2016年は一体どういう年なんだろう……。僕の大好きなベルギーのハーモニカ奏者、トゥーツ・シールマンスまで逝ってしまうなんて……。

震災の年に最後の来日を果たして、その時に最後の最後で「日本の皆さん、元気を出して」と吹いてくれた「Over the Rainbow(虹の彼方に)」のこと思い出すなぁ。ボロ泣きしたなぁ。優しかったなぁ、トゥーツ。あの時、89歳だったのか……。

最期は就寝中に亡くなったとのこと。トゥーツのプライベートなんて何も知らない僕ですが、それでも最期までトゥーツっぽい気がしてしまうのはなんでだろう。天国の扉を叩いた年のミュージシャンの同期会があったら16年会は本当に豪華だなぁ。そのセッション、観てみたい。





トゥーツ作にして代表作「ブルーゼット」。このオーケストラとの共演、泣いちゃう……。







僕が最初に買ったトゥーツのCDの1曲目で、衝撃的でした。







上の曲と同じくイヴァン・リンス作の「ヴェラス」。クインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ(The Dude)」より。トゥーツは口笛も神業。






同じく僕の大好きなエリス・レジーナとの共演でアントニオ・カルロス・ジョビンの「ウェーブ」。この曲、僕のアレンジで川井郁子さんの「100年の音楽」で9月9日にやりますので、ぜひチェックして下さい。