テーマ:作り話
2007年09月01日(土) 23時59分59秒

三人寄れば文殊の知恵

この物語はフィクションです。


--------------------

とある酒屋でのお話です。

酒屋の主人には三人の息子がいました。

息子達は高校を卒業しても毎日ブラブラしていて、主人は頭を痛めておりました。


そこで、主人は考えました。


小遣いは自分で稼がせよう。

店の商品を三人に渡し、売った分を小遣いにする。

そうすれば働くんじゃないか。


主人は三兄弟を集め、その旨を伝えると、当然三兄弟は反対します。

しかし、主人の意志は堅く、結局三兄弟は働くことになりました。


三兄弟はビールやジュースなどの飲み物を抱え、海にやってきました。

海水浴客に売ろうと考えたのです。


三人はそれぞれバラバラになって商品を抱え売ろうとします。

しかし、初めてで慣れていないために全然売れません。


炎天下で歩き回って喉が渇いた長男は、商品に手をつけようとします。

しかしそこで思い直し、ポケットマネーから300円取り出し、次男からビールを1つ買いました。


次男は売上があったことでちょっとやる気をだして、ビーチを走り回りますが、結局売れません。

炎天下を走り回り、のどが渇きました。

しかし、商品を手につけるのは勿体無いので、三男から買おうと考えました。

そして、ポケットを探るとちょうど300円あります。

三男からビールを1つ買いました。


三男は売上があったので俄然やる気がでました。

大声を張り上げ、アピールしましたが結局売れません。

喉を使いすぎてカラカラになってしまいました。

しかし、商品を手につけるのは勿体無いので、長男から買おうと考えました。

そして、ポケットを探るとちょうど300円あります。

長男からビールをひとつ買いました。


日もとっぷり暮れ、三人が集まります。

結局商品は完売でした。

兄弟は仲良く売上を三等分にして酒屋に戻りました。


酒屋に戻り、完売したことを父親に伝えます。

主人は「売上はいくらだ?」


三兄弟は手を差し出し、、、、、


手のひらには100円ずつ。

------------------------------


似たような話をご存知の方がいらっしゃるかも知れません。


AD
いいね!した人  |  コメント(3)  |  リブログ(0)
テーマ:作り話
2005年12月25日(日) 12時00分00秒

クリスマスプレゼント

あるところに仲の良い兄弟がおりました。


兄は病気がちで、特に冬場は寒さで病気がひどくなるといけないので一歩も外に出れないのでした。

それとは反対に弟はいつでも元気、生まれて今まで病気ひとつしたことがなかったのです。


弟は常に思っておりました。

自分の元気な体を兄にあげたいと。

自分が代わりに病気になってもかまわないから、兄には健康な体を手に入れて欲しいと思っていたのです。


そしてクリスマスの日、弟は枕元に白い靴下を置き、サンタクロースへのお願いを書いたメモをその中に入れました。


メモにはこう書いていました。

「兄を病気を治して欲しいです。僕の体を兄に与えてください。」


そこにやってきたサンタクロース、名前をだんご汁といいました。

弟のメモを見ただんご汁は、

こういう願いはかなえるの無理なんだけどなあ。

でも、この子、兄貴思いのいい子だし、なんとか叶えてやりたいなぁ。


そう思っただんご汁は携帯電話を取り出し、ある人物に電話しました。

・・・・


翌日、目覚めた弟。

周囲を見渡すと自分の部屋ではないことに気付いた。

どうやら兄の部屋に居るらしい。


おそらくサンタクロースが願いを聞き入れ、兄と体を入れ替えたに違いない。

兄はベッドのそばのいすに座っていた。

先に起きて来たのだろう。

弟が起きたことに気付き、こっちを見て言いました。


兄「これって、サンタクロースへの頼みごとかい?」

差し出してきたのは自分の書いたメモだった。


弟「そう、兄さんが元気になるにはこの方法がいいと思ったんだ」


兄「なんて馬鹿なことを!治るかわからない病気なんだぞ!」


弟「兄さんが苦しんでるのは見てられなかったんだ!」


・・・・・・・


そのころ、だんご汁は、、、、

一仕事を終え、ファミレスで和風ハンバーグを食っていた。

そこへ携帯へ電話がかかってきた。

すごい偉いサンタクロースの総元締めで上司の中尾彬(仮名)だった。


彬「おつかれ。」

相変わらず渋い声だ。


だんご汁「あ、おつかれさまです。」


彬「あんなことは今年だけにしてくれよ?」


だんご汁「すいません、無理言っちゃって。」


彬「まあ、いい子みたいだから願い聞いたけど、特別なんだからな。」


だんご汁「すいませんでした。まさか、願いを二つも願い書いてあるって思わなかったもので。」


そうです。

メモには二つの願いが書かれているとだんご汁は思ったのです。

そのどちらも叶えたのでした。


メモにはこうありました。


兄を病気を治して欲しいです。

僕の体を兄に与えてください。


つまり、兄の病気は治り、さらに体が入れ替わっているということなのです。




病気が治っていることを兄弟が知るのは、もうちょっと先のお話。


そして入れ替わった兄弟がこの先どうなるのか?

