惚れっぽさ。

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移動手段である新幹線は、故郷の上田まで張り巡らされてほぼ20年にもなる。

弟子入りしたばかりの頃なんかは、上田から東京までほぼ三時間かかり、やはり「プチ覚悟」が必要だった。

 

高校で編入試験を受けに一人で長野から御茶ノ水まで出かけた時なんかは、まだ15歳だった。


怖かった。
道を聞かれても身構えたものだった。
「人を見たら犯罪者と思え」みたいなまるで犯罪者みたいな覚悟で東京に向かったものだ。
いまだにそんな気持ちが残滓のように心の中にこびりついているのは、むしろ覚悟の残り香のようで、だからこそ「お上りさん芸人」であり続けたいと思っている。

その反動からか、人に優しくされるととことん人を好きになってしまう。

 

交通機関が発達すると、芸人なんかは沖縄までもが日帰り圏内となり、泊まりの仕事は珍しくなりつつあるからか、一泊して仲良くなって楽しい空気を味わうと、もう惚れっぽさ満開、その土地が大好きになってしまう。

 

毎年お伺いしている大分は佐伯を筆頭に、今回やはり大阪がそんなエリアの仲間入りとなった。

泊まる度、その地方が、そこに住む人が好きになってゆく。

一泊したらその土地と愛人関係になるような感じか。

一泊は一発なのだ。

 

「惚れっぽさ」は「寂しがり屋」の裏返しだ。

対女性のみならず、俺は、男性も、そしてその土地にも惚れっぽさを発揮するタイプだ。


「お友達が多いのですね」と言われるのは、芸人だから当たり前なんだけど、ただ寂しがり屋なだけなのだ。

もっと売れたい❗️と常々願っているのも理由はそこなんだ。

 

「コミュニケーション能力を高める」なんて小難しいことを講演で喋ったりしてるけど、ただひたすらに寂しがり屋になればいいだけの話かもしれない。

 

惚れっぽくなることだ。
以前にも言った「スキを作ること」にもつながる。
実際惚れっぽい人の周りには、どんどん人が集まってくる。

 

いわば目指すは「プロの寂しがり屋」だ。

 

 

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アウェイ好き。

 

大阪二日目。

勤めていた会社の本社が京都だったせいか関西方面に知り合いは多い。

昨日は念願だったジュンク堂あべのハルカス近鉄店さまにてのトークショー&落語会でした!

吹き抜けのオープンスペースというのは落語にとってはかなりの過酷な環境だったけど、あのSBCラジオでの「隣でカラオケやってる中での落語」をクリアしてきた人間にしてみれば、楽勝でもあった。

 

とはいえ、場所は大阪。

かなりのアウェイ感満載の中、それこそあの「屋外生落語」で編み出した苦肉の策の「スケッチブックトーク」で掴みを狙った。


やはり、大事なのはアウェイなんだろうな。

アウェイも一つの無茶ぶりだった。

自分のファンしかいない場所だけでやっていたら、人間ダメになる。

 

師匠はアウェイ好きだったなあ。

 

「いいか、どんな場所でも落語をやれ。

ここではできませんと言った瞬間に負けだ」

ホテルの立食パーティーの騒然とする中、爆笑小噺をやって観客を引きつけたことがある。

「俺はキャバレー周りしてたからな、こんなもん屁でもねえ」

と、あっさりしたものだった。

 

「スケッチブックトーク」の後手応えを感じたのと、落語初体験の方がかなりいたので「転失気」。

そして、今回の仕掛け人でもある「本所おけら長屋」の作者、畠山健二さんとのトークショー、そしてサイン会。

20年以上ものお付き合いだから丁々発止で楽しいひとときでした。

客席には10年ぶりに会うワコール時代の後輩の川上君、33年ぶりに再会した高校時代の足立先輩もいらっしゃって、またまた打ち上げまでお付き合いくださり、旧交を温めることができた。

足立先輩には、素晴らしい写真をもらったことを思い出した。

初体験でした!

 

打ち上げまで時間があって、竜田屋というリーズナブルなのに美味い居酒屋はなんばグランド花月があるせいか、芸人さんのサインがぎっしり。

そして打ち上げは味園という、完全に昭和にタイムスリップした空間。

ここでは、日本旅行のサラリーマンでもあり、ローカルタレントでもある平田進也さんのステージが圧巻❗️爆笑❗️お見事でした❗️

 

二次会も総勢30名でからカラオケ❗️ペットショップオーナーの安藤さんを始めみなさん持ち歌豊富で、大阪人の心意気を感じた!

 

締めは「金龍」のラーメン。

 

大阪流フルコース、ありがとうございました❗️


気がつけばアウェイがいつの間にかホームになっていた。

 


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絵本作家ののぶみさん

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絵本作家ののぶみさんが、新刊を読んで感激してくださった。
さらにはご自身で

「大事なことはすべて立川談志に教わった」

も購入し、お読みいただき、面白かったとのこと!

