3週間もの間
インターネットが使えず
やっとここに戻れました。


久々の更新です。



突然ですが

「スキャット」をご存知ですか?


「スキャット」といえば
由紀さおりの「夜明けのスキャット」とか
スキャットマン・ジョンの「スキャットマン」など
どなたにも心に響くスキャットソングが

きっとあるはず。


「スキャット」は
主にジャズで使われる歌唱法で、
例えば「シャバダバ」とか
「ドゥビドゥビ」など


意味のない音をメロディに合わせて
即興的に歌うこと。


ジャズ・ミュージシャンの
ルイ・アームストロングが
広めた歌唱法として知られています。


「夜明けのスキャット」もそうですが、
歌謡曲にスキャット風味を
プラスした曲といえば
沢田研二の「酒場でDABADA」が
すぐに思い浮かびます。


1980(昭和55)年に発売されたこの曲は
阿久悠作詞、鈴木キサブロー作曲。


やはりスキャットの部分が心地よく
たまに歌いたい曲の1つです。



歌番組で司会の堺正章に
「DABADA DI DI DABADADIDA…」
のスキャットが
「沢田デンデンムシ食べた」
に聴こえると言われ
実際に「♪沢田デンデンムシ食べた」と
歌ってみせたという逸話があります。



歌というよりも
BGMという捉え方のほうが
よいのかもしれませんが


1965(昭和40)年から
1990(平成2)年までの
25年間に渡り放送され深夜番組
「11PM」といえばオープニングで流れていた
「11PMのテーマ」。


三保敬太郎作曲で
正式な曲名は「ウィシャバダ」。


歌っているのは

スキャットの女王と言われ、
「アルプスの少女ハイジ」の
主題歌「おしえて」を歌っている
伊集加代子。


♪シャバダバシャバダバ~

収録時間2分のこの曲
CD化されていまして
今聴いても懐かしさとともに
心地よく響きます。



そんなスキャット歌謡の
心地よさを味わえる曲が
今年1月に発売された
荒木とよひさの「シャバダバダ」です。


3000曲以上も手掛けてきた
作詞家としての活躍は
言うまでもありませんが、


最近は70代のシンガーソングライターとして
注目を集めています。


「東京タワーが雨に泣いている」や
「酒とバラの日々」「ちょっとイイ女」など
エルダー層の心に響く楽曲をリリースし続け、


大人の恋心をくすぐる
ラテンタッチのこの曲で
さらにファン層の拡大を狙っています。


大人が楽しく歌い、踊れ、弾けられる
ラテン系の曲が歌いたくて作ったとされるこの曲は
もちろん作詞は荒木とよひさ、


作曲は、藤谷美和子、大内義昭の
「愛が生まれた日」の作曲で知られる羽場仁志。


曲先で作られたと言われる
「シャバダバダ」は
デモ音源に作曲家が仮で入れた
擬音語の響きに触発され
「♪シャバダバダ~」という言
葉が
まず浮かんだそうです。


サビの
「赤い 赤いリンゴが眠ってる」
のフレーズが
作詞者自身気に入っていると
言っていますが、


たしかにイマジネーションが広がる
魅力的なフレーズだと思います。


リズムノリもとてもよく、
歌いやすさ、歌い心地もいい
「シャバダバダ」。


幅広い層のカラオケファンに
おすすめの楽曲です。


LIVE DAM限定かもしれませんが

本人出演のカラオケ映像が

ノリノリでいい雰囲気を出しています。