Dandeらいおん夏月のブログ

Dandeらいおんの活動報告や被災地の声
ボランティアを通して出会えた人の紹介
日々思う事、感じたことを書いていきます


テーマ:

第3回

◇未来へつなぐ被災地の声◇

~3.11を経験した
私達にできること~


愛ちゃんと初めて会ったのは昨年4月

インターネットでボランティア関係のサイトを探し、DandeらいおんHPへ辿りついた愛ちゃんから

『何かお手伝いがしたい』と連絡をもらったのがきっかけでした

すぐにコンタクトを取った一番の理由は‥家が近かったから(笑)

と言うのは半分冗談ですが、近くなので時間の調整は簡単でした


そんな愛ちゃんの第一印象は優しそうな女性


それもそのはず‥
愛ちゃんは保母さんをしていた経歴もあり、子どもと接することが多かったんだそうです


愛ちゃんがDandeらいおんを選んだ一番の理由も、Dandeらいおんが子ども支援をしていたから‥

もう一つは、私たちが当時支援していた仮設住宅が、仙台市南小泉という身近な場所だったため


ただ‥


既にその時私は、南小泉から手を引くことを考えていたんです


みなし仮設ということもあって、長きに渡り支援の手が届いていなかった南小泉も、震災から1年が過ぎてようやく

多くの団体にその存在が知られ

もう私たちのような小さな団体が支援をしなくてもいいと思えるくらい、多くの支援団体が訪れるまでになっていたんです



私が次の支援先として考えていたのが、現在も頻繁に訪問している登米市横山の仮設住宅


やはり支援の手が行き届いていない場所‥

津波による多くの被害を受けた、あの南三陸町から避難して来られた方々が入居している仮設住宅でした


仙台から登米市までは、高速道路を使っても車で1時間半以上の距離があります



家庭の主婦であり、小さなお子さんを持つお母さんでもある愛ちゃんには厳しいかと思われましたが


お手伝いしたいとの意思は揺るがなかったようです(*^^*)



同年6月‥
登米市横山幼稚園跡地仮設住宅で行ったボーリング大会

そこには、汗だくになりながらも笑顔を絶やさない愛ちゃんの姿がありました


あれから9ヶ月

愛ちゃんはDandeらいおんの主要メンバーとして様々な活動に参加して来ました


紙芝居や絵本作りでは元保母さんの本領を発揮し、私たちの良いお手本となってくれましたし


仮設のイベントでは力仕事も何のその(笑)


そして‥語りべプロジェクトにも参加してくれました



そんな愛ちゃんから相談を持ちかけられたのは、今年に入ってすぐのことでした


『以前私が住んでいた街、千葉県秋津市で語りべさんの講演をしてほしい』




愛ちゃんが宮城に越して来たのは一昨年の秋、震災から半年が過ぎた頃だそうです


それまで住んでいたのが千葉県秋津市


秋津市もやはりあの震災で被害を受けた街で、震災後は特に防災に対して意欲的に取り組んでいるそうです


ただ‥


愛ちゃんが宮城に来て初めて目にした被災地の状況は、それまで愛ちゃんが持っていたイメージを覆すに充分な物だったのでしょう


そして、活動を共にすることで初めて知った‥語りべさんが伝える辛く悲しい現実


一人でも多くの人に伝えたい


防災意識の高い街だからこそ、同じ悲しみを繰り返さない様に‥



愛ちゃんの想い、熱意は痛いほど伝わってきました



でも‥正直
難しいと思いました


講演を行うには、クリアしなければならない問題が多過ぎるんです


会場の手配にしても、お客さんを集めるにしても、何の伝手もない場所で行うのは難しいと予想できますし

更には宿泊先の手配から経費の捻出‥残念ながら私たちのような小さな団体に出来ることは限られています



残念だけど‥


熱い想いが人を動かす
奇跡を起こすことって‥

そう言えば私たち


これまで何度も見て、感じて来たんですよね



消極的だった私に愛ちゃんがもたらした知らせ



友人、知人の伝手を辿り、会場の手配からサポートして下さる方々をも探して来た愛ちゃん



その熱意に応えたい
そう思いました



不安がないわけではありません

でもこれまでだって、自信満々なことなんてなかったですから


いつだって、何をするにも不安と背中合わせ‥


皆様から応援が送られて来て、人々の笑顔に出会って、初めてほっとして




今回は愛ちゃんに任せてみよう


そんな風に思ったのはきっと、愛ちゃんにも知って欲しかったからだと思います


想いが伝わった時の、言葉にならない感動や気持ちを‥


3月10日
早朝8時30分






今回も語りべを務めて下さる佐藤さんとの待ち合わせ場所は、東京行きの新幹線の中でした


新幹線のホームを乗り場へと歩いていると、こちらに向かって元気良く手を振っている人影が‥



(夏^^)
誰?



