1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2011年03月06日(日) 13時34分35秒

MafiaⅡ 感想

テーマ:レビュー
$dmkm: FPS Syndrome

MafiaⅡを打開したのでレビューします。
難易度はハードでプレイしてクリア時間は約11時間でした。どれくらい街をぶらつくかで変わりますが大体10~15時間くらいでクリア出来ると思います。

2002年リリースされた前作は濃厚なストーリー、美しい街並みと理不尽な難易度のミッションに多くのバグがあるという歪なバランスが特徴でしたが、今作は一言で言うとかなり「優等生」な作り。グラフィックは一流で街の雰囲気は非常に素晴らしい。他のゲームでは代わりが見つからない位素敵。キャラクターの造形もリアル。そして銃撃戦は流行りのカバーアクションタイプになりました。Gears of Warで爆発的に広まったカバーアクションタイプのTPSは、上手く機能しているのもあれば半端無く酷い物もあるが、今作のそれはかなり当たり。カバーアクションに入るプレイヤーの動きが大変良く出来ていて、銃弾がかすめた時に怯んだりといった動きがいちいち格好良い。壁やそこらへんにある物が次々と壊れたりで派手だし、敵の被弾モーションも良く出来ていて銃撃感も良く爽快感がありました。もうまるで映画の中で戦っているようでした。体力は自動回復ですが、ダメージを受けると回復する最大値が減ったり、敵の一発のダメージが大きいので、油断すると直ぐ死んでしまうのでバランスは取れていると思いました。

また今作は銃撃戦の他に素手による格闘戦も用意されていますが、ボタンの押しっぱなしで攻撃を避けて、弱攻撃か強攻撃で相手を削る非常に簡単な物です。ボタンを押しっぱなしにするだけで全ての攻撃を避けるしどの敵もパンチがワンパターンなので殆ど負けません。一定まで削るとボタン連打でバットマンみたいなトドメがさせます。格好いい。

難易度も前作と比べればかなりまともになっています。詰むところは殆ど無いしヒントも表示されるので迷いません。オートセーブ、チェックポイント方式で大きく戻されることも殆ど無い。一部思ったより戻されて困る所があったが。ムービーがスキップできるのも便利でした。

ミッションは普通の銃撃戦以外にも格闘やカーチェイス、尾行やステルスパート等様々でそのバランスは良く出来ていると思いました。

キャラクターはとにかく主人公のVitoが格好良すぎました。軍隊あがりで滅茶苦茶強いし度胸もあるしでやばい。相方のJoeはイイヤツだがお調子者でヘマをするタイプでしょうか。なんというかGTAⅣのニコとローマンを思い出してしまいます。というかストーリー的にも二人で貧乏からお金持ちを目指す話だしGTAⅣをかなり意識していると思います。

しかしどうも今作のストーリーはGTAⅣを意識しすぎているのか、マフィアというよりかはまるでGTAのような、ギャングっぽい事をしながらドタバタで成り上がっていくような感じで、イマイチ理想のMafia像とは違っていました。前作はチャプター2から早速マフィアの一員として活動出来たのですが、今作はマフィアになるまでの過程を描いている感じで、GTAのような犯罪行為をして金を稼ぐ展開が続きます。マフィアになれるのはゲームの3分の2を過ぎた辺りからで、しかもそこからは早足でストーリーが進んでいくので、やっとやりたかったマフィア生活が出来ると思ったら気付いたらゲームが終わってたって感じになりました。私的には前作のようなどっぷりとしたマフィア生活が出来ると思っていたので、今作のGTAのような展開はあまり望んでいませんでした。また、前作のストーリーは非常に納得するものできちんと「完結」していたのですが、今作は後半が急ぎ足過ぎるし終わり方もハッキリとしたものではなかったのは残念です。それでもここ最近のTPSの中ではかなり良く出来ていると思います。

また、今作は10時間という長くないプレイ時間の間に無駄な場面が多いと感じました。特にチャプター6は最初から最後まで格闘戦しか出来ず、「格闘戦をプレイヤーにやらせたいがためのチャプター」にしか見えず、さらにその格闘戦自体が面白く無いので面倒でした。またその次のチャプターが一切戦闘の無い、運転だけのチャプターなので尚更退屈です。面白いミッションも多いのですが、それと同じくらい退屈なパートも多いので、周回プレイする気は起きません。

