rotoponamu
レインフォレストに囲まれた翡翠色の湖/レイク・ロトポーナム

古くからの知己で、岐阜県立森林文化アカデミーの講師をしている
竹島夫妻が、ニュージーランドを訪ねてくれました。
木の生育が早いニュージーランドでは、林業は重要な主幹産業の
ひとつで
あり、森林を持っている会社を訪問するのが彼らの旅行の
主たる目的だった
のですが、せっかくなので、トンガリロ国立公園の
トレッキングも楽しんで
もらうことにしました。

やはり、森のスペシャリストなので、特徴のあるマウンテンビーチ
(山ブナ)の
森を歩けるタラナキフォールズウォークと、ニュージーランド
の典型的なレインフォレスト
を見ることができるレイクロトポーナムの
コースを予定に入れました。
もちろん、もう1日、トンガリロ
クロッシングも予定していましたが、
コンディションが悪くてクロッシングは断念
しました。(ちょっと残念・・・)

ニュージーランドのブナは常緑です。
高山エリアにあるこのユニークなマウンテンビーチの葉は驚くほど
小さいです。

また、生育も遅く、年老いたブナは世代交代のため自ら死滅して
いくので、
木々はそれほど大きくなりません。
日本のブナの森とは、ずいぶんイメージが違います。
またレイクロトポーナムでは、森の中層階を形成している木々の多くが
木性のシダで、同じ温帯のレインフォレストでも、日本の森とは
ずいぶん様子
が違うのを興味深く感じていたようです。