(愛ノД`)・゜・。
あさみんだぁ♪



あさみんがお見送りに駆けつけてくれたことで緊張の糸が緩み、胸がいっぱいになりました



あさみん、ありがとう
頑張ってくるよ♪






東京駅ではかつみさんがお出迎え



かつみさんには講演時に使う映像など、主にパソコンの操作をお願いしたところ、二つ返事で駆けつけてくれました



(夏^^)
おかげで迷子にならずに済むね



(愛´`)
いつも頼りにしてます♪





会場に到着すると、やはり緊張してきました


ちらほらと住民の皆様が集まり始めると、愛ちゃんも緊張を隠せない様子


落ち着いて座っている佐藤さんとは対象的に、落ち着かない様子でうろうろ(笑)


実は今回、愛ちゃんにはDandeらいおんを代表して挨拶をしてもらうことになっていたんです


私は今回高見の見物‥だったら気が楽だったんですが


実は‥私は佐藤さんと同じく語りべを務めることに(^_^;)



緊張もピークに達した頃


あさみんから電話が


『絶対大丈夫だからねっ
間違っても伝わるから!!』


あさみんの声を聞いたおかげでしょうか?


緊張がふっと解けた気がしました


がんばろう!!


全員の気持ちを1つに会場に向かいました



会場のテーブル席には約70名の方が着席されていました






まずは今回の講演会を主催して下さった『秋津まちづくり会議』の方の挨拶があり


続いてDandeらいおん、愛ちゃんの挨拶です





一見堂々と、平静に見えた愛ちゃんでしたが‥

原稿を持つ手がぶるぶる震えているのがわかりました



それを見て更に緊張が高まってしまい

実は後の事。ほとんど覚えてなかったりして‥(^_^;A




佐藤さんは3回目ともあって、3人の中では一番落ち着いて見えました





会場の方々も、一語一語を確認するように聞き入ってらっしゃいました






メディアでは伝えられなかった震災直後の避難所の様子

佐藤さんご自身の体験談に涙される方もいらっしゃいました




佐藤さんの次はいよいよ私の出番




私が、自身のことをこんな風に言葉で話すのは初めてだったかもしれませんね


これまで『被災地の声』そして『被災地への贈り物』『Dandeらいおん夏月のブログ』でお伝えして来たこと

伝えたいことはたくさんありますが、全てをお話しするには時間が足りませんから(^_^;)












今回は親戚の娘‥ルイの事を中心にお話しさせていただきました


こみ上げて来る感情を必死で抑えながら、言葉に詰まりながらではありますが

私なりに精一杯お伝えできたと思います


もう誰も、同じ悲しみを繰り返すことのない様に‥


講演の後は質疑応答の時間が設けられました


過去に津波の経験もあり、防災に関しては積極的に取り組んで来たはずの南三陸町‥

にも関わらず、甚大な被害が出たのは何故か?

過去の教訓を得て避難訓練等をしていたのに活かされなかったのは何故か?



