TOEIC(R)Test 満点続出の謎を解く!

TOEICリスニング満点続出のロングセラー英語教材「スーパーエルマー」の東京SIM外語研究所所長、ダン上野Jr.がお届けする英語最新情報!

【今日のテーマ】

●「SIM同時通訳方式」の素晴らしい世界

 リテンションの重要性


このところ「SIM音読」ついて何回かお話ししました。

それで「時制の一致」という本来のテーマを一時、お休みしました。

今日から「時制の一致」に戻ります。


この回は、retention(リテンション)の重要性について説明します。

リテンションとは「保持」することです。


日本人は英語を読んでいるうちに前のフレーズを忘れてしまいます。

この問題の解決法はただひとつです。

「忘れないような訓練をする」ということです。

「保持」の訓練ですね。


具体的に言うと前のセンスグループ(意味のまとまり)を意識します。

リテンションしながら読んでいく、ということです。

この訓練は、時制をしっかり把握する上で、とても重要です。

例文をご覧ください。

------------------------------------------
He said that the step I had taken was dangerous.
------------------------------------------

これをセンスグループごとに、文頭から読んでみましょう。

まず、S+Vで区切ります。

するとまず、He said「彼は言った」となります。

過去形です。

このセンスグループをしっかりとretenion(保持)します。

もちろん時制も含めてです。


ところで次の that以下の名詞節では a stepではなく、

the stepと theがついています。

ですから「その手段」は、すでに前に説明されているか、

あるいはこの直後に、形容詞節で説明されるのかのどちらかです。


ここではすぐ後の I had taken「私が採った」がthe stepの説明です。

そうすると、この had takenが過去完了形ですから、

「彼が言った」時点より前に「私が採った手段」であることを説明しています。


そして、その手段が「危険である」と言ったのです。

ここで was なので saidと同じ時点で「危険である」ことを表しています。

これらをまとめてみましょう。

---------------------------------------------------
He said …that the step I had taken …was dangerous.

彼は言った  … 私が取った手段は … 危険であると。
(過去)     (過去完了)     (過去)
---------------------------------------------------


ちなみに、was ではなくて、had been dangerous だったらどうでしょうか。

「彼が言った」時点より前の時点で「その手段は危険だった」となります。

ともかく最初の、He said が過去形であることを保持することです。

これがとても大切です。


そうしておいて、that以下で言われている内容が、

「その時と同じ時点のことを言っているのか」

「それより前の時点のことを言っているのか」

その時制を理解することがとても大切なのです。


以上、今日はリテンションの重要性についてお話ししました。

この能力は意識して訓練しなければ身に付きません。

リテンションができると英文がスラスラと理解できます。


…この続きは、また次回。

お楽しみに!
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