「あのおとなしかったトシオが、こんなに立派になるなんて!」

おじいさんは、感無量・・・という顔つきで、トシオを見つめました。

どうやら、昔よりも涙もろくなったようです。

現役の時は、もっと書に対しても、人に対しても、

厳しいので有名だったのですが・・・

子供時代、やり直しをさせられることも、しょっちゅうで・・・

できるまで、何度も書き直されたし、

とてもおっかなくて、学校の先生よりも、数倍怖かった、

と、記憶していました。

それが・・・変われば変わるものです。

善行は、トシオとおじいさんと、見比べると、

「どんなもんでしょうかねぇ。

 何かいいアイディア、ないもんですかねぇ」

と聞くと、おじいさんは「うーん」とうなりつつ、

「ワシのようなオイボレには、そんなアイディアなど、思い浮かんだり

 せんがねぇ~だけど・・・中々いい思い付きだと思うぞ。

 その・・・子供たちの広場?

 でも、大きくなると、手に負えないから・・・

 まずは手堅く、小さい規模から、少しずつ手をつけるのが、いいと思うぞ。

 小さいことから、少しずつ大きくしていく方が、成功する確率も

 高いと思うしな。

 なんでも、1人でやろうとかかえると、たとえいい計画でも、

 計画倒れになるが、仲間とか、手伝ってくれる人・・・協力者が

 いれば、それだけ、成功の糸口が見つかるかもしれない」

おじいさんが、トシオの目を見て話し続けると、善行も、ナルホド・・・と、うなづいて

聞いていました。

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