Line通話の授業を終えて 4
前回のブログで以下のような指摘がある。
『鋭い直感とそれを裏付ける論理的思考力を授業で養う』
話がくどくどしく長くなるかもしれないが、もうついでだから語ろう。
当初は「それを裏付ける柔軟な論理的思考力」と「柔軟な」という形容詞を述べていた。
しかしどうも理解されないのでこの形容詞も外したし、この表現自体を述べないようにしたのはもう説明した。
ネットで純文学を文芸評論家ではなく、素人が書評を書く時代、そして心理学の本を専門家ではなく素人が書評を書く時代、さらに少し前にビートたけしが今はネットでバカが情報発信をする時代と週刊誌で述べていた。
例えば、恋愛本やナンパ本はどちらかと言えばモテない男が読むのだが、まず自分がモテないという立場を自覚して著者がモテるのだから受け入れがたいことが書いてあっても感情的になって頭ごなしに批判するようでは本人の成長が望めるわけがない。
現状を変えたいのであれば著者の言っていることが正しいという前提に立って、自分はモテないのだから自分の考えを柔軟に変えなければどうにもならないだろう。
拙著『口説きの鉄則』の冒頭部部分で俺が原宿の古着屋で働いていたとき、自分の人生を変える男と出会ったが、それは柔軟に彼の言葉が正しいという前提に立って理性的に物事を考えたからだ。
その際、こう考えていた。
正しい考えは結果が得られるはずで、結果が得られない考えは正しくない。
だけど、彼自身は俺の著作物に比べれば、丁寧にものを語ってたなんてとても言えないし、勿論彼にはとても感謝しているが、他の誰かしらの言葉を参考にして俺は自分を変えることができたと思う。
しかし、現実にこういった柔軟な思考の変換はなかなか出来ることではないと俺はよく知っているし、だから塾で生徒と対面することに意義があるのだ。
だが、頭ごなしに自分の考えが正しいと思い込むバカが目の前にいると腹が立つ。
自分がモテるわけでもないのにそういったあり得ないはずの自信を持つ男を女のブログ読者も一人ぐらい知っているだろう。
テレビでも恋愛で著しく勘違いしながら自信たっぷりの女をブログ読者の男も女もはご存じのはずだ。
そんな奴に皆さんは腹が立たないだろうか?
本人の頭の中は柔軟な論理的思考力どころか、きっと思考停止しているのだろう。・・・・・・
フランスの古典作家のラ・ロシュフコーがこういった。
気違いとバカは気分でしかものを見ない。
第2回のLine通話授業は第1回と違って珍しくイライラしながら講義したが、気分でしかものを見ない奴にそうさせないようにするのは本当に苦労する。神経をすり減らす。・・・・・・・
草加大介 公式チャンネル
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