最高の動機づけとは

 

 

お疲れさまです。中国語コーチング講師、帯谷朋子です。

 

 

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中国移住半年-中国語状況~②主人の場合~

中国移住半年-中国語状況~③娘たちの場合~

 

 

昨日、娘たちの話を書きましたが、長女は来たばかりの頃、(中国の)幼稚園が大嫌い、(中国人の)先生が大嫌い、(中国人の)お友達が大嫌い、中国語を話す私のことも、大嫌いでした。

 

 

日本の楽しい幼稚園から、なぜ言葉のまったく分からないつまらない幼稚園に変わってしまったのよ!戻りたい!

 

 

それが、だんだん、だんだんと、中国語に慣れてきて、先生とも、お友達ともコミュニケーションが取れるようになってきました。

 

 

お家のお手伝いおばさんとも、少しずつお話できるようになりました。

 

 

最近は、とても楽しそうに、李白などの漢詩を読み上げているのです!

 

 

これにはさすがの私もビックリ!

 

 

「意味の分からない漢詩なんか読まされて、嫌々なんじゃないの?」と疑った私は、ちょっと試してみました。

 

 

私 「ねえ、もうすぐ小学生になるでしょ。日本の小学校だから、先生も、お友達もみんな、日本人だよ。嬉しい?」

 

 

娘 「え?じゃあ、中国語の授業は?」

 

 

私 「うーん、あるかもだけど、とっても少ないと思う」

 

 

娘 「えーやだ!」

 

 

私 「どうして?」

 

 

娘 「だって、中国語話したいもん!中国語の授業なかったら、中国語忘れちゃうじゃん、話せなくなっちゃうじゃん」

 

 

この、「中国語話したい!話せなくなるのが嫌だ」 という言葉が、まさか彼女から出るとは・・・

 

 

恐らく今彼女は、中国語を話すことが本当に楽しいのだと思います。

 

 

少しずつ、少しずつ、昨日は分からなかったことが今日は分かるようになり、昨日は言えなかったことが今日は言えるようになり、昨日は伝わらなかったことが今日は伝わるようになった。

 

 

その楽しさ、嬉しさ、満足感、興奮は、私も留学時代に毎日経験しました。

 

 

知らないことを知る喜びって、子どもも大人も同じなんですね。

 

 

「伝わった!」「会話になった!」「昨日より長く話せた!」

 

 

この喜びこそが最高の動機づけだということに、どうやら間違いはなさそうです。

 

 

長く学習を続けようとするなら、この喜びを感じられる機会・場所・関係を準備しておくことを、強くお勧めいたします。

 

 

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中国移住半年-中国語状況~③娘たちの場合~

 

 

お疲れさまです。中国語コーチング講師、帯谷朋子です。

 

 

【関連記事】

中国移住半年-中国語状況~①わたしの場合~

中国移住半年-中国語状況~②主人の場合~

 

 

シリーズ①②に続いて、③の今日はメインの娘たちです。

 

 

長女(5才)と次女(2才)は、二人とも中国ローカル幼稚園に行っています。

 

 

日本人幼稚園もあるのですが、保育料が高すぎて…

 

 

(一か月、12~15万円くらいするんです!!!)

 

 

インターナショナル幼稚園だったら、更にその倍くらい?!

 

 

いやいやいや・・・・・・・・・ほんとヤメテホシイ・・・・・・

 

 

ふつうは、日本からの出向者の帯同家族が多いので、会社から保育料や学費の補助が出るんですね。

 

 

そのため皆さん、問題なく保育費用も払えているし、幼稚園側も○ったくりに近い値段で運営できているんです。

 

 

しかし、私たち家族は日本の会社を辞めて来ている、いわばフリーランス。

 

 

二人とも中国系の会社の現地採用ですので、当然家賃や教育費など、出向者であればつく会社からの手当はゼロです。

 

 

不安はありましたが、費用のことと異文化体験だ!と自分に言い聞かせ、ローカル幼稚園の中でも国際部のある、日本人も若干名通っている幼稚園に決めました。

 

 

(それでも、国際部7万円、ローカル部5万円くらいしますよ~泣)

 

 

長女は、日本人がクラスに数名いる国際部、次女は、年々小班なので国際部がなく、ローカル部(日本人3人)。

 

 

先生は、もちろん中国人先生のみ、更に幼稚園での生活の大部分は、英語の授業(外国人の先生)が占めています。

 

 

私としては、「まだ英語なんてやらなくていいよ~お外で遊ばせてよ~」とずっと思っていますが、仕方がありません。

 

 

次女はともかく、長女は最初の2か月間、朝とにかく泣き続けていました。

 

 

「いやだ~!行かない~!帰る~!」と暴れ、抱っこしてくれようとする男性先生のかけている眼鏡を吹っ飛ばしたり・・・

 

 

クラスの中でも、中国語も英語も一人だけ分からず、いきなりお勉強の時間が多くなり、戸惑いだらけだったはずです。

 

 

申し訳なさと、焦りと、いろんな気持ちが入り混じり、私も仕事中涙ぐんだり・・・

 

 

これからの事が不安になり、「やっぱり私と子どもだけでも日本に帰ろうか?」「自分たちの人生に子どもをつき合わせていいのか?」と、何度も主人と話し合いました。

 

 

そうこうしているうちに、娘は少しずつ幼稚園に慣れていきました。

 

 

幸い日本人のお友達もいたので、その子たちが通訳をしてくれたり、トイレについて行ってくれたりしたそうです。

 

 

英語の授業の参観日では、とてもつまらなそうに椅子に座っている娘が印象的でしたが(笑)

 

 

そして今・・・

 

 

娘は、日常会話についてはほぼ問題なく、先生やお友達と会話ができるようになっています。

 

 

私が試しに「(中)ちょっとママの眼鏡一緒に探してくれない?」と言うと、嬉しそうに「(中)それならママも一緒に探そうよ、おいで」と手をつないできます。

 

 

家で雇っているお手伝いさんのおばさん(もちろん中国語ONLY)とも、色んなことをお話ししているようです。

 

 

「ママ、幼稚園面白くはないけど、お友達いるし、中国語わかるから大丈夫だよ」と言ってくれます。

 

 

面白くないけど(笑)ね。

 

 

もう少ししたら小学生。日本人学校に入ります。

 

 

それまでの辛抱だからね、と心で応援しながら、一番たくましく成長してくれた娘に、感謝と誇らしい気持ちでいっぱいです。

 

 

母親だから、心配になるのは当たり前。

 

 

だけど、「子どもを信じること」で子どもは私たちの想像を超える成長を見せてくれます。

 

 

これからの彼女の成長が楽しみです。

 

 

長くなったので、次女はまた今度~。

 

 

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中国移住半年-中国語状況~②主人の場合~

 

 

こんばんは。中国語コーチング、帯谷朋子です。