MafiaⅡはオープンワールドですが、GTAでいうサイドミッションは一切ありません。メインミッションの合間は自由に街を走り回れるし、服屋や武器屋で買い物をしたり飲食店で食べたり飲んだりすることは出来るのですが、目的はメインミッションを進めること以外ありません。これは前作も同じで、Mafiaシリーズはオープンワールドを「自由のためのオープンワールド」でなく、「ストーリーのためのオープンワールド」として開発されているためです。そのためただメインミッション以外にやれることが無く、コンテンツ不足と言うのは不適切かもしれませんが、2002年に出た前作がそうだったから今作もそれで許されるかというと、そうでもない気がします。様々なレビューサイトでコンテンツ不足が指摘されているように、私ももう少しMafiaⅡの世界で何かしたかったと思いました。まぁ、DLCを買ってプレイしろということでしょうかね。


総評
良い点
爽快感の有る銃撃戦 +40点
綺麗なグラフィック、作りこまれた街の雰囲気 +40点
良く出来たストーリー +20点
親切設計で丁度良い難易度 +10点
主人公Vitoの格好良さ +10点

悪い点
退屈なパート多すぎ&長すぎ -10点
面白くもない格闘戦オンリーのチャプター6、その後のチャプター7の存在 -10点
マフィアというよりかはGTAなストーリーだった -10点
マフィアになってから終わりまでの展開早すぎ -5点
オープンワールドでもう少し何かしたかった -5点

評価 80/100


冒頭で書いたようにとても優等生なゲームです。
不満点は有っても技術的にも内容的にもとてもレベルが高いので、あまり気にせずに楽しめます。
難易度も優しい方なので、シューティング初心者にもオススメできるゲームだと思います。


MAFIA II 日本語版
MAFIA II 日本語版
posted with amazlet at 11.03.06
イーフロンティア (2011-03-18)
売り上げランキング: 485
PR
2011年03月03日(木) 01時00分50秒

マウス ZOWIE GEAR - ZOWIE EC2 Black レビュー

テーマ:レビュー
製品についての詳細
ZOWIE GEAR - ZOWIE EC2 Black - マウス | wasd.jp

SpawNやHeatoNといったCS1.6の有名プレイヤーと共同で開発していることで有名なZOWIE GEARがリリースしたゲーミングマウス。EC1、EC2の2種類にそれぞれBlackとWhiteという色違いがある。EC1とEC2は大きさの違いでEC1はDeathAdderに似た大きさで、EC2はWMOやXaiに似た大きさになるのだろうか。色はBlackが上側の表面がラバーコーティングされている物、Whiteがクリアコーティングされている物という違いが有る。どちらもサイドはDeathAdderのようにツルツルである。私はDeathAdderより一回り小さいマウスが欲しく、ツルツルするクリアコーティングよりもラバーコーティングの方が良いと思ったのでEC2 Blackに決めた。

今までのマウス使用履歴は
IMO→IE3→MX518→DeathAdder といった感じである。
今回は前に使っていて、見た目も良く似ているDeathAdderと比較してレビューしようと思う。
長文になるのでめんどい人は最後の総評だけ読めば良いと思います。

使用期間:記事書いた時点で約2ヶ月


形状
形状はDeathAdderよりさらにIE3に近づけたような感じで、DeathAdderより癖が無い。DeathAdderはサイドの窪みが急だったのだが、ZOWIE ECは窪みが丸く穏やかな形状をしているので、誰でも握りやすくさらに万人向けになった感じ。私的には薬指、小指が置きやすくなったと感じた。持ち上げる際も力を入れず事無く楽に持ち上がるので問題無し。縦が短いので尻が手のひらにぶつかって窮屈になるということも無いので、かぶせ持ちはもちろん、つまみ持ちや爪立て持ちにも対応していると思う。

重さは4gamerのレビューによると本体のみで94~97gらしい。(ちなみにEC1は100~103g)これはDeathAdderやIE3より軽くXaiよりも僅かに軽い。私は軽いマウスというのは一つのアドバンテージだと思う。

上の表面はラバー加工だがDeathAdderより滑らかな感じ。私はかぶせ持ちじゃないがホールドはしやすいと思う。サイドはDeathAdderと同じくツルツル。ツルツルに慣れていない人は要注意。

クリック部分はDeathAdderより遊びが無くて押しやすい。ただ無いわけじゃないのでタップ撃ちはMX518とかの方がやりやすく感じる。サイドボタンはDeathAdderより小さい。奥のサイドボタンは親指を少しずらすだけで簡単に押せるが、手前の方は少し押しづらい。サイドボタンの押しやすさはDeathAdderの方が上。