続きはまたの機会に。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
テーマ:作り話
2005年08月22日(月) 06時59分00秒

神社

ボツで未公開だったものを公開してみます。

かなりとちくるった内容です。

マジごめんって感じです。

フィクションです。


------------------------------


ある夏の夜、、、。


タカシは暑さで目がさめてしまった。

時計を見ると4時を回っていた。


誰かに見つめられているような感覚があり振り向くと、、、


そこには全身が黒の服を着た男が立っていた。

そしてその男は青白い顔をしており、色白。

黒い服のせいで、顔が中に浮かんでいるようにも見える。

かなりの大柄で、顔はどう見てもブサイクである。


タカシは驚いて、「だ、だれ!!」というと、その男は「俺は死神のだんご汁という者だ。」と答えた。

タカシはパニックで、おびえて大声を上げた。

部屋から逃げようと立ち上がろうとしたが腰が抜けているようだ。

その間、だんご汁と名乗った奴は静かにタカシを見ていた。


タカシは少し冷静になりだんご汁に話し掛けた。


タ「まさか、俺、死ぬの?」

だ「いや、おまえの恋人からの伝言を伝えに来ただけだ。」


内容はこうだ。


タカシの恋人であるマコは交通事故により3時間ほど前に息を引き取った。

そして、マコは思い残した気持ちが強すぎて成仏できないでいる。

成仏させるために、思い残したことをだんご汁が叶えると約束をしたのだ。


タカシは悲しみ、ひとしきり泣いた。

しばらくして落ち着き、だんご汁に話し始めた。


タ「マコちゃんの思い残したことって?」

だ「おまえら、恋人なのにキスもしてないそうじゃないか。マコはそのことを後悔している。」

タ「そっか、で、俺はどうすればいい?」

だ「今から6時間後、30分間だけマコに肉体を与えることにした。ただ、マコの魂を肉体に入れるには霊的に安定した場所ではならないのだ。その場所は、ちょっと遠いのだが南西に20キロほど行った神社がある。その鳥居の下だ。」