わーい。

 

こちらのお方も天才なのだ😃

ありがとうございました!

 

 

 

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仕事と人生と。

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昨日は長野の民放勤務の方からいただいたお仕事で、長野の高山村の山田温泉での落語会だった。

某金融機関のお取引先様対象ということだったが、「経済評論家を読んでも『景気はますます悪くなる』というだけだから、だったら落語家さんに笑わせてもらった方がいい」とのことで、お招きいただいた。


「転失気」と「人情八百屋」の2席。


初心者の方もいて、喜んでいただけた。

 

付き合いが10数年にもなると、共通の知人の話題になり、プライベート版「あの人はいま」状況で会場までの往復の車中、有意義だった。

考えてみたら、こちらの局を始めいままでたくさん露出させていただいたんだよなあと改めて実感。

地方局の経営の苦しい中、よくぞ事務所にも入っていない俺を使ってくれたよなあといまや感謝しかない。

 

50過ぎると、仕事が自分に回ってくるメカニズムに気づく。

いろんな障壁を乗り越えて自分のところにやってくる仕事はどれにも慈しみを覚えるが、やはり「どうしても俺じゃないといけないから」という俺をプッシュしてくれた人の気概に触れるような気がしてたまらなくなる。

まして、事務所にも入ってないのだから。

 

入門前はおろか修行中でさえも、落語だけで食えるなんて思わなかった。

入門前はとにかく勢いだけだったし、修行中はそんなことを考えるゆとりすらなかった。

 

出会った人がすべて。
出会った人がマネージャー。

 

昨日宴会で隣に座ったその会の会長は15歳で浅草に修行に出たという。

怒られるだけで何も教えてくれなかったから、必死でいろんなことを覚えようとしたという。

徒弟制度は受け止め側の感受性こそすべてと分かち合う。

 

最近、仕事は「自分の人生は実は他人様のものなんだぜ」と教えてもらういいきっかけのような気がしてきた。

他者とリンクするのが仕事ならば、自分を始め、家族の生命線、そして私に仕事を寄越してくれる人の立場を考えると、どうやら私の人生は自分のものだけではなさそうだ。

熱心な天理教信者だった祖母が「身体は借り物だよ」と常々言ってたが、それに近い感覚かな。

この意識があれば少なくとも犯罪に手を染めるリスクは軽減されるのではないか。

 

お金と時間という人生で特に大切なものを賭けてまでして来てくれるのが、お客様だ。

そんなお客様が背負い込んでいるものを、少しでも軽くしてやるのが落語家の本当の務めなんだと思う。

これは本を書く際の原動力でもある。

他者の貴重なお金と時間を奪うんだから、やはりそれに見合う面白いものを書かないと。

 

 

 

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自分の興味の方向性は、やはり「江戸庶民の知性」にフォーカス出来ると確信。

落語はまさに江戸庶民の知性の産物だもの。

極論すればこれにフィルターをかけさらに敷衍させたものの代表例が「五日市憲法」とも言える。

江戸時代の信州青木村の百姓一揆の首謀者たちの残した辞世の句のレベルの高さも、根底でそれにつながっているはず。

 

仮説というか談志譲りの思い込みだけで本を書いてきたけど、今後その穴を埋めるのは、やはり学問という名の客観的データしかないのかもしれない。

大げさだけど、ここを抑えてしまえば誰もアプローチしていない領域にアクセス出来るはず。

 

食うための仕事を処理しながら、さらにそちらも網羅することができるか。

時間があるか。
ますますアクロバティックになってゆく。

絶対師匠が生きていたら「やれやれ❗️」と発破をかけてくれるはずだ。

基本姿勢は「庶民を侮るな❗️だ。

根っこは「日本大好き」という右翼的そのものなんだけど、

手法は「庶民のポテンシャルなレベルを信じる」という意味で限りなく左翼的なんだよね。

 

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物にも魂は宿る。

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パソコンのマウスが壊れた。
ほんとよく働いてくれた。
合計4冊の本を書いたがいつもそばにいてくれた。
右手は彼に完全に馴染んでいた。
きちんとお別れをした。
「ありがとう」
物にも魂は宿る。
やばい、また次男坊は泣くかもしれない。
壊れた冷蔵庫の後を追ってないた彼だ。
今日どうやって説明しよう。

 

新しくきたのがワイヤレスマウスくん。

前のマウスくんより、やや大きいかな。

 

「前のマウスより、少し大きいよね」
「同じじゃないの?」とカミさん。
「いや、大きいよ」
「おんなじよ」
「大きいって」
「変わらないわよ」

マウスが、

「チュー」。

 

 

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女子限定♡横浜読書会

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昨日は横浜読書会でした。
な、な、な、なんと、女子限定♥️♥️♥️♥️♥️

ご覧のように粒ぞろいの綺麗なお姉さん方❗️❗️❗️

かような形で作家さんを招いて自分の本の面白さを訴えられるのですから、作家冥利であります!