ホイールはDeathAdderと同じく安っぽい回し心地。刻みと刻みの間隔が大きく、引き込まれる力も弱いのでぬるっと回る感じであまり気持ちの良い物ではない。刻みと刻みの途中でホイールが止まるということも起こるが、これは狙わないと起こらないので大丈夫だろう。1つ回そうとして2つ回っちゃうことは無いし、ホイールクリックは横幅が大きいおかげで押しやすかったりと、回し心地は良くないがゲームをプレイするにあたっては問題無いと言える。

ちなみに初期ロットではホイールを上に回した後に下に回すと、1回分が反応しなくなるという不具合があったが、現在は改善されています。

コードは布じゃなくて普通のビニールだが、細くて柔らかいので使っててコードが気になるって事はない。

私的にはDeathAdderも好きだし、サイドボタンはDeathAdderの方が上回っているのだが、万人向けである点も含めてトータルでZOWIE ECの方が優れていると感じた。


センサー
センサーは光学式。DPIはマウスの裏に付いているボタンを押すことで500、1000、2000の中から選べる。私は普段は2000DPIでゲーム内の設定でマウスの感度を落としきれない時にDPIを変更するというように使っている。マウスをひっくり返さないとならないため流石にゲーム中には使えない。500、1000、2000DPIというのはあまり他のマウスでは聞かないので、他のマウスから移行する際に違和感を感じるかもしれない。

ポーリングレートはデフォルトで1000Hz。一応サイドボタンを押したままUSBを挿すことで500Hzで動作するらしい。やはり1000Hz(1ms)となると125Hz(8ms)と比べて反応速度の違いを感じる(気がする)。設定しなくてもデフォルトで500Hz以上になってくれるマウスは嬉しい。ちなみにサドンアタック等では照準が波打つらしい。

センサーの性能は光学式の中ではトップクラスだと思う。今のDeathAdderにも搭載されているRazerの3.5Gセンサーは高性能なもののリフトオフディスタンスが長い問題とマウスパッドとの相性によってセンサーが正常に動作しないという問題が様々なゲーマーから指摘されている。ZOWIE ECはマウスパッドをあまり選ばず、大体のマウスパッドで動作するはずである。私が使っているARTISANの飛燕やRazer Goliathus Speed、SteelSeries QcKで問題は無かった。ただ飛燕以前のARTISANでは問題があるそうだ。

リフトオフディスタンスはMX518やDeathAdderより明らかに短く、光学式のマウスの中では非常に優秀。

直線補正は有りでかなり強めなタイプ。無効にする方法は無い。

私は3.5Gでない旧式のDeathAdderしか持っていないので、どちらのセンサーが良いかは解らない。3.5Gでも相性の良いマウスパッドを選べば非常に優秀だし、リフトオフディスタンスは確かに長いが、プレイスタイルによって関係が無くなる。さらに3.5Gセンサーは直線補正が無いので、直線補正を好まない人にはZOWIE ECは使えないことになる。


その他
ZOWIE ECにはドライバが無い。ドライバが邪魔だというゲーマーには最初から1000Hzで動作もするしありがたいと思うのだが、そうでない人にとっては不便だと感じるだろう。サイドボタンにキーを割り当てたりするには別のツールを使わなければいけないし、ドライバ側でマウス感度を調整できないので、ゲームに十分なマウス感度の設定が無かったり、ゲーム以外の操作となると、コントロールパネルでの大雑把な感度調節に頼ることになるので不便だ。

ソール部分は上と下に大きいソールが貼られている。滑り心地はなかなか良く専用のソールを買わなくても布製のマウスパッドなら暫く問題は無い。ちなみに専用のマウスソールは今の所ZOWIE GEARがリリースしている。

総評
良い点
☆非常に持ちやすい形状(自分の中では一番の持ちやすさ!)+60点
◎コードが細く柔らかい +20点
◎マウスパッドを選ばずリフトオフディスタンスも短い優秀なセンサー +30点
○軽い +10点
○良好なクリック感 +5点
○最初から1000Hzで動作 +5点

悪い点
×手前のサイドボタンが(DeathAdderに比べて)押しにくい -10点
×DPIが2000、1000、500しか選べない -10点
×ホイールが安っぽい -10点
×ドライバが無い -10点
△直線補正が切れない