1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ





AD

霧のトンガリロ縦走

myst 霧の中のトンガリロクロッシング


写真はエメラルドレイクのほとり。

サウスクレーター、レッドクレーター、エメラルドレイク、ブルーレイクと

天候がよければハイライトとなるこの部分は、今回、強い風と霧雨。

いつも、最高のコンディションならいいのですが・・・

そういう日ばかりではありません。

霧の中の山行きも、幻想的で悪いばかりじゃないのですが、

やはりお客様の安全を預かることになりますので、

普段以上に気を使います。

この日も、安全に山歩きができ、楽しい1日になりました。

また、ぜひ晴れた日に、皆さんと一緒にこのコースを歩きたいですよ。



天気のいい日のこのコースはこちらをご覧くださいませ。

The Tongariro Crossing

天上の湖

クレーターレイクの朝

トンガリロ登頂





↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ




AD

関連記事:雨の日に川を渡る


今回の関連記事は、昨シーズンの3月。

やはり、天候が悪くてトンガリロクロッシングのコースが

開催出来なかったときのこと。

ファカパパイティウォークを提案し、途中の橋が架かっていない川を

ヒザ近くまで川の水に浸かって渡ったことがありました。

itizosui Whakapapaiti Valley Track


今日もトンガリロクロッシングご希望のお客様でしたが、

天候不順のためバックアッププランを・・。

今回も、ファカパパイティウォークを提案したのですが、

前夜かなりの雨が降り、途中の川が増水して渡れない可能性が

高い状況。

でも、その場合は、そこまでのリターンウォークにするということで

トレッキングに出かけました。

予想はしていましたが・・やはり、増水。。

川を見て、皆さんも納得。

それでも、途中、ガスがあがって、いくつもの滝が見える幻想的な

風景に、みなさん満足していただけました。


自然はいろんなコンディションで、いろんな表情を見せてくれます。

雨の日のウォークも、そんなに悪くないかな・・。

雨に濡れた森の緑がとても綺麗でした。


↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ

AD

Beech Mistletoe

今日とても悲しいことがありました。

これについては後で・・・・


mistletoe Beech Mistletoe

12月16日、まだつぼみですが、もうすぐ花が開きます。

ニュージーランド北島の最高峰ルアペフの裾野は、

貴重な高山植物の植生がみられる溶岩台地と、

噴火に寄る溶岩の影響をあまり受けていない標高1000m以上

のエリアには、山のブナ(Mountain Beech)の森が広がっています。

写真の赤い花は、この山のブナの木に寄生するヤドリギ、

ビーチ・ミストレトエ(Beech Mistletoe)といいます。

ニュージーランドの希少な原生種、守らなければいけない種の

ひとつです。

mistletoe2 ポッサムがえしとミストレトエ


このミストレトエですが、害獣ポッサムの好物なのです。

特にこの赤い花を好んで食べます。

花を食べられてしまったミストレトエは、種を増やすことが

できず、絶滅を危惧しなければいけない原生種のひとつに

なりました。

写真のミストレトエの上下に巻いてある金属の板は、

ポッサムが登ってこれないようにするためのもの。

また、このエリア内には毒を置いて、ポッサムの駆除が

行われています。

この保全されたミストレトエは、12月から1月にかけて、

トンガリロ国立公園内の、ファカパパ周辺のブナの森を歩くと

見ることができます


さて・・冒頭の悲しい出来事です。

今日はトレッキングのショートツアーのガイドで、

タラナキフォールズのコースに行っていました。

この時期は、見るたびにミストレトエのつぼみが色づいてきます。

このコースを歩くたび、保全されたこのヤドリギを観察するのを

実は、とても楽しみにしていのです。

・・が、なぜか今日はミストレトエの枝が見えない。

近づいてみると・・・根元から折られていました。

心無い人のいたずらか・・・

赤くつぼんだ花が綺麗なので折っていったのか・・

つぼみは花になることもなく、折られた枝も戻ってはきません。



↓ポッサムについての記事はこちらをご覧ください。

関連記事:Squash'em Possum

↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ

翡翠の湖/Lake Rotopounamu

トンガリロ山から、ロトアイラ湖を隔てた北側一帯は、

比較的火山の噴火を受けていないエリアで、また標高も

高くは無く、ニュージーランド本来の温帯雨林帯(レインフォレスト)

原生林に覆われたエリアです。

マタイやミロ、リム、それに樹齢1000年を超えるような赤ブナの

巨木、ママク(ブラックツリーファーン)やシルバーファーンなどの

木性シダ、森床部や、木々の表皮もシダ類やコケ類に覆われています。

この原生林のエリアは、トンガリロ国立公園の飛地として

保全されており、火山地形を特徴とする国立公園の中にあっては

ユニークなゾーンになります。


関連記事:NZの原生林をあるく

rotopounamu Lake Rotopounamu



Lake Rotopounamu..

Pihanga(標高1325m)の中腹に、静かにたたずむ緑色の湖。

レインフォレストの原生林に覆われたこの湖は、外部からは見ることが

できません。この湖を周回するルートは快適なハイキングコースです。

マオリ語で、ROTO=湖、POUNAMU=翡翠、翡翠はグリーンストーンと

呼ばれ、マオリの人たちの彫刻が施された装飾品やお守りの素材に

なっています。

マオリの人たちは、この緑色の湖を、翡翠の湖と名づけました


Sfern Silverfern


Lake Rotopounamu Walk

ロトポーナムの湖を周回するハイキングコース。

高低差のあまり無い、2時間ほどの快適なルートです。

コースに入るとすぐに、マタイやリムの巨木が現れ、圧倒されます。

またブッシュウォークだけではなく、湖畔のビーチウォークなどの

変化も楽しめるコースです。

写真のシルバーファーンは、ニュージーランドの象徴。

オールブラックスのシンボルマークにもなっています。

裏が鮮やかな白銀色のこの木性シダは、マオリの人たちが森を

歩くのに、帰り道のための目印に使われました。


robinNew Zealand Robyn


ニュージーランドの森にはたくさんの野鳥が生息しています。

ニュージーランドロビンが目の前に現れてくれました。


BanbooOrchid Bamboo Orchid



ニュージーランドには130種類ほどの原生のランが存在します。

写真は、マタイの木に寄生しているバンブーオーキッド。

widoemaker Widowmaker (Red Beech)

(↑ Mr.Kidokoro / Participant of trekking tour for 2days : Thanks!)


