。
バイクについた黄色い鑑札に涙が出そうになる。
なぜ止める所が足りていないというのにこういうことをするのだろうか、と恨み節が口から漏れそうだ。

しかし手の内にあるものが憂鬱になりそうな僕の体を家路へと向かわせた。

早く読みたい

これはきっと・・・

いや

絶対にいいものだ






要約;少女漫画コーナーにあった漫画にヒトメボレしました。んでもって面白かったです。


読み返して気持ち悪かったコウです。二度とやらない。かもしれない(優柔不断)
ちなみに上のフィクションですので本気にしないでください。
ともかく本題に入ります。

「坂道のアポロン」という妙に表紙が目を引く少女漫画があって、同じ作者の漫画が前半だけ立ち読みできるようになっていたので読んだら結構よくて、全作品衝動買いしました。俗に言う大人買い。
どれもよかった!
短編集2のビューティフルサンセットのみ激しく少女漫画していましたが(その中のほかの短編は別)、他はどれも男が読んでもなかなかいける良作だらけでした。


2000年デビュー、2007年初単行本という『小玉ユキ』
これからクルよ。間違いなく!

現在発表されているのは短編集2つをあわせて5つ。
そのうちで現在連載中の最新作『坂道のアポロン』をレビューします!(他四つはまたの機会に)

坂道のアポロン 1 (1) (フラワーコミックス)/小玉 ユキ
¥420
Amazon.co.jp

少女マンガコーナーにて異様な存在感を放つ赤い表紙


あらすじ
1966年もうすぐ初夏、横須賀から九州の高校に転入してきた西見薫(♂)はうんざりしていた。
学校までの坂道、聞きなれない抑揚の方言、突き刺さる視線。それらは少しのストレスで吐く癖のついてしまった西見に吐き気をもたらすに十分だった。
今まではその吐き気を屋上で紛らわせていた西見は今回も例に漏れず屋上へ行こうとするが、屋上の前で寝ていた大男に天使と間違われる。



本作品は1960年代、まだ高度経済成長真っ只中の時期における「ド直球」な青春ドラマです。
このころは人々の生活にも余裕が出来、文化活動が熱気に包まれていた熱い時期だ。
その中でのド直球青春物語が熱くないわけが無い!

ド直球な物は飽きたという人も多いでしょうが、病気だとか事故だとかのお涙ちょうだいなものに比べりゃはるかにいい。
それが極上のものであれば文句なし。
この作者にはその極上のものを欠くだけの力があると感じた!この人を見つけた編プロの人は偉い!!


さて、そんな『坂道のアポロン』。主題は「音楽」と「片思いの恋」。
片思いというのが切なくて、また面白いという事は数々の少女漫画で証明されている事だ。最近(ちょっと前過ぎるか)話題となっていたものには「はちみつとクローバー」などが例として挙げられる。

この物語もまだまだ始まったばかりだが、いくつかの「片思い」が出てくる。
この恋がどうなるのか?それを考えるとやはり先が気になってしょうがなくなるのだ。
やはり王道であるからこそ面白いのである。


一方の『音楽』。男の漫画読みとしてはやはりこちらに注目しなければならないだろう。
音楽が出てくるのは第3話から。
主人公はクラシックのピアノをさびしさなどを紛らわすためによく弾いていたのだが、あるときレコード店の地下でジャズドラムを聴くことになる。
その熱に当てられて、西見の音楽性は変化していく事になるのだが。
このときのドラムシーンが熱い!

アポロン こうして見るといまいちか。やっぱり実物見るべきですな。



音楽を『読ませる』ことの出来る漫画家というのはそうそういない。
この小玉ユキはその数少ない作家の一人だと思う。
このジャズドラムシーンは西見が「腹が立つ」と言うに足るだけの説得力があった。

1巻では音楽の出てくるところはほとんど無いが、いずれまた熱い音楽を「描いてくれる」だろうと考えるのは期待のしすぎだろうか?

ともかく
男にこそ勧めたい次の漫画はこれ!! です。


━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─

若干ほめすぎだと思うので真に受けないように。ちょっと熱くなりすぎた。

でも王道青春が嫌いな人以外は買うといいと思うよ。


ちなみに既に発売から1ヶ月以上経過していますが面白ければいいのさ!

坂道のアポロン 1 (1) (フラワーコミックス)/小玉 ユキ
¥420
Amazon.co.jp

ほか作品もお勧め!

光の海 (フラワーコミックス)/小玉 ユキ
¥410
Amazon.co.jp

人魚が普通にいる世界のお話5つ。

坊さんの話が好きです。

小玉ユキ短編集 1 (1) (フラワーコミックス)/小玉 ユキ
¥410
Amazon.co.jp

2のほうが古い作品。こちらのほうが新しい作品が多い。

これの2話目まで見て購入を決めました。


羽衣ミシン (フラワーコミックス)/小玉 ユキ
¥410
Amazon.co.jp

現代版「鶴の恩返し」

展開がわかっている分読ませることが難しいテーマですが、しっかり読ませてくれます

小玉ユキ短編集 2 (2) (フラワーコミックス)/小玉 ユキ
¥420
Amazon.co.jp

これが一番新しい単行本であり、昔の短編集。

小学館に移る前の作品なども載っています。

満員電車の話は好きですが、前半と後半とちぐはぐな感じが否めなかった。

これはほかを買ってみて、初期作品も読んでみたいと思ってからでいいかも。

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