覚えてないフリをするので精いっぱいでした。

こないだドラマか映画で過去にタイムスリップするとかってヤツを観たんですよ。
アレね、考えただけでもゾっとしますよね。

もしもですよ、呑んだ帰りに乗った電車。
降りた駅が30年前の同じ駅だったりするってのアレは困りますよ。

30年前の東京にタイムスリップしても、どこへ行けばいいの？
そもそも改札降りようとしてスイカとか差し出したら、そんなのない時代ですからね。
じゃあ、しょうがないってお金を入れようとしてもその頃って千円札、野口博士じゃないでしょ。
夏目文豪ですよ。

エラーではじかれる。
偽札かと疑われる、改札かれ出れない。
まぁ、偶然落ちてた切符を拾って改札を出たとしますよ。

しかし、帰る家がないがな。
親戚かて東京になんていてへんがな。
偶然、だれかの親切で泊めてくれる？
ないない。ないがな。

ポッチャリしたオッサンが困った顔してても誰が泊めてくれますの。
何にも起きない。
もしもバブルとかで盛り上がってたとしても興味ないし。

そういう過去にタイムスリップした時のリスク対策って
どうしたらエエんやろね。
旧札をいつもポケットに入れとくとか？
いやいやいや。

ホンマ困るよね。
もう過去は振り返らない、前だけでエエわ。
そう思いましたよ。

ま、ない話なんですけどね。


自由が丘あたりで呑んでます。

自由が丘、焼鳥が喰いたいなという話になって
こちらのお店にお邪魔してみました。





カウンターだけの細長いお店。
うまい具合に中ほどに席が空いてました。

それで麻雀パイが揃うみたいにピッチリとカウンターが
埋まりました。
え？　麻雀パイみたいってどういうことやねんって？
いやぁ、ワシってチーソーみたいな体型みたいやから・・・
違うか。

※チーソーの図


さて、ドリンクを注文して何を喰うかと思ってたら
焼き場でホタテを焼いてる。
メニューのどこを探してもホタテが載ってない。



もしかして、ご常連さんの持ち込み？
わからへんけど、とりあえずホタテってあるのか聞いてみたら
それがお通しなのだと。



いや、ちょっとよろしいですやん。
なんか、こういうお通し出して貰うとワクワクしてしまいません？



それって、あなたが何かの貝の中に入ってて
それで今夜はとうとう開くわよってワシの胸に飛び込んでくる！みたいな
ことを連想させるからでしょうかね。
知らんがなって？



メニューの正式名は忘れてしまったのですが、地鶏のタタキみたいなんヤツを
貰いましたが、これまたワシのハートを撃ち落しましたよ。
なかなか、女性のお色気でも落ちないと言われてるワシのハートがですよ・・・
あ、今、じゃかましい！って顔した？



焼鳥にも手を出してみました。
もともとは焼鳥をいただくつもりで入ったのでそっちにもちゃんと
義理を果たしとかないとアカンというワシの義理堅い性格によるものです。



というのも、焼鳥に行く前にちょっと美味いもんに連続してあたったんで
これはせっかくやし、あえて焼鳥を外した感じで頼んでみるのもエエかもねって
思ったんですよ。



でも、そもそもココの焼鳥を喰うたことないヤツがいきなり、本命を外して
エエのかという気持ちもわいてくるのも、わかって貰えますよね？

ガールフレンドの家に遊びにいったらその子のお姉さんに気がいっちゃった
みたいな感じとも言わない？
言わないよね。



だったら、ちゃんと一度は焼鳥とお付き合いしてから、ほかに行けばって
話になると思うんですよ。
もし、あなたにそういう相談したら。
だからね、一応、焼鳥をいただいた後に砂肝の炒めたんを持ってきました。



そんな風に周りに気を使ってると、幸せを逃すよってあなたは
アドバイスしてくれるかもしれない。
でも、一度は決めた恋だから、一応の筋を通したというワケでした。

何のこっちゃ。