評価 90/100


ドライバが無いのは人によってはむしろ良い点に入るかもしれないが、一般プレイヤーにとっては有るに越したことはないし、私的には不便だったというのが一つの理由。もう一つはドライバが無いのにDeathAdderと殆ど同じ値段(6200円、AmazonだとDeathAdderの方が安い)なので欠点にしました。私的には冒頭で書いたようにDeathAdderより一回り小さいマウスが欲しかったのでまさにぴったりといった感じで、非常に素晴らしいマウスだと思いました。購入を考えている人は恐らくDeathAdderとどちらかにするかで迷うと思うのですが、実際に店で持ちやすさを比べてみる他に、メインで使っているマウスパッドがDeathAdderで使えるのかとか、マウスを良く持ち上げるのか(リフトオフディスタンス)、直線補正の有無といった部分で比べると良いと思います。またサイドのツルツルが駄目という人はRazerがサイドをラバー加工にしたDeathAdder Black Editionを出すのでそちらに注目すると良いと思いますよ。

ZOWIE GEAR ZOWIE GEAR マウス EC2 BLACK
ZOWIE GEAR
売り上げランキング: 24228


ZOWIE GEAR ZOWIE GEAR マウス EC1 BLACK
ZOWIE GEAR
売り上げランキング: 11608
PR
2010年07月12日(月) 01時59分56秒

Tom Clancy's Splinter Cell: Conviction レビュー

テーマ:レビュー
$dmkm: FPS Syndrome

ブログのヘッダーやtwitterの背景に使用しておきながら、今まで購入すらしていなかったSplinter Cell: Convictionですが、Gamesplanet UKで£17.49で売っていたので購入。プレイしました。

Convictionは、今までのSplinter Cellシリーズから方向性が大きく変わっており、かなりアクション寄りになった。Mark & Executeを使った瞬殺、Last Known Positionを使った戦術等が今作の大きな新要素になっている。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

射撃精度が悪く銃で照明を壊すのにも苦労したり、一対一の銃撃戦でどっこいどっこいだったりした、今までの戦闘力のないサム・フィッシャーとは違い、今作のサム・フィッシャーはまるでサイヤ人のようである。年を取っているのにアサシンクリードの主人公のように素早く移動し、一度敵を近接格闘で倒せばMark & Executeで周囲の敵をまとめて一瞬で撃ちぬくことが出来る。体力は低いが自動回復するし、拳銃は弾が無限に有ったりする。

敵がプレイヤーを最後に見た位置が解るLast Known Positionシステムが有るように、もはや敵に気付かれるのは当たり前みたいになっており、プレイヤーは自然とBatman Arkham Asylumのように動きまわり、敵を倒しながらMark & Executeを狙っていくといった、ゲリラ戦的な展開になる。

一応ステルスプレイも出来るのだが、敵を倒して進むのが前提なレベルデザインになっているし、後半は敵が一度に5、6人以上配置されたり、壊せない照明が増えるといった何時もの鬼配置が始まるので、完全なステルスプレイは無理。出来たとしてもとてもつまらない。やはり本作は積極的にMark & Executeを狙い、敵を華麗に倒していくのが正しい楽しみ方だろう。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

本作はGhost ReconやRainbow Sixが大きく変わった時のように、今までのファンからはかなり賛否両論。これはもうSplinter Cellじゃないという意見も有るが、私がストーリーモードを最後までやった感想としては、これは方向性が大きく変わっただけで中身はちゃんとしたSplinter Cellだった。

本作のサム・フィッシャーは非常に強力で、銃撃戦も出来るバランスだが、普通に銃で敵を倒しているだけでは本作はかなりつまらない(実際、銃撃戦だけのイラク編はかなりつまらない)。これは本作が銃撃戦をするためにレベルデザインをされているわけじゃないからだ。本作は殆どの場所でMark & Executeやガジェットを使って華麗に打開することが出来るようにレベルデザインがされており、これを意識すると今までのパズルゲーとしてのSplinter Cellが見えてくる。本作は今までの敵に気付かれないように切り抜けるパズルゲーから、敵に気付かれないように一人目を格闘で倒し、Mark & Executeを狙うパズルゲーに変わっただけである。Mark & Executeは、格闘で敵を倒せたことのご褒美なのだ。一見難しそうな場面では決まって何処か最適なルートが用意されており、終わったあとに気付いて後悔する辺りも、今までのSplinter Cellから変わっていないのだ。

私的にはサム・フィッシャーの格好良いアクションと、Mark & Executeの爽快感、クオリティの高いレベルデザインと演出に満足した。特にサム・フィッシャーのモーションは見ていて気持ちが良く、無駄に歩き続けたくなるのは私だけではないはずだ。(歩きモーションが非常に格好良い)