次々に質問が上がりました



実際は、人々の予想をはるかに上回る津波が押し寄せたんです


訓練を活かし
迅速に避難したのに

避難場所として指定されてあった建物ごと‥流された所もあったんです


知識や情報だけでは対応できない、体験した人にしかわからないものがあると感じました




緊急時にはリーダー的存在が必要だと言う訴えに対して


各自治会に自治会長がいるのに何故機能しなかったのか?という質問もありました


緊急時に、避難したその場所に、必ずしも自治会長などのリーダー的存在の方が避難しているとは限らないんです




生命の危機に晒された時、悲しみと絶望に苛まれた時

人は時として理性を失ってしまうことがあります

思いやりや優しさを忘れてしまうことがあるんです


私が住んでいる身近な場所でも、火事場泥棒のような悲しい事件が相次いでいました

私が訪問した避難所に初めて救援物資の毛布が届けられた時‥

人数分用意されてあったはずなのに、貰えなかった人がいました



私自身が届けた、皆様から頂いた衣類に下着


お1人1枚‥


守って頂けない方がいました



私は心を鬼にして、歯をくいしばって‥

震えながら、時には泣きながら叫びました



『ルールを守れない人には渡せません!!』



誰か1人でも、例えばそれが私の様な女性であっても、声を張って叫べば気付いてくれる



そう言った意味でも

声を上げる存在、リーダーを決めることはとても重要だと思うんです


質疑応答に続いて行われた防災ワークショップでは

今後大地震が来た時にどんなことが予測されるか、日頃どんな防災対策をしているかなど各テーブルごとに発表されました


秋津地区の問題としては液状化、橋の損傷による孤立などが揚げられ、橋の安全点検や強化を自治体にお願いすることなどの意見も出ました



皆さん防災意識は高く、ほとんどの方が食糧の備蓄や家具の転倒防止措置をされているそうです


他には、お年寄りや赤ちゃんがいる家庭を調査してマップを作ったり

SOSカードを配布し、万が一の時に窓に出してもらうなどしているところもありました





最後はとても和やかな雰囲気で地域のコミュニケーションも深まった様に思います


最後に‥
3.11の慰霊祭で使用する、キャンドルを灯す紙コップの灯篭にメッセージを書いて頂きました





今回、私自身が語りべを務めたこともあって


(夏;^^)
本当に頭の中が真っ白で‥


覚えていないことも多くて、上手にご報告できたか自信がありませんが、少しでも伝われば嬉しいです




お伝えした通り、今回は愛ちゃんが頑張ってくれました


最後に愛ちゃんからのメッセージ、ご紹介したいと思います




今回の講演会のきっかけは、被災された方にお話を伺ったり、沿岸部の光景を目にしてふと

「習志野の皆は大丈夫かな?」と思ったことからです


習志野も被害はあったけれど、日常を取り戻し防災意識も薄れているのではないか?

海も近いしとても心配になりました



習志野の友人に講演会をしたいと相談したところ、地元の『秋津まちづくり会議』の方々にお招き頂けることになりました


当日まで皆で何度も何度も原稿を練り上げ、どうしたら思いが伝わるか考えました

語り部の佐藤さんも遠くから来てくれました


なっちゃんは今回初めて語り部をするということで、自分の気持ちを整理しながら向き合うことは辛かったと思います



原稿を読んで

「自分も被災者なんだ」って
気づいたんだよね


「自分より大変な人がいる、悲しい思いをしている人がいる」って

夢中でやってきたのだと思います


今回講演して自分の思いを語れて良かったね

本当に二人とも自分の事は返り見ず、人の事を思ってがむしゃらに行動して、本当に凄いと思っています


講演に来て下さった方は防災意識も高く、皆さん真剣にメモを取ったり頷いたり、涙を流されて聞いていらっしゃいました

現実を知り心を痛めた方もいらっしゃったと思いますが、お伝えできて良かったと思います


ただ一部ではどうしても伝わらないものもあると思ったのが正直な感想です

体験者と体験者でない方との感覚のずれ‥当然かもしれません


まさか自分のところでは起きないだろうという心理もどこかにあると思うのです

だからこそ繰り返し繰り返し伝えていかなければいけないと思いました




「語る度ににつらい思いをするだろうに、私たちの為に話してくれてありがとう」


「被災地の実情を知って号泣しそうになりました。貴重な体験談でした」


「辛い体験を話すのは辛いと思うけどたくさんの人に聞いてもらいたい」


など感想を頂きました



秋津の関係者の皆さん、住民の皆さん、ありがとうございました


これからも地域のつながりを大切にして素敵な街であってほしいと思います


遠くから皆さんの幸せを願っています


最後に今回の企画を任せてくれた代表、なっちゃん、ありがとう


手伝ってくれたメンバー
応援して下さるたくさんの皆様

ありがとうございます


これからもよろしくお願いします



Dandeらいおん 愛


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