~あなたには櫻の季節の大切な思い出がありますか~


これから何年二人して
櫻を見るのでしょう?


2011年、大人の桜ソング誕生!


そんなキャッチコピーが
この曲のリリースを伝えています。


元旦に放送されたNHKの正月時代劇「隠密秘帖」に
引き続いて土曜時代劇「隠密八百八町」の
主題歌に起用され、2月2日に発売された
ふくい舞の「いくたびの櫻」に
注目が集まっています。


去年の秋頃から
この曲をプロデュースされている
川添象郎さんのアメブロ「象のブログ」を
興味深く拝見させていただき、
ずっと楽しみにしていました。


ご存知の方も多いと思いますが
YMO、荒井由実をはじめとした音楽プロデュースや
ショー、イベント、店舗、TV番組などをプロデュース。


常に時代を先取りされてきた方です。


最近では、2008(平成20)年にリリースされた
青山テルマ feat.Souljaの「そばにいるね」の
プロデューサーでもあります。


ふくい舞(といっても先日までは福井舞でしたが)は、
2008(平成20)年に「アイのうた」で
デビューしたシンガーソングライター。


無名の新人ながら「アイのうた」は
TBS系ドラマ「恋空」の主題歌に起用され
オリコンチャートの上位にランクイン。


この年の日本有線大賞、日本レコード大賞の
新人賞を受賞しています。


若い層をターゲットとした楽曲ではありましたが
切なげな独特の声と歌唱か魅力的で
注目していました。


4枚目のシングルとなる
この「いくたびの櫻」リリースにあたって
福井舞からふくい舞に表記を変更。


J-POPと演歌・歌謡曲の垣根をなくして
若い層から40代以上のエルダー層まで
世代を超えて伝わる楽曲での
再スタートとなりました。


作詞は、赤い鳥「翼をください」
江利チエミ「酒場にて」
GARO「学生街の喫茶店」
小柳ルミ子「瀬戸の花嫁」などを手がけた
大御所の作詞家、山上路夫。


作曲、編曲、サウンド・プロデューサーは、
1970年代より40年間、シンガーソングライターをはじめ、
ピアニスト、作曲・編曲家、プロデューサーとして
活躍する日本のポップス界のマエストロと称される佐藤博。


青山テルマ「そばにいるね」では
編曲、サウンド・プロデュースなどを手がけています。


桜は、日本を代表する花であり、
はかなく美しく咲いて散ってゆく花に
日本人は人生観を重ね合わせ、

桜の歌に共感を覚える。


桜をテーマとした曲には
名曲がたくさんありますが、
今年は間違いなくこの曲だと思います。


シンプルではありますが
日本人の心の奥底にある心情を
美しく表現した深い詞と
心地よいメロディの壮大なバラードは

ふくい舞のせつない歌声にぴったりとマッチして
聴き手の心に響きます。


桜の新しいスタンダードソングとして
歌い継がれていく曲になるでしょうか。


楽しみです。