タ「わかった。」


・・・・


タカシは飛び起きた。


時計は7時を回っている。


タ「なんて嫌な夢だ、、、」


いつものように朝食をとり、学校に行く仕度をし、家を出た。

学校に着いて教室に入りマコを探した。

夢の話をしようと思ったのだ。


始業のチャイムがなるまでマコは現れなかった。

担任の教師が教室にはいってきたがどうも暗い雰囲気である。

教「実は昨日の夜、マコさんが自動車にはねられ、病院に運ばれましたが、そのまま息を引き取ってしまいました。」


タカシは夢のことを思い出した。

夢の中のことが本当なら、、、

タカシは教室を飛び出していった。


タ「だんご汁は6時間後と言っていたな。」

時計を見るともうすぐ9時。

あと1時間ほどしかない。

タカシは神社に向かって走った。


・・・・


マコは神社で待っていた。

タカシは来るはずと信じて。

マコは肉体を得て神社の鳥居の下で待っている。


しかし、10分たち、20分たち、、、


タカシはあらわれない。

マ「来てくれないのかな、、、」

マコは不安になった。

タカシは自分のことを好きだったのだろうか、そんな風に思ったりもした。


とうとう30分になってもタカシは来なかった。

マコは肉体を失い霊魂の姿となってしまった。


マ「タカシのばかー!!」

マコは泣いた。


マコは神社をあとにしようとしたとき、タカシは神社に現れた。

マコが肉体を失って5分以上経過していた。


マコは喜んだ、が、肉体は失っている。

霊に戻ってしまったマコをタカシは見えなくなってしまったのである。


タカシは周りを見渡しこちらに目線を送ると徐々に近づいてきた。

霊の自分は見えないはずなのに。


だんだんと近づく。

タカシは両手を広げ近づいてくる。

そして、マコを抱き寄せ、、、、


キスをした。


確かに感じる。

抱き寄せられている。

唇が触れ合っている。

柔らかい感触。


生まれてはじめて。

死んでるのに、と思うとマコはおかしかった。


唇が離れた。タカシは言った。

タ「おまたせ。」

マ「どうして?」


だんご汁はすぐ後ろに立っていた。


だ「タカシは、霊になってるのさ。霊同士なら触れるからね。」

マ「タカシくん、死んじゃったの?」

だ「実は昨日の夜にタカシと話したときに、タカシにお願いされてな、間に合わないときは自分から霊魂を抜いてくれと。」

タ「そういうこと。」

マ「えっ!やっぱり死んだってこと?」

だ「いや、一時的に抜いただけだ。タカシの体は、ここに向かってる途中の道で寝ているよ。」

マ「そっか、よかった。」

そうやってマコが安心したとたん、マコの姿は消えた。


だ「成仏できたようだね。」

タ「ありがとうございました。」

だ「これが仕事だからね。ま、忘れるんだけどな。」

タ「?」

だ「俺のことと、霊となってマコとあったこと、全部忘れてもらうよ。」


・・・・


タカシは立ち上がり、また走り出した。

マコが死んだと知って、教室を飛び出し、わけもわからず神社に向かっていた。

悲しかったが、なぜだか晴れやかな気分でもあった。


AD
いいね!した人  |  コメント(6)  |  リブログ(0)
テーマ:作り話
2005年08月16日(火) 17時39分43秒

蛙の娘

今回の話はフィクションです。童話風です。


ある山奥に魔女が住んでおりました。
昔は麓の村で家族と共に暮らしていたのですが、魔女のいたずらに困り果てた村人に追いやられ、一人山奥に住むようになったのです。


魔女には大柄で醜いが心優しき息子がおりました。
名前をだんご汁といいました。
だんご汁は、常に母のことを心配しており、時々会いにいっておりました。


だんご汁が魔女と会うことを村人は快く思っていませんでした。
だんご汁は村人からひどいいじめを受け、魔女と共に山奥に住むようになりました。


ある日のことです。

村長の美しい娘とその付き人二人が魔女とだんご汁の住む家に訪れました。
どうやら道に迷い、山奥をさまよっているうちに家を見つけたのでやってきたということでした。


もう外は日暮れです。

魔女は笑顔で言いました。
「あした、だんご汁が村まで案内するから今夜は泊まっていきなさい。」
村長の娘は感謝し泊まることにしました。

しかし、魔女は村長の娘と一行が寝静まったあと、村を追い出された恨みとばかりみんなを蛙にしてしまいました。
蛙になった村長の娘と一行はそのまま逃げてしまいました。

だんご汁は悲しみましたが、魔女を責めることは出来ませんでした。


数日後、蛙になった村長の娘は魔女の家に戻ってきました。
魔女の近くにいて元の姿に戻る方法を探ろうと思ったからです。

だんご汁は蛙を元に戻したいと思い、蛙に協力することにしました。
そうして蛙とだんご汁は共に行動するようになりました。


数年後、魔女は長年の腰痛がたたり、寝たきりになりました。
だんご汁の腰痛は遺伝だったのです。


死期を悟った魔女は、自分の力を息子に伝えようと考えました。
人間を動物に変える術をすべて伝えましたが、肝心の元に戻す方法を教えることはありませんでした。

魔女は知っていたからです。
だんご汁が蛙を元に戻そうとしていたことを。


そうこうしているうちに、魔女の最後の晩が訪れました。
だんご汁は元に戻す方法を聞き出そうと魔女に頼みつづけました。

魔女は言いました。
「もう最後だし、教えましょう。悲しい気持ちになって涙が出れば元に戻るのよ。」
そのまま魔女は息を引き取りました。


さっそくだんご汁は蛙に涙を流させようと、ほっぺたをつねったり頭をたたいたりしましたが、一向に泣くことはありませんでした。

だんご汁は涙を流しました。


魔女が死んだことを父に伝えるために、だんご汁は村に戻ってきました。
その肩には村長の娘の蛙がおりました。


父は魔女の死を悲しみませんでした。
そして、村人たちはたいそう喜びました。
だんご汁はそのことが悲しくて仕方ありませんでした。


だんご汁は村に住むことにしました。
魔女の行いの罪滅ぼしのために村の役に立とうと考えたからです。


村人たちはいまだに魔女をうらんでいました。
その矛先はだんご汁に向かいました。
村人はだんご汁をこき使いました。
畑仕事のすべてをだんご汁に押し付けて村人は遊び呆けました。
だんご汁は文句をいわず懸命に働きました。
蛙はだんご汁のそばを離れようとしませんでした。


村人は、だんご汁や蛙のことをしょっちゅうからかいました。
石を投げたり棒で殴ったりなどしょっちゅうでした。

だんご汁は蛙のことを気遣い離れるように言うのですが、蛙はそれでも離れようとしませんでした。


ある日の夜、だんご汁は閃きました。
そのことを蛙に言いました。
「私が死んだら悲しむかい?」
蛙は答えませんでした。


だんご汁は山へと走りました。
蛙は止めるために追いかけましたが蛙の足では追いつくことは出来ません。


蛙はやっとのこと山を登り、だんご汁を見つけました。
だんご汁は崖下で冷たくなっていました。

だんご汁は崖の上から飛び降り死んでしまったのです。


蛙は泣きました。
涙を流しました。

そして、村長の娘の姿に戻りました。


村長の娘が村に戻り、村人と村長はたいそう喜びました。
しかし、村長の娘は夜になると毎日、だんご汁のことを思い出し泣くのでした。

村長はなぜ泣くのかと娘に聞きました。
娘は言いました。


「蛙の姿のままでもよかった。だんご汁といっしょにいるのが幸せだった。」

と。

蛙が村長の娘であったこと、だんご汁が娘を元に戻すために死んだこと、村人が蛙をいじめたときにだんご汁がかばっていたこととを、このときはじめて村長と村人は知るのでした。

いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。