映画的な演出も良く出来ている。壁などに目的や動画が表示されるビジュアルメッセージシステムは、下手にムービーを挟むことが無いし、自然と目的が解るのでテンポを損なわずに済む。またサムの心理的な描写も出来ていたりする。本作の映画的な演出で最も素晴らしいと持ったのは最初の導入部分で、プロローグとチュートリアルを上手く兼ねていると思った。最近のゲームでここまで自然に上手くチュートリアルを行っているゲームも無いんじゃないだろうか。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

本作はCo-opストーリーが復活しており、シングルとは別のキャンペーンを二人で協力プレイが出来るようになっている。カオスセオリーのような協力アクションは無くなっているが、非常に面白い。プレイヤーが二人居れば、当然敵の数も2倍くらい配置されており、シングルより派手なステルスアクションが楽しめる。敵の数が増えたこともあって、シングルよりもマップが広めになり、ルートも複数用意されているので、カオスセオリーのCo-opのように様々な戦法が出来たりと自由度が高い。シングルは途中で長い会話シーンや尋問パートが有って何回もやるとダレると思うのだが、Co-opではそういった物はかなり短めになっているので、スピーディに進んだりとテンポも良い。

ボリューム不足と言われるが、シングルだけで6~7時間、Co-opもストーリーだけで5時間以上はかかるし、その他にもハンターモードなども有るので、合わせれば決してボリュームが少ないわけでは無い。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

本作の欠点として、敵の頭が悪いことを挙げる人が多いが、これも私がプレイした限りではあまり感じ無かった。そもそもステルスゲーで頭の良いAIというのをあまり見たことが無い。ステルスゲーは敵の頭をわざと単純にしている物が多いからだ。逆に頭を良くし過ぎると満足なステルスが出来ずにクリアが困難になると思う。

また暗闇に居たり、上にぶら下がっていたりすると直ぐ近くを通られても気付かれなかったりするのは、頭が悪いというよりはステルスゲーの仕様である。これがクソなら、敵が全く上を向いてこないBatmanはとんでもないクソゲーになってしまう。

ただ、終盤に登場する強力な敵兵(という設定)でも、装備が良いだけであまり賢さを感じさせないのは不満だった。どうせならもっと積極的に追い詰めて苦しませて欲しかったのだが。

その他に私が感じた欠点としては、トム・クランシーシリーズの伝統なのか、相変わらず一部の武器が最強&それ以外の武器はどれを使っても同じというバランス。拳銃は6種類有るが殆ど一択になる。メイン武器はそもそも使う機会があまり無いので殆ど趣味で選ぶといった感じだ。といってもメイン武器もガチで行くなら選択肢はあまり無いかと思われる。また、少々ガジェットが強すぎると思った。強化した手榴弾系が強力過ぎる。このゲームは楽な手段を選ぶよりも、格好良いプレイを求めることで面白くなるタイプのゲームなので、自制が必要だ。

もう一つ、ゲーム内容とは直接関係の無い部分なのに、これが一番の欠点なのだが、UBIは相変わらずオンライン関係がクソである。新しいDRMは起動するたびに一々面倒なランチャーが立ち上がるし、UBIとのオンライン接続が常時必須で、途中で接続が切れると再び繋がるまでシングルすら出来ない。Co-opはマッチングとプライベートマッチしかないし、上手くマッチングされるまで時間がかかる。しかもゲーム中に接続が切れてメニュー画面に戻されたりする。チャットはボイスチャットのみでテキストチャットが出来ないなどと酷過ぎる。Co-op自体は非常に面白いのにどうしてこうなった。勿体なさすぎる。あとCo-opは過疎ってきたし、同期を取る関係か、海外の人とやるとFPSがかなり落ち込むので、Co-opをやるなら仲の良い友人を用意するべきである。


私的には周りのConvictionに否定的なレビューを幾つか見てからプレイしたので、思っていたより面白かったというのが素直な感想。従来のSplinter Cellのファンから不満が出るのは理解出来るが、映画的な演出で純粋にゴージャスなゲームとしても楽しめるし、ステルスアクションとしても高いレベルだと感じた。

$dmkm: FPS Syndrome
かなり感心したチュートリアル部分。

$dmkm: FPS Syndrome
全く必要なかったイラク編。ゴージャスなディナーを満喫していたのにいきなりファーストフードを食べさせられるような感覚だった。
PR
2010年06月17日(木) 04時00分00秒