このコースを歩くと、たくさんの巨木を見ることができます。

なかでも、ひときわ大きな赤ブナの巨木が、コース沿いにあり、

目を引きます。

この赤ブナの木は、ウイドウメイカーというニックネームで呼ばれており、

開拓の時期にこの木の下でキャンプしていた男たちが、大きな枝が

落ちてきて、下敷きになって命を落としたことから、”未亡人作り”と

名づけられたそうです。


↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ

Greenhood Orchids/TUTUKIWI

TUTUKIWI TUTUKIWI


トンガリロ国立公園、ルアペフの裾野にはマウンテンビーチ(山ブナ)

の原生林が広がっています。

このエリアでの山歩きの拠点となるファカパパ村を基点とする

タラナキフォールズウォークやシリカラピッズウォークのコース

では、この常緑のブナの森を歩くことができます。

写真は、マオリ語でツツキウイと呼ばれるランの花です。

緑色でフードをかぶっているような形状から、英語名は

グリーンフードオーキッドと呼ばれています。

この異形なランの花は、花弁の中に虫を閉じ込め、受粉の手伝い

をさせています。

12月の中旬、山ブナの森を歩くトラックの足元で、この花を見ることが

できます。


↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ

2005年11月10日から11月12日までの、

トンガリロノーザンサーキットへの山行の紀行を、

7回に分けて、ブログにアップしています。

それぞれの記事を個別に読んで頂いてもいいのですが、

記事のつながりが分かりやすいように、それぞれへの

リンク集を作ってみました。


ブログ記事へのリンク

PART1 NEW ZEALAND"S GREAT WALKS

PART2 The Tongario Crossing (Mangatepopo - Ketetahi)

PART3 トンガリロ登頂

PART4 クレーターレイクの朝 (Ketetahi- Emerald Lakes)

PART5 Desert Walk! (Central Crater - Waihpohonu Hut)

PART6 せせらぎのほとりで泊まる (Waihohonu Hut)

PART7 旅のおわり (‘Waihohonu - Whakapapa Village)

トンガリロノーザンサーキット

9つあるニュージーランドのグレートウォークのひとつ。

スキーリゾートあるいは山歩きの拠点として有名なファカパパ村を

起点にし、富士山のような美しい円錐上の火山、ナウルホエを

周回するようにルートが設定されているトランピングコース。

終点は、やはりファカパパ村で、全行程は2泊3日ー3泊4日。



Desert1


今回の山行について


今回の山行では、トンガリロクロッシングのファカパパ村からの

シャトルバスをワンウエイだけ利用し、マンガテポポ登山口からの

入山です

時間に余裕があるなら、初日の午後ファカパパ村を出発し

マンガテポポハットに宿泊するというのが本来の行程になり、

その場合、もう1泊必要になります。

ただ・・・最初のファカパパ村からマンガテポポハット(山小屋)までの

3時間半ほどの行程は、それほど魅力のあるルートではないため、

今回はこのようなプランにしました。


朝のぶるーL


初日はマンガテポポ登山口から、トンガリロクロッシングのコースを

抜けてケテタヒの山小屋に宿泊。

2日目は、ケテタヒから、ブルーレイク、セントラルクレーター、

エメラルドレイクを経て、オツレレ経由、ワイホホヌの山小屋宿泊。

3日目はワイホホヌから、タマサドルを抜け、タラナキフォールズを

経由してファカパパにてゴールです。





↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ



特別付録 ナウルホエ八景

トンガリロノーザンサーキットは、ナウルホエ山を周回する

トランピングルートです。

特別付録、富士八景ならぬナウルホエ八景をお楽しみください。


fromSILICA west-south side

ファカパパ村、シリカラピッズウォークのルートから


fromRED east side

トンガリロクロッシング、レッドクレーターへの登り

ruaandnau north-east side

トンガリロ山頂付近より

Desert1 east side

オツレレハット手前のルートから

RedNgauruhoe east side

オツレレハット

DEsert2 South side
ワイホホヌハット手前のルートから


なうるふろむサウス south-west side
タマサドルから

fromTAMA west-south side

タマレイクの手前側から



↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ




旅のおわり

Tongariro Northern Circuit 最初の記事へ

- Tongariro Northern Circuit Part 7 -


なうるふろむサウス

タマサドルからのナウルホエ

ノーザンサーキット最終日。

タマサドルから、タマレイクの横を抜け、タラナキフォールズを

経由してファカパパ村に抜けていきます。

左手にルアペフ、右手にナウルホエを望みながら、溶岩台地や

湿地帯、ファカパパ村に近づくと、マウンテンビーチ(山のブナ)

