岸本先生のプランは、裕太にとって、とても魅力的なものだった。

つい、「うん」と、言いそうになり、チラリ・・・と母親の顔色をうかがった。

母親は、無表情で、何も言葉を発しない・・・

さらに先生は、とりなすように続けた。

 

「そうだなぁ~郷土研究会のお別れ会とでもするか?

それとも、4年3組お楽しみ会とでも、するか?

なぁに、名目は、なんだっていい・・・・その間に、決めてくれればいい。

ホントーに、転校してしまうのか、それとも、戻ってくるのか・・・

いつでも、待ってるから・・・」と、先生が言うと、

「そんなご迷惑は・・・

いいんですよ、先生。無理なさらなくても・・・」

綾女はきっぱりと、頭を下げた。

すると、岸本先生は、

「いいや、ボクがやりたいんです。それに。。」

先生は、裕太の」顔を見た。そして、とても明るい表情で、

「いい知らせがある」と言った。

「まだ、はっきりとはわからないが・・・裕太の引っ越し先は、あながちこことは、無関係では

ないらしいんだ・・・」と言うから、

一同は、「えっ?」と驚いて、先生に思わず注目した。

 

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