さて、本日は永久る~ぷさんの

双子魔法組曲

夏コミで完成して、現在HPで体験版も公開しています。


大雪戦開発日誌

こちら、画像だけ見ればSTGっぽいのですが、
マウスで複数のキャラを操作する
戦略要素の強いゲームです。


さらにLVアップあり、装備のセッティングあり、
仲間の組み合わせによる合体技もあり、

……という、盛りだくさんで独創性あふれる意欲作です。


それだけに好き嫌いの大きく別れてしまうところだと思います。
面白さにたどり着くまでの敷居がちょっと高いので
(お前が言うなとツッコまれると思いますが)
さわりを遊んだだけだときちんとこのゲームをつかめているか

怪しいですし。


体験版がHPにありますので、

気になった方は遊んで自分との相性を確かめてみて下さいな。



で、も少し細かくどんなゲームかーという話を。


戦闘は基本的に2人以上、最大5人までのキャラを操作します。
画面内に敵がどんどん入ってくるので、これを倒すなり、やり過ごすなりして、
ゴールにたどり着けばステージクリア。
ボス戦はボスを撃破すればクリアです。


ショットは複数ある中から一つを選択すれば、
他のキャラを操作してるときもオートで撃ちっぱなしになります。

なので遊び方としては、
『基本は1キャラを操縦しつつ、

 戦況を見極めてショットの切替や、

 時間限定の中級・上級魔法を

 各キャラに行わせる』

という感じに落ち着くと思います。


STG的ですが、避けはそれほど重要ではないです。
仲間が多いところにばらまかれると、まず誰かが当たってしまうので、
RPGだと思って、即死攻撃以外はある程度許容しましょう。

ダメージを少なく抑えるためには、
「敵の死角から攻撃できるショットを選択する」
「痛い攻撃を撃ってくる前に上級魔法で焼き殺す」

ほうが大事。この辺、頭の使いどころです。


魔法はそんなに高いものでもないので、
新しい仲間が入ったら、ショットはボスやダンジョンに入る前に
一通り試して、把握しておくことをお勧めします。

行き当たりばったりより楽しいですしね。




まあしかし、

個人的にはこのゲームで一番熱いのは、
実はセッティングなのではないかと思ってます。


すでに遊ばれた方がそう言われて「え?」と思うことも
あるかもしれません。
実際、あんまり難しいことは考えずに、
今手に入る一番強い装飾と魔法を買って装備して、
アイテムは使った分だけ補給していけば
それで普通に遊べますので。


だが、気づいて欲しい。
中・上級魔法の消費SPは
中級魔法は『消費SP100』という固定値であり
上級魔法は『消費SP20%』という割合消費であることを。


ほぼ回復とサポート一辺倒の
成実やルルンの攻撃力を上げても意味が薄いように、
上級魔法しか使わないキャラの場合、
装飾でSPの最大値を底上げしても…ほとんど意味がないわけです。

(アイテムによるSP回復は固定値だから、むしろ低い方がいいかも)


で、装飾品は1人3つまで装備スロットがあります。
これは1種1つしか買えないし持てないのですが、
同じ傾向の装飾品は段階別に5、6種類はあるので、
『SP+85%』『SP+65%』『SP+50%』と

3つ装備してSP最大値を徹底強化、
というようなことはできるわけです。


これらに気づくと、
とたんに考える事も選択の幅も広がります。


セットする魔法も、バランスよくするだけが能じゃなく、
中級、上級を片方バッサリ捨てるというのもアリなのです。

特に成実さんとか、中級だらけのサポ専だから、
上記の事とかやればパーティの持久力が大幅アップするわけです。



さらに。

このゲームの重要な所として、
各キャラが他の仲間に対する好感度というものがありまして。
好みのカップリングでデートイベントを起こすことで、
好感度は変化します。


その結果、一番好感度の高い仲間がパートナー扱いになるんですが、
『パートナーに効果を与える』
『パートナーがピンチになると効果を発する』

という効果を持った装飾品が結構多いんですね。

大雪戦開発日誌

ここで肝要なのは
あくまでも装飾品を装備したキャラが
一番好意を持っている相手が対象、
ということ。
両想いである必要はないのです。


だから…。
たとえば、ヒロイン達全員の好感度が、
主人公に対して最も高い、という状態になっていた場合、

ヒロイン達に持たせた
『パートナーを強化する装飾品』の効果が
すべて主人公に集中するのです。

(宗は気が付いたらそういう状態になってました。
 正直俺の中では主人公のニー君の性能は微妙なんですけどね…
 一点特化貧乏というか…。)


パートナーは使える合体技にも影響するので、
この辺も考えてデートイベントを進めて、
セッティングを行って、その結果を戦闘で試行錯誤する。
この流れが本当に楽しかったです。




ちなみに、1週クリアまで遊んだだけだと
気づかないような要素も結構多そうです。
ネットで情報を漁っていたら、こう、


「この子が仲間になればいいのにな…っ!」


と思ってたキャラが、実は分岐次第で…ってことだったらしいんですよ…。



そんな感じで、とても遊び応えのある大きなゲームでした。


惜しむらくは敵の出現パターン、いわゆるレベルデザインが
ちょっと単調かな、と感じたこと。

プレイヤー側ができる事がいろいろあるのだから、
いろんなことを「試してみたくなる」メリハリある構成が欲しかった。
隕石防衛戦みたいな燃えるステージが、もっと欲しかったです。


大雪戦開発日誌

……ま、クリア後データを使って
いずれ何かができるようになるっぽいので、
そちらに期待してますけどね。

とりあえず、そんな感じでした。