鬼の譜面書き週間に突入してしまい、ずっと計画していた奄美大島旅行は恐らく厳しそう……。うーむ、何とかならないだろうか。

こちらのブログで、地味に、いくつかお伝えして来た僕の暗い趣味。空港を見に行く、団地を見に行く……第3弾は昨日からの流れで「不思議な国境線(飛び地)を調べる」です。




一番最初のきっかけは香港の九龍城(クーロンじょう)。今はもう存在しませんが、かつては香港警察も手が出せなかったと言われる悪の巣窟、麻薬、売春、違法医療行為……なんでもござれと言われていたスラム街です(実際はそこまででは無かったらしいですが)。


1898年にイギリスが清(当時の中国)から香港を借りることになった際に、ここだけ九龍城の一画だけ清の飛び地のような形で清の領土扱いで清の役人が滞在していたけど、その後、役人が追い出されて謎の空白地帯が生まれて、そこに裏街道の人間たちが住み着いて……みたいな歴史は何気に面白い。そして、昨日に引き続き、こういう所に登場するのは、またもイギリス……。今は清という国は中国になり、イギリスも撤退して、九龍城も取り壊されて無くなり、香港も中国に返還されました。




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前回行ったら、何の特色もない、めちゃめちゃつまらない公園になってました……。




世界にはいくつかそういう不思議な一画がありまして、有名なところだと、地中海と大西洋を繋ぐスペインの南東端、ジブラルタル海峡で有名なジブラルタル。「ジブラルタルの岩」とジョン・レノン&オノ・ヨーコ夫妻が新婚旅行で訪れたので有名な場所です。地中海と大西洋を行き交う船をチェックする為には重要な拠点な訳ですが、




ここも、イギリスか!!!


本来はスペインの領土でしたが、18世紀からは先っぽの部分だけがイギリスの海外領土なんです。(ちなみに、対岸のモロッコの先っぽにあるセウタという飛び地は、逆にスペイン領)

いやー、改めてイギリスって、世界中で跋扈してたんですねぇ……。そして、そんなイギリスから独立するかも知れないスコットランドの行方は間もなく。直前の調査では、反対の方が上回ってるようでもありますが、果たして……。