ダムオヤジの歌探し、生きがい探し

ジャンルを問わずに好きな歌を紹介する、自称「ソングソムリエ」。歌にこだわりを持ち続けるdam-oyajiの、歌満載の気まぐれブログです。


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「東京慕情」というタイトルで
思い出すのは
1984(昭和59)年に発売された
桃井かおりの「東京慕情」。


作詞三浦徳子、作曲筒美京平。


1981(昭和56)年に
資生堂CMソングのレコード化として制作された
「メイク23秒」のB面収録曲でしたが、
1984年、TBS系列の
本人主演ドラマ「林真理子の星に願いを」の
主題歌として使用されたのを機に
シングルA面での発売になりました。


桃井かおりの曲で
わりと知られているのは
荒木一郎作詞作曲の
「バイバイ子守唄」ですが、


この「東京慕情」も
けだるくせつない独特の雰囲気の曲を
桃井かおりがつぶやくような唱法で歌っていて
印象に残っています。


その「東京慕情」とは
まったく違った味わいの同名楽曲が
先週発売されました。


本間由里の「東京慕情」。


実は昨年11月に
横浜のある店で
本間由里のミニライブがありまして、


以前、記事にした「千年の想い(記事はこちら )」をはじめ
カヴァー7曲も含めてたくさんの曲を
聴かせていただき
改めて彼女の歌唱にハマりました。


で、その際に
できたばかりの歌があって
気に入っています、ということで


この「東京慕情」のひと節を
アカペラで歌ってくれました。


♪ 荻窪の路地裏で仔猫が生まれた~


斬新な歌いだしに惹かれて
発売を待っていましたが、
やっと発売されました。


作詞は「千年の想い」と同様に
作詞門谷憲二、作曲編曲は川村栄二。


門谷憲二は以前の記事でも紹介しましたが


布施明「君は薔薇より美しい」「カルチェラタンの雪」
佐藤公彦「通りゃんせ」
西島三重子「千登勢橋」

木の実ナナの「うぬぼれワルツ」
丹羽応樹「こおろぎ橋」
テレサ・テン「ジェルソミーナの歩いた道」など


鋭い感性が魅力的な
70年代の日本を代表する作詞家の一人。


本間さんに話を伺ったところ
門谷憲二さんはお仕事の関係で
ずっと作詞をされていない期間がありましたが、
辞められた後は作詞家としての活動を
積極的にされるようになったようで、


昨年秋に紹介した
西島三重子の「池上線ふたたび」の
作詞もされていました。


詞は出だしの「荻窪」をはじめ、
東京の地名は


他にも
「月島」「新橋」「阿佐ヶ谷」「品川」
「等々力」「大森」「浅草」
「亀有」「両国」「赤羽」「原宿」
「芝浦」「日暮里」と23区14か所。


そして多摩地区の「小平」「秋川」まで。


全部で16か所。


1フレーズごと
それぞれの場所で起こる出来事が
たんたんと並べられていて
サビ前は、短い映像を
カット繋ぎしていくような展開。


♪ それぞれの心 それぞれの想い
   置き去るように 時は流れる~


さまざまな場所でさまざまな出来事があり
東京という街の人それぞれの心模様。


喜び、悲しみ、くやしさ、怒りなどを
押し流してしまうように時は流れて


♪ あかね雲ゆく この空の下
   静かに暮れる 東京慕情


CDに添えられた一文は
「なぜ東京がこんなに切なく、
温かく感じてくるんだろう…」。


曲のコンセプトも
かなり異色ですし、
この詞の世界観が好きです。


曲は、ハスキーながら

心地よい揺らぎ感のある

本間由里の声と歌唱を
一番よく知っている川村栄二ならではの
ポップス演歌風。


16部音符を畳み込むように
展開するメロディは
詞にしっかりとフィットして
本間由里の味わい深い歌唱を
際立てています。


こんな曲を待っていた方が
意外と多くいるような気がしますが
いかがでしょうか。



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