未来のFPS Another Day (アナザーデイ) クローズドβ レビュー

テーマ:レビュー
$dmkm: FPS Syndrome

未来のFPS Another Day(アナザーデイ) 公式サイト

・2010/06/10よりクローズドβ開始
・プレイヤー名「駄目クマ」、10時間程プレイ
※クローズドβにつき内容が大きく変わる可能性があります

■今までのオンラインFPSとは違う"未来のFPS"

久々に気になるオンラインFPSが登場した。しかも日本では5月に入るまで全く知られていなかったFPSである。突如発表されたこのFPSは、スポーツ系+SF系という珍しいジャンルである。海外のFPSでは何も珍しくないのだが、韓国では圧倒的に現代戦がブームであり、日本にやって来たオンラインFPSも殆どが現代戦を扱う物だった。

Quakeの開発に関わった人が制作メンバーにおり、ゲームエンジンはFEARで有名なLithtech Jupiter EX。日本ではクローズドβ開始時から多くのイベントを用意。やる気が感じられるし、多くのFPSプレイヤーから注目されているFPSである。

内容は現代戦FPSとは大きく異なり、インパクトブースターによる高速移動、クローク、味方の回復など、SFらしい要素が含まれた非常にテンポの速いFPSとなっている。また、Co-opモードも実装されている。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

■スピーディで快適な戦闘。爽快感の有るインパクトブースター

まずこのFPSには三種類の兵科が存在する。戦闘重視の"アサルト"と、狙撃とクロークの"スナイパー"、支援と機動力の"サプライヤー"だ。

今までのオンラインFPSは、多くが"移動速度が遅い"こととそれによる"待ち伏せ最強"という問題に苦しめられてきた。理想は待ち伏せに対処出来るような手段とマップデザインだったのだが、これが上手く成功したFPSは少ない。オンラインFPSをプレイした人なら、部屋の中に入った瞬間解らない所からヘッドショットされる、少し体を晒しただけで遠くからスナイパーライフルで狙撃されるといったことを多く経験しているだろう。

Another Dayはそれを高速移動、クローク、味方の回復といった能力で対処を可能にしている。ダッジジャンプ、ウォールジャンプは憎きスナイパーの照準を高速ですり抜けられるし、アサルトとサプライヤーが使えるインパクトブースターは照準の遙か上を通過出来る。クローク機能を使えば(現時点では気付かれ易いが)気付かれずに通過したり、安全に覗き見をすることが出来る。サプライヤーが使える味方の回復能力は、待ち伏せした敵から不意に大ダメージを受けるといった事故を無かったことにすることが出来る。

これらのアクションは簡単に発動出来る上に非常に使い勝手が良い。特にインパクトブースターは非常に素早く空を飛ぶことが出来るので爽快感が高い。またこれらのアクションにより戦闘に高さの要素が生まれている。もはや頭の位置に照準を置いて横方向にAimするだけでは勝てなくなったのだ。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

銃は連射すると弾がバラけて当たらなくなってくるので射撃感についてはリアル系とスポーツ系の中間といった感じだが、インパクトブースターを使用しててもある程度は当たるようになっており、止まって撃った方が強いというようにはなっていない。ガンガン動きまわって、撃ちまくって良いバランスだ。

私的にはこのインパクトブースターを使ったスピーディな戦闘と射撃感にハマっている。グラフィックは優秀なゲームエンジンを使用しているおかげで平均以上だし、負荷も軽くストレスを感じない。ただインパクトブースターが思ったより上に高く飛んでしまい、天井やちょっとした物に引っかかって止まってしまうのが気になるので、もう少し使い易くして欲しい感じだ。

細かい点については、クローズドβの時点で設定が充実しているという点。マウスのサイドボタンに割り当てられるのはもちろん、移動キー2度押しによるダッジジャンプの判定になる間隔を調整出来るのは良く解っている。オンラインFPSには敵と味方の区別が付きにくい物があるが、Another Dayは味方が青く光って表示されるので解りやすいのも地味に好印象だ。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

