「なに言ってんだよ」

颯太は少し、怒ったように言いました。

「まだまだこれからなのに~」

颯太がうつむくので、裕太は颯太の肩に、ポンと手をのせて、

「預かってくれないか?」と言う。

「タイムカプセルに入れるつもりだったんだけど・・・、

颯太が決めて!持っててくれてもいいし、

やはり埋めるなら、それでかまわないし・・・」

裕太が言うと、颯太は急に、この紙包みが、ずしっと重く

感じられた。

「それでいいのか?」

颯太が聞くと、裕太は「うん」とうなづく。

颯太はまだ、聞きたいことがあったけれど、

「わかった」と言った。

 

「ねぇ」

裕太が突然、思い出したように言う。

「あの煙・・・まさか、用務員のオジサンかなぁ?」

ケンタ達が、宝探しをしていた時、学校の方向から、

白いケムリがもうもうと湧き上がっていた。

一体、あれは、何だったのか?

ケンタくんのお母さんたちは、

「なんか、燃やしてたんじゃないの?」

というけれど・・・学校の焼却炉は、最近は使われていないはず・・・

今は、ゴミはすべて、業者さんが、回収するのだ。

確か、ダイオキシンのせいだ・・・と、聞いていたのだ。

 

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