永遠の未完成を奏でる 天籟の風

"Tenrai Wind" to play "Everlasting Incompletion"

5000年後に暮らす世界中の子どもたちの笑顔のために
For all children's smiles that exist after 5000 years.


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イギリスがEU離脱を決めたという話題でもちきりだ。

各所でさまざまな評価がある。メディアの論調は「悪い」「失敗」に偏向しているが、これは「経済」と「グローバリズム」にメディアが価値を置いているということだ。メディアの後ろについているスポンサーに連想が及べばEU離脱を肯定できるメディアは少ないだろう。日本の庶民はメディアに弱いので多数の声に聞こえてそのまま信じるのかもしれない。リテラシーを発揮し自分で考えてみよう。

 

 

今回のさまざまな争点を挙げてみる。

 

(1) 「金」をとるか、「心」をとるか。…経済をとるか安心して暮らせる治安の良い生活をとるか。お金派=EU残留、心派=EU離脱

 

(2) 大きな政治(政府)をとるか、小さな政治(政府)をとるか。…EUという大きな政治のなかで中央集権的に一ヶ所に権限を集中させるか、英国政府という世界のなかの一地方としての行政を望むか。大きな政府=EU残留、小さな政府=EU離脱

 

(3) ヨーロッパ人としての自分をとるか、英国人としての自分をとるか。…グローバリズムをとるかナショナリズムをとるか、特に英国人としてのプライドをとるかどうか。ヨーロッパ人=EU残留、英国人=EU離脱

 

(4) それほど危険性のない安定した秩序だった流れをとるか、混迷を深める混沌とした変化をとるか。…EUに属していれば緩慢な下降線ではあるがある程度は安定した大きな流れに任せてゆける。EUから離脱すればヨーロッパ全体が混迷状態になり英国内も一挙にカオス化することは言われ続けてきた。安定と秩序=EU残留、変化と混沌=EU離脱

 

メディアは「移民」というワンイシューにスポットを当てたいらしいが、英国で現実に暮らす国民にとってはそんな単純な問題ではないだろう。ECの時代は経済の自由化が主体で案外うまくいっていたようだが、EUとなって政治が一元化されたことで、中央に集中した権限に群がる経済団体やら魑魅魍魎が跋扈しだした。腐敗は既に始まっている。日本のように、霞ヶ関に集中した官僚組織に群がる魑魅魍魎が既得権益を固めてしまえば手遅れになる。

 

大阪都構想が実現していれば霞ヶ関からの地方分権は進んだだろうけれど、その意味で言えば、EU離脱によって英国の主権回復は成功した。

 

5年10年の短期で言えば英国はイバラの道を進むことを選んだ。離脱派はイバラの道と解っていながらその道を選んだが、残留派は不安感と絶望に苛まれているかもしれない。ただこれは「経済」という一つの側面だけである。グローバル化については進行スピードが遅くなることで直ちに問題となることはない。むしろ治安は良くなって、安心できる国民生活を徐々に取り戻していけるだろう。「人の移動」についてはパスポートをきちんと所持している人にとってはほとんど問題はない。

 

 

ドイツ・フランスが主導するEU、欧州連合という理念共同体が今後どうなるのかは誰にもわからない。一つ言える確かなことは、EUという「実験」へのチャレンジは人類の経験となり、英国のEU離脱という「実験」へのチャレンジもまた人類の経験となる。この変化や混沌へのチャレンジは大いに評価し、実験台として血を流し続ける現代ヨーロッパに感謝しなくてはならないだろう。

 

 

それにしても、52%対48%という僅差で白と黒を決めてしまうという民主主義のスタイルはいかがなものであろうか。大阪都構想もそうだったけれど、1票でも多いほうが「民意を得た」というのは釈然としない。概ね半分の民意の賛成しか得ておらず半分の民意は反対だという場合、そこですぐに白黒を決めて一票でも多いほうに従えというのはあまりに乱暴ではないだろうか。

 

もしその「一票でも多いほうが多数決原理で勝ちというのが民主主義」というのならば、それこそ民主主義の奴隷のようなものではないか。私たち国民は民主制を使う人間であって、民主主義に使われる「数」ではない。

概ね半々に分かれてしまったのであれば、双方の意見をもう一度つきあわせながら、妥協できる点は妥協し、新たな道を探すなりし、国民の幸せのためには対立軸だけではなく並立軸をもって生産的議論をし、継続的に審議してゆくことこそが民主的と言えるのではないだろうか。

 

一票の差でこれほど重要な案件の○×を決めるという国民投票自体に、反知性主義、思考停止、安易で楽な手法、という感覚をもちました。世界的に民主主義のありかたを考え直し深化させていく時期ではないかと、多くの人たちが考えさせられた 「英国のEU離脱事件」 だったのではないでしょうか。これからが大切だと思います。

 

 

 

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