■バランスのとれたゲーム内容。装備は気になる点も
このゲームのバランスは今の所良く出来ている。アサルト、スナイパー、サプライヤーという3つのクラスはどれも長所と短所が存在し、一部のクラスが非常に強いというありがちな感じにはなっていない。ゲームモードは「デスマッチ」、「爆破」、「CTF」が実装されているが、どれも人気が有る。爆破は攻守が交代出来るようになっているし、CTFに関しては、初めてオンラインFPSでまともなCTFをプレイしたような感じだ。マップデザインもデスマッチ用のマップに面白くないものが含まれているくらいで今のところは悪い印象は無い。サプライヤーによる味方の回復が場面によっては非常に重要なので、スポーツ系にしてはチームワークも求められると感じた。

アイテムに関しては期間購入方式を採用している。武器はアサルトライフル、サブマシンガン、スナイパーライフルと現代戦FPSらしい特徴が有るので解りやすい。ヘッドショットが重要なので、サプライヤーが扱うサブマシンガンでも十分に勝てる可能性が有る。スナイパーライフルは一撃必殺の物が既に登場して賛否両論だが、高速移動が可能なこのゲームで胴体一撃じゃなかったら誰も使わない気がするので仕方が無いだろう。アサルトは後述するアーマー次第で生き残ることも可能だ。一部の武器にはアタッチメントが装着出来るようになっており、グレネードランチャーやスコープ等が一つ付けられるようになっている。私的にはグレネードランチャーに期待していたのだが、直撃させないと上手く倒せず、難しい印象を受けた。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

装備は武器だけでなく、アーマー、ヘルメット、バックパックを装着することが可能。それぞれ防御力や移動速度、持てる武器スロットの数に影響する。インパクトブースターやクロークが出来る装備と出来ない装備が有り、出来ない物はその代わりに高い装甲や持てる武器の数が増えるといったトレードオフの関係になっている。

装備に関しては二つの気になる点が有る。一つは装備に階級制限が設けられている点。これは階級が高いほど性能の良い装備が使えるようになっており、階級の差で性能に大きく差が出てしまうんじゃないかという点。これはFPSプレイヤーからはあまり好まれない要素である。もう一つはバックパックで拡張されるスロット数さえ余っていれば、メイン武器は幾らでも持つことが出来るという点。勘の良い人は既にスナイパーライフルを2丁装備して撃つ度に素早く切り替えて使っている。1丁持ちより素早く撃てているようなのでこれは改善する必要が有るだろう。

これらの装備を維持しようとするとポイントを多く消費しそうな印象で、正式サービスで実装されるであろう課金アイテムを含めると、どうなるのか不安要素ではある。

dmkm: FPS Syndrome $dmkm: FPS Syndrome

■Co-opは不満が残る出来
Co-opはクローズドβの時点では正直期待外れで残念だった。Lithtech Jupiter EXエンジンといったらFEARの非常に頭の良い歩兵AIが特徴で、Another Dayにおいても歩兵との戦闘に期待していたのだが、敵がヴァイパーという恐竜のような敵にされてしまい、突っ込んでくる敵をただ撃ち倒すという劣化シリアスサムのような状態になっている。プレイヤー数も3人までと少ない。内容的にも特にここが面白いという点が無く、ポイントと経験値が非常に多く貰えるという点が無かったらもう殆どプレイされていなかっただろう。スナイパーが遠距離から援護したり、負傷した味方を助けたりといった協力要素が求められる展開が欲しい。このゲームはCo-opを重要視するのか、チュートリアル的な要素で終わらせるのかどうかは解らないが、これからの質の高いマップが出てくることに期待したい。

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

dmkm: FPS Syndrome dmkm: FPS Syndrome

■運営の対応は非常に素早い

クローズドβが始まってから約1週間となっているが、バランス調整の反映が非常に素早い。始まった直後は移動速度の遅さとスタミナが低いことにより、肝心のダッジジャンプが扱い辛かったり、スナイパーに撃たれやすかったり、CTFがグダグダといった欠点が有ったのだが、15日に移動速度1.4倍、スタミナの増加といった調整が実施された。私はこのレビュー記事で、移動速度とスタミナの件を不満点として挙げようとメモってた所だったので驚いた。またリスポーン後の無敵時間を短くすることも予定されており、ユーザーからの要望に対する反映が素早い印象を受けた。

