幽霊ホテル

最近は僕のような外部カメラマンは撮影が出来ないなんて会場さんがさらに増えてきましたね。
会場の持ち込みカメラマン規制という厳密には違法な規制です。

「何で規制するの?」そんな質問を多くいただきます。

理由は簡単で、自分の会場の提携業者に注文が入れば、
その中から30%~50%のマージンが会場に入るからです。
寝ていても入ってくる中間マージン、
積極的にルールを作って外部カメラマンを排除したくてたまりませんよね。

けれど「寝ていてもお金が入ってくるから外部業者への依頼はやめていただきたい」
なんてお二人にはこんな事は言えないので、
持ち込ませないように下記の様な抑止を行います。

「厳粛なお式ですので規制しています」
「当会場の専属の慣れているカメラマンですので」

なんて口当たりの良いことをいいますが、内情は以前の記事をご覧下さい。
食品偽装のような詭弁です。

牧師先生を持ち込みます
会場専属のカメラマンとは

まあ会場さんが色々な技を駆使して禁止をされたとしても、
手立てはあるので「持ち込み禁止」と言われたらご相談下さい。

大きくて重くて、本屋から持って帰るだけ筋トレができるのも結婚式準備の一つ!
として有名なゼクシィなど見るとおわかりかと思いますが、
結婚式の会場競争も激化していて、各会場なりのお料理や雰囲気などを前面に出して、
魅力を武器に頑張っています。

以前厳しいカメラマン規制していた会場も競争の激化により、
「持ち込み料を払えば許可する」という会場も増えてきました。

ちなみにこの外部カメラマンを入れる際に取られる「持ち込み料」。
この持ち込み料は、提携業者から中間マージンをいただけないので、
その代わりにお二人からいただきますよという、不透明な費用です。
誰しも納得いくひとなんていないと思う費用です。

東京都内だと3万円が多いですかね。
目黒の某専門式場は10万円
舞浜の某ホテルは40万円

40万円ともなるともはや”みかじめ料”レベルですが、
40万円払ってもうちのアルバムと内容を依頼してくれた方もいらっしゃいます。
会場に頼むよりも撮影カット数やアルバムページ数が多かったそうです。
その会場の中間マージンは70%だそうなので、
50万円の商品だとすると15万円が写真館の下代なので原価は5万円以下。
高かろう悪かろうのアルバムになりますよね。
ネットの評判もひどいもので、数年で崩壊したなんて記載も見ました。

また、日比谷公園の近くのホテルは、
「スナップカメラマン? 別に持ち込んでもいいけど、
持ち込んだら、集合写真とかのスタジオ写真は撮りませんからね。」
という業務拒否という最低な荒技に出るホテルもあります。
日本を代表するホテルのなれの果てです。

冒頭に書いた”違法行為”

挙式を行うチャペル、披露宴会場はお二人が会場使用料を払って貸し切りにしているので、
その上持ち込み料とは商法では違法なんですよね。
ただ取り締まられてないのだけです。

ちなみに持ち込み禁止も同じ事が言えます、
"消費者が費用を払って貸し切りをしている、公序良俗に違反していない"
と言う形で「持ち込み禁止」をいうのであれば独占禁止法違反です。
以前持ち込み禁止のカラオケ店でドリンクを持ち込むのは、
ルール違反ではないではないと主張した人がいて、
裁判まで進み、主張が通ったという話があります。

結婚式でのこういった独占行為は公正取引委員会も察知しているようで、
大きい専門式場はすでにその対策を立てています、
こちらを読んでいる会場さんも心当たりあれば素早く対応された方が賢明かと。

そしてスナップ写真はもちろん、ウエディングドレスやペーパーアイテムすら持ち込めない、
花嫁さんのお母様が作ったベールすら持ち込み料を搾取する、
なのに「お二人らしいテーラーメイドウエディングを」なんていっている会場の多いこと。
こちらも食品偽装のように、書いていることもやっていることも違いますよね。

新郎新婦が頼みたいカメラマンが、会場のルールによって頼めず、
「会場専属のプロですから」とプランナーさんを信用して頼んで頼んだカメラマンが、
アルバイトのカメラマンで、仕上がりもイマイチというかもう見たくない写真が出来上がった、
なんて話を多く聞きます。

これらの持ち込みの禁止はお客様の立場に立った行いではなくて、企業側に立った行いです。
心ではなく、売り上げ。つまり人ではなくお金に寄り添った行いであります。
なんだか寂しくなりますよね。

結婚式をする人口が減っている昨今、
結婚式業界の大人達がこういった不透明にどっぷり浸かっていること、
決して良くは見られることはなく、ただただ結婚式を敬遠する材料にしかならないと思います。

『徳は孤ならず必ず隣あり』

中国の孔子の論語です、
「徳のある者は孤立することがなく、理解し助力する人が必ず現れる。」

微力ながらも助力と思い今回の記事を書きました。

このブログをお読みいただいている、
全国の持ち込み禁止や持ち込み料を取る会場さん。
これから二人で羽ばたく新郎新婦のスタートでもある結婚式、
その結婚式で大人のいやらしさを見せてもいいのでしょうか?
「新郎新婦の気持ちになって考えること」
あなたがこの業界に入って考えた初心を思い出してください。

とこの前あるプロデュース会社の社長に言ったら「青くさい」と鼻で笑われましたが、
あえて文章にして書いてみました、僕はいつまでも青くさいままいられれば本望です。

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今まで約1300組のカップルの結婚式を撮影してきました。
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すべての情熱を写真に込めたいので、1日1組のみの撮影とさせていただいております。
皆様とのご縁があることを楽しみにしています。

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ウエディングカメラマンの裏話


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