の森の中も歩きます。

このルートからのオプションで、途中の分岐からアッパータマレイク

まで往復するコースもあり、特に天候のコンディションが良ければ、

ローアータマレイク越しのルアペフの眺めが素晴らしく、公園内でも

最高のルアペフの景観ではないかと思えます。

タマレイク関連記事もご覧ください。→北島で一番高い山

タラナキ滝 タラナキフォールズ

タマレイクを過ぎると、デイウォーカーとすれ違うことが多くなります。

タマレイクウォークは、国立公園内ではポピュラーな1DAYウォークです。

またタラナキフォールズウォークは、気軽に歩ける2時間ほどの、簡単な

ハイキングルートで、トラックもよく整備されていて、天気がよければ、

特にトレッキング用の靴でなくても歩けるコースです。

軽装のハイカーや、観光客と行き違うたびに、しっかりとトランピング装備に

身を固めている自分のほうが気恥ずかしくて、なんだか変な感覚になります。

このあたりまで来ると、たまに日本人観光客と出会うこともあります。

今回も、タラナキフォールズの前で、1組の中年のご夫婦とお会いしました。

この3日間で、初めて出会った日本人でした。


↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ


Part 1へのリンク



Tongariro Northern Circuit 最初の記事へ


- Tongariro Northern Circuit Part 6 -


気持ちのいい午後。

16時を回ったというのに、まだ真昼のような日差しが照りつける。

手ごろな石に腰かけ、透明な流れに両足をいれてみる。

心地よい清流の冷たさが、足の疲れを癒してくれる。

そう、ここワイホホヌハットからキャンプサイトへのトラックを降りると

すぐ目の前にワイホホヌストリームの清流があるのです。


わいほほぬ流れ

ブナの森に囲まれた清流

小屋からはブナの森越しに、ルアペフを望めます。

砂漠のようなコンディションのトラックを歩いてきたから、

本当にオアシスのように感じました。


わいほほぬ小屋

早朝のワイホホヌハットとルアペフ


古い山小屋

Old Waihohonu Hut (Histric)

今は使われていない歴史的建造物

ワイホホヌハットから15分ほどトラックを歩くと、古い山小屋があります。

1887年、この地域のマオリの酋長、テ・ヒューヒュー・ツキノに寄贈され、

後にニュージーランドで最初の国立公園になるこのエリアに、1901年と

1903年にそれぞれケテタヒと、ここワイホホヌにニュージーランド政府は

山小屋を作りました。

そのうちのひとつがここに歴史的建造物として、今は利用されること無く

保存されています。



↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ



次の記事へ






Desert Walk!

Tongariro Northern Circuit 最初の記事へ

- Tongariro Northern Circuit Part 5 -

セントラルクレーターの分岐から、ワイホホヌハット(山小屋)まで4時間半。

この区間、今回のような高気圧に覆われた日には、

砂漠のようなコンディションになります。

それでも吹き抜ける風が、熱気を持ち去ってくれるので、

それほど不快ではありません。



Moon  

エメラルドレイクを過ぎ、急峻な坂道を下ったところに

あらわれる、月面のような情景。


Desert1

ルートから見えるナウルホエ


1時間半で到達するオツレレハットはまさに砂漠のオアシス。

ウォーターサプライでもあり、トイレもあり、

グレートウォーク内の山小屋 なので、

キッチンにはガスレンジも完備しています。


OTURERE

オツレレハット

関連リンク記事:Water Supply

オツレレからワイホホヌまで3時間。

まだしばらくはデザートウォークが続きます。


DEsert2

ルートからのナウルホエ

ほぼ南側からの眺めです。

クレーター部が丸く見えて、なんだか焼岳みたいですね。


ルアペフの裾野には特徴あるマウンテンビーチ(山ブナ)の森が

ひろがっています。

マウンテンビーチは、ニュージーランド固有の常緑のブナです。

しばらく、乾いたデザートエリアを歩くと、ワイホホヌストリームの

美しい流れと、マウンテンビーチの森にぶつかります。

ぶなの森

ワイホホヌストリームとマウンテンビーチの森


DesertRuapehu

ルアペフ山 (Altitude 2797m)

森を抜けると、雄大なルアペフが全容をあらわします。

ワイホホヌハットはもうすぐ近くです。



↓1日1回クリックをよろしく!
人気blogランキングへ



次の記事へ