至福のひとときでした。

 

二時間しゃべりっぱなしで二次会まで全員の方がご参加。

 

落語会のお客様も確実に増えました。

 

こうやって本というのは本来お一人お一人に一冊ずつ売るべきものなのかもしれない。

 

主催の佐藤さん、ありがとうございました❗️

 

いい匂いでした❗️

 

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陸上のことなんか完全に不案内な俺は、中二病の中3の長男坊から知識を得ている。

トイカツさんからのご紹介でご縁があって北京五輪の400mリレーの銅メダリスト塚原さんとは仲良くさせてもらってはいるが、
「何言ってるんだよ、パパ、日本はいつも決勝には残るぐらいのリレーはお家芸なんだよ
とは初めて知った。

ついでにいうと「お家芸」という言葉を覚えたことにも、嬉しくなった。

 

バトンパスのレベルが世界最高峰とのこと。

これはやはり「お箸を使うから」なんだと思う。

細やかな作法は日本人の真骨頂なのはそういうDNAが受け継がれているからなのだろう。

ルール改正でバトンがあれより大きくならないことを切に祈る。

 

俺自身も愛用している「五本指ソックス」だが、

ヤンキース時代の松井選手もかなり好んでいたらしく、足の踏ん張りなど効能がかなりあるので、チームメイトに強く勧めたらしいのだが、やはり「履きにくい」とのことで定着しなかったらしい。

よくも悪くもアメリカ人は大雑把なのだ。

 

ミクロにこだわる日本人と五本指ソックスすらめんどくさがるアメリカ人。

無論一長一短だから、どちらが上でどちらが下というわけではない

精密機械のようにボールの配給位置までこだわる野球も、力対力のぶつかり合いの野球も、共に面白い。

スポーツはどこまでもおおらかなのだ。

 

大胆かつ繊細こそが面白い。

師匠も両方兼ね備えていた。

10円単位のことで、何時間も金融機関にクレームも入れていたこともあった(ちょい意味が違うかな)。
「『お先に失礼します』じゃねえ、馬鹿野郎!『お先に失礼させていただきます』だ!」
そのことだけで数十分怒られたっけ。

言葉はミクロにこだわれ。
それぐらい人は敏感に受け止めるんだ。

その言葉を生業にする人生を選んだのなら覚悟を持て

ここは他所とは違うんだ。

 

いまならそんな補助線も引きながら解釈できるのだが、その時分はもう全面的に受け止めるしかなかった。

泣きながら、耐えながら、あの頃は受け止めてきた。

 

お箸の国から生まれた文化たる落語は、まるでガラス細工のようでもある。

一言のさじ加減で、与える印象はまるで違ったものになってしまう。

過酷な前座修行はやはり合理的だったのだ。

 

談志イズムというバトンを受け継いだ弟子たちはそれぞれの思いを落語に反映させている。
無論落語に限らない。


バトンは魂だ。

受け継いだ人間は、渡してくれた人間が目の前でたとえ倒れて潰えたとしても、前を向いて次の走者に向かって走り続けなければならない。

リレーや駅伝が感動を呼ぶのは、人間の根源的な姿がそこに描かれているからだ。

 

バトンは何を意味するのか。
歴史、遺伝子、思い、価値観、こだわり。

誰から受け継ぎ誰に渡すのか。

 

「学校の先生って、尊敬したいか殺したいかどっちかしかいないよな」。

子供たちが笑う。

「環境保護、環境保護って言うけど、それは人類滅亡しかないからな」

「おう、そうだよね、パパ」

「師匠の言葉だよ」

「すげー❗️

 

バトンは確実に受け継がれている。


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怪我の功名、読書の時間

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体調不良につき、読書に勤しむ。

 


「メディアの怪人 徳間康快」(佐高信著)、読破。

いやあ、面白い❗️

言わずと知れた徳間書店のドン、出版界の風雲児。

「アサヒ芸能」、スタジオジブリ、大映、さらには逗子開成理事長まで務めた怪人の人脈はとどまるところを知らず。

緒方竹虎、中野正剛、小宮山英蔵(小宮山泰子さん叔父貴)、東海大学松前総長、そして田辺茂一、山口組三代目田岡組長。

 

また玄洋社につながるとはな。

 

「俺はいつだって、敗者復活戦を戦っている」。

このセリフにしびれた。


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作家の責任

テーマ:

新刊「『めんどうくさい人』の接し方、かわし方」がさらに100冊届いた。

 

すでに長野で100冊、こちらで100冊手売りしている。

今日届いた100冊も、75冊はご予約済み。

「本はまず作家が売るもの」というモデルを確立したい。

 

初版クリアーは作家の任務(というより責任)だと思う。

 

 


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