■追加すればする程面白くなる段階。素材は良いので運営に期待

クローズドβをやってみた感想としては、スポーツ系FPSとして難しすぎず、爽快感の高いFPSに上手くまとめているという印象。これ以上素早くしても初心者が付いていけないし、適切なバランスだと感じる。今までのオンラインFPSをプレイしてきた身としては、テンポの速い戦闘とスナイパーが強すぎないバランスが非常に嬉しかった。ゲームエンジンを含めて素材は良いので、今は装備やマップを追加すればする程どんどん面白くなっていく状態である。重要なのはオープンβから正式サービスに移行するまでの間で、ここの運営次第でこのゲームが化けるかどうかが決まるだろう。私としては今までのオンラインFPSと比べても完成度が高く、優秀なスタートを切っていると思うので期待している。オンラインFPSでは長い間サドンアタックが一強となっているが、スポーツ系FPSということで共存しても良いのではないか。難しいとは思うが、願わくはサドンアタック並の人気を得て、サドンアタック一強の時代を今年こそは終わらせて欲しい。

未来のFPS Another Day(アナザーデイ) 公式サイト

$dmkm: FPS Syndrome $dmkm: FPS Syndrome

$dmkm: FPS Syndrome
2010年06月13日(日) 02時42分43秒

エンコードテストにosu!の動画とか

テーマ:レビュー
この前久しぶりに動画をエンコードしようとしたらエラーを吐いて出来なかったので、今日暇だったのでPeerCastでTF2の大会実況配信を見ながら、エンコーダの再インストールをしたりして解決させた。そのついでに色々寄り道してみた。

私がニコニコ動画時代からエンコードに使用しているのはMediaCoderである。0.6.1時代からアップデートをしていなかったのだが、どうやら最近は最新版でも比較的安定しているらしいので最新版を入れてみた。今は0.7.3番台になっているようだが、特に使用感は変わらず。NVIDIAのCUDAを使った高速エンコードに対応しているが、現時点では不安定なようなので使わず。

その他に、エンコーダとして有名なSUPER CGOM ENCODERをインストールして使ってみた。

使用感比較
・MediaCoder
$dmkm: FPS Syndrome

日本語に公式で対応。エンコードに必要なコーデックは最初から導入されている。対応しているコーデック、エンコーダの数が一番多い。非常に細かい設定が可能。何も設定しなくてもエンコードは成功するとは思うが、ちゃんと使うには少し知識が必要。といっても日本語だし敷居は低い方。多くのコーデックに最初から対応しており簡単にエンコード出来ることから、入門用として奨められることも多い使い易く優秀なエンコーダだと思う。

何時の間にかFirefoxが無くても詳細設定が開けるようになっていた。クリッピングや字幕が使えるようだが字幕に関しては使ったことが無いので解らない。クリップは細かい時間移動が出来ないので使い辛い。

・SUPER ゥ
$dmkm: FPS Syndrome

MediaCoderと違って一つの画面でコーデックの指定からビデオ、オーディオの設定、エンコードまで行えるので非常にシンプルである。ただし日本語化は不可。基本的なコーデックは全て揃えている。Hi Quality、Top Qualityといった設定が有るが良く解らない。ビデオビットレートは大体設定した値より大きくなる。エンコードが終わると大きな音がする。色々と使い辛い。これを使うならMediaCoderを使った方が無難だと思う。

・GOM ENCODER
$dmkm: FPS Syndrome

非常にシンプル。基本的なコーデックは全て揃えている。エンコーダは指定出来ない。設定が解らない人向けにに大量のプリセットが用意されており、一切設定しなくてもそれなりの動画をエンコードすることが出来るようになっている。自分で設定することも出来るがMediaCoder程自由な設定は出来ない。

とにかく解りやすく、誰でもインストールから3分程でエンコードを開始することが出来るくらい簡単。クリップは0.1秒単位の細かい時間移動が出来るので非常に便利。


動画
・SUPER ゥ
めんどくさかったので途中でやめてしまった。

・MediaCoder


・GOM ENCODER



どちらもエンコードには3分程かかった。MediaCoderと比べてGOM ENCODERでエンコードした動画はブロックノイズが多いし色もあまり綺麗じゃない。一応ブロック除去というオプションも有るのだが、それを有効にすると文字が潰れてしまってどうも駄目だった。更になんといっても無料版のGOM ENCODERは右上にロゴが載っかるのだ。これが嫌いな人は多いだろう。

といってもここまで簡単にエンコードが出来てこの画質なら十分という気がする。実際もっと汚いと思っていた。クロップや結合も簡単に出来るし、入門用としてはこれが一番お奨めだと思う。正直ニコニコ動画やYoutubeの小さい画面ではちょっとした画質の違いなんてあまり気にならない人が多いだろう。これ以上の画質を望み、さらに右上のロゴを外したいという人はMediaCoderとかを使うと良いと思う。

[PR]気になるキーワード

1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>










  • SEOブログパーツ