​​​​​​★便秘になるとアトピー症状が悪化するのはなぜ?

 便秘に悩んでいるアトピー性皮膚炎の患者さんは多いものです。また、便秘になるとアトピーの症状が悪化するという傾向もあります。これはなぜでしょう?

 便秘の人には、次の傾向のいずれかが当てはまります。

 

➀腸のぜんどう(蠕動)運動に問題がある

  “ぜんどう運動”とは、腸を伸び縮みさせる動き。この動きによって、腸は食べ物を移動させ消化していきます。

   ぜんどう運動が低下するほど、食べ物は腸内に停滞しやすくなります。食べ物が腸内にとどまる時間が長くなると、水分が必要以上に吸収されて便が硬くなります。さらに、食べ物が異常発酵(腐敗)を起こし、腸内環境も悪くなります。

➁肛門括約筋に問題がある

  肛門括約筋は、便の出口にある筋肉。直腸が拡張して便が下りてくると、肛門括約筋が反応して脳にサインが送られ、便意を感じます。肛門括約筋の反応が鈍いと、脳から排便サインが送られにくくなり便がたまりやすくなります。

③自律神経が安定してない

  交感神経が高まり過ぎると副交感神経が下がり、腸のぜんどう運動が低下して、便が出にくくなります。腸のぜんどう運動は、主に副交感神経によって収縮します。副交感神経が高まって体がリラックスモードになることで、便が出やすくなるのです。

 アトピー性皮膚炎の症状が悪化すると、自律神経のバランスは交感神経が高まった状態になっています。【交感神経が高まる→体が緊張する→腸のぜんどう運動が低下する→便秘になる】というサイクルに陥りやすいため、便秘と症状悪化を繰り返しやすいのです。

 

★腸内環境が整うとアトピーや糖尿病など様々な病気が

 改善される

 便秘を解消するにはどうしたらいいでしょうか?

そのカギを握るのが【腸内環境】です。

よく「腸内環境が悪い」などと言いますが、これは悪玉の腸内細菌(大腸菌など)が多い状態。

悪玉菌を減らし、善玉菌(ビフィズス菌など)を増やすことで、腸内環境が整います。

 腸の中には60~100種類ほどの腸内細菌が1.5キログラムも住んでいて、排出される便の半分を腸内細菌が占めています。

 

 腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類に分けられます。

善玉菌は腸の消化吸収を助け、免疫力(病気に対する抵抗力)を高めるなど体に有益な働きをします。

悪玉菌は、炎症を起こしたり発がん性物質を作る有害な菌。

日和見菌はその中間で、どちらか優勢になった菌の味方をします。

 

 腸内の善玉菌・悪玉菌・日和見菌の割合は2:1:7。

多数派の日和見菌がどちらの味方につくかで、腸内環境は決まります。

だから、日和見菌を善玉菌の味方にすることが、腸内環境を整えるポイントです。

 腸内の善玉菌を増やしていくと、副交感神経が上がるという動物実験データがあります。

つまり腸内環境を整えることで、自律神経のバランスも良くなるのです。

自律神経は血管の伸縮を支配しているから、バランスがとれることで体全体の血流が良くなり、糖尿病など様々な病気の改善に繋がります。

腸内環境を整えて便秘を治すことで、体全体のバランスが整っていくのです。

 

★腸内の善玉菌を増やすには?

 では、どうやって腸内の善玉菌を増やすのでしょう?

まず植物繊維を摂って腸内を掃除します。それからビフィズス菌などの善玉菌が含まれる食品(ヨーグルトや味噌などの発酵食品)や、善玉菌のエサとなるオリゴ糖などを摂って善玉菌を増やします。

 さらに根本的に腸内環境を整えるために、腸の蠕動運動を高めます。

ぜんどう運動が活発になれば、腸内の腐敗物は取り除かれるので、善玉菌が活躍しやすいクリーンな環境に変わります。日和見菌が善玉菌の味方につきやすい状況になれば、一気に腸内環境は整います。

 そのために必要なのは、腸のぜんどう運動を支配している副交感神経を高めること。

自律神経にはリズムがあり、このリズムをうまく活用することで、自律神経をコントロールし副交感神経を高めることができます。

 

★腸内の環境を整えて自律神経のバランスを整える

腸内環境のバランス,自律神経のバランス この2つのバランスを同時に整えることが

病気を治し、健康を維持する方法

◎腸内環境が良くなると腸における栄養吸収が良くなり、その結果血液の状態が良くなり

 自律神経が整いやすい。(人間において、大切なのは栄養の吸収)

◎自律神経のバランスのいい人は腸の状態が良く、自律神経のバランスの悪い人は

 腸の状態も悪い。

◎同じく、腸の状態がいい人は自律神経のバランスが整いやすく、腸の状態が悪い人は

 自律神経のバランスも整いにくい。

◎腸内環境が悪いと体はすべてが悪くなる負のスパイラルに陥り、反対に

 腸内環境が良くなると全身の調子がよくなる正のスパイラルが回り始める。

 

 

負のスパイラルも正のスパイラルも、そのスパイラルを回しているのは血液の質であり、血流

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そしてその血流をコントロールしているのが

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      自律神経

 

                                                 おわり

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