「こんばんは~」

玄関先で、聞き覚えのある声が、響いてきました。

「お、来たようだな」

おじいちゃんは、そそくさと立ち上がりました。

ケンタは、何も聞かされてなかったので、

「えっ?」「なに?」と、つぶやきながら、おじいちゃんの後をくっついて、玄関先へと

向かいました。

 

 ドアをあけると、昨日来た時のままに・・・お兄ちゃんたちに、

「さぁ、上がりなさい」と、手招きしました。

もうすでに火が暮れていたので、モジモジしていましたが、

「大丈夫、お母さんには、言っておいたから」と言うと、

「それなら」と、靴を脱ぎました。

待ち構えていたおじいちゃん。

ユウタとソウタが、靴を脱いで上がると、

「キョーコが、君たちに会って、話がしたいそうだ・・・」

おじいちゃんの言葉を聞き、ますます、表情がこわばっていくようで、

それを見てとって、

「大丈夫、キョーコはそんな怖いオバサンじゃないから、安心して」

と言うと、

「あら、怖いオバサンなんて、人聞きの悪い・・・」

いきなりおじいちゃんの後ろから、声がしてきました。

 

 

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