画家

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そういえば
去年、京都に戻った折、
家にいるばかりでは
つまらないだろう
気晴らしに絵でも描きに行けばいいと
母からいわれたので
わざわざ五条の画材屋まで色鉛筆を買いに行ったものの
結局、変なチラシを作るのに
使うくらいもので
ちゃんと絵なんぞ描いていなかった

一応、表向きは
病院にも通っているのだし
療養中なのだ
療養中の人がすることと
いえば
リハビリに絵を描くことだ

思い、
紙と色鉛筆とペンなぞを
持ち、近所の公園に
行ったのである。

そして公園の景色
(小さな滝のようなものだが)
を描いていたのであるが
しばらくすると
下校時間に重なったのか
小学生がぞろぞろやってきた。

「何してるの?」
「絵を描く人?」
「いや、趣味で」
「アートや! アートや!」
「すごいなぁ。アートや」

小学三、四年生くらいだと思う。
ランドセルな女子が
むちゃくちゃ、フランクに話しかけてくる。

最初は三、四名くらいだったのだが
何か、そのうち十名くらいの
女子児童に
取り囲まれた。

前に立ちやがるので
絵が描けない。

というか、
見ず知らずの児童に
話し掛けられると
こちらが困るのだ。
大人が観たら
ロリコンが猥褻なことを
企んで何かしでかしていると
勘ぐられるではないか。

通報されて、警察に来られたら
執行猶予中、
実質、無職の身である。
怪しいことこの上ない。
それにキチンとした写生なら
ともかくフォーブな絵を描いているもので
絵を観せても余計、不審なだけである。


早くどっかいってくれー!
思いつつ、しかし
帰れともいえない。
暫くしたら大部分は
帰って行ったが
最初に僕に眼をつけた
三人の女子児童が帰らない。

児童は訳の解らない事を訊く。

「男なん? 女なん?」
「僕のこと?」
「そう」
「男」
「へー」

ベースボールキャップを被って
ジャージ姿なのだから
どこから観ても男じゃろ。
思うのだが
「どっちか解らんー!」
・・・・のだそうだ。

一人が
僕の持っていた
ペンケースがラブライブ、にこちゃん
のものであるのをめざとく見つけ
「にこちゃんやー! 好きなん?」

訊く。

仕方ないから、
好きだというと
「私も好きー!」
更に関心を示されてしまった。

「にこちゃんは描けへんの?」
いうので
別の紙ににこちゃんの
テキトーな似顔絵を描く。

「下手くそー。私の方が上手い」

どうも自分も描きたくなったようである。
なので、紙をあげた。
色鉛筆も貸すことにした。

もう一人の児童も欲しがったので
やっぱり紙をあげた。

暫く三人で公園にしゃがみ込み
絵を描いていた。
いや、三人で絵を描いていたのではない。
児童が勝手に参加していた。
黒で塗りたいのに
二人の児童が黒を使いたがるので
僕は黒がなかなか使えなくて、
困った。






自分達が絵を描き終わると
ようやく満足したのか
児童は、帰って行った。
そして、描いた絵をくれた。
いなくなったので
また一人で公園で絵の続きを描いた。




そして出来上がったので、次の場所に移動した。
児童のいない、こなさそうなところに移り
次の絵を仕上げて、帰宅した。

そんな本日である。
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隅っこ

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大人の人には
意味不明
生きる事への認識が甘すぎる

同い年の同じ性別の人達からも
そういわれるであろう

でも
確かに存在する現実の
それしかない脱出の方法。


その脱出路が
この世界の
片隅にあるのだということは

事実なのだし、

その世界には
あんたらもいるんだから
あんたらの現実でもあるのだと

指摘してみたところで
耳を傾ける素振りすら
してもらえないのは
解っているし

別に訴えたくもなく
共感して
もらおうとも思わないので

彼女達は
そっと
飛び降りた。

湿度が1パーセント違っていたならば
昨日が一秒だけ早く終わっていたなら
あなたにその役がまわっていたのかも
しれないだなんて、

考えもしないのだ。

コンビニエンスストアのレジで
読み取られるバーコード。
値段を伝える、表示器。

商品を確かめずとも
スキャンすれば、教えられて、
とても、便利。

なんで必要なのか
訊かれもしないから
買う方にとっても、便利。


これだけしかないから
まけてくれないか
持ち合わせがないから
半分だけ売ってくれないか
いっても
店長に掛け合うことすら
してくれないのは、


常識だから……
常識だから……


選択肢には入らないのです。


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5月1日開店

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photoshopをインストールしようとしたら
古いバージョンなのでインストールできないと
メッセージが出て、大変にショックな真夜中である。

しかしPDFをJPEGにしてくれる無料ソフトが落ちていたので
とりあえず、助かった。

5月1日のライヴで物販をしようと思う。
「俺たちの時代」というイベントは
昔(多分、20年前くらい?)
アリスセイラーと企画したイベントだ。
フォーク魂! LOVE & PEACE がテーマであった。

そして今、僕の中でまた空前のフォーク・ブーム
が巻き起こっているので
アマリリス【改】外伝 White Albumとして
音楽劇を書き下ろしてしまった!!

客入れのBGMまで自主的に作ってしまった。
全部がフォークソングではなく
T-REXやDOORSなども
選曲に入れているのだけど
やばい。このBGMはやばいw

14曲、74分なのだけど
途中からどんどんとアシッドになっていき
聴いていると、トランスしてしまう。

あまりにいいプレイリストなので
物販のメインにする
今回の
アマリリス【改】外伝 White Album
戯曲テキストを買うとオマケとして
欲しい人はもらえるようにした。

売ると怒られるので、オマケです。

音楽劇 アマリリス改】外伝 White Album
第1回公演 戯曲 初回限定版
typeA typeB 各500円



フォーク魂がテーマのイベントなので
物販もフリーマーケット魂
手作り魂をテーマにしました。

(ハンドメイドとか、いうな! 手作りなのだ!)

だから、単に物販じゃなく、お店を開くイメージ。
そしたらお店の名前を付けたくなって
イーハトーボに決めた。

更に、これまた自主的に
たいしてお客さんが来てくれるとも
思えないのにお店のビラをさっきまで
作っていた。





夜中にこんなものをせっせと作って
出来上がったビラを見て
自分で大笑いする。

真面目に小説だけ書いていろ!
と、ライヴをしたりこういうことを
するのを快く思っていない
読者の人達も大勢いるのはよく心得ています。

でも、こういうしょーもないことも
僕にとっては大切な創作活動です。
だから、しょーもなくて
お金にならなくて、認知されなくても
全力でやります。

自分で自分のことを
面白いなぁと思えないと嫌なのです。

文章だって、今は小説家の肩書きが
ついてしまっていますが
フリーペーパーをやりながら
ライター業をしていた頃と
特に意気込みは変わりません。

情報誌でお店紹介の記事を書いていた時も
小説を書いている時も
テンションは同じです。

一件につき2千円とかのお店紹介記事を
一回に10本とか20本とか
書いたからといって名が売れる訳でもなし
勿論、芸術になる訳もない
そのような文章にも
容赦なく自分の力の全てを注ぎこみます。

公平です。平等です。

何故なら、フォーク魂があるからです。

ボブ・デュランとかじゃないです。
ピート・シガーです。

明日は最終リハ。
帰ってきたら、
販売する戯曲のホチキス留めを
します。

自分で作ったイベント用の
BGMのCD-Rを聴きながら
せっせとホチキス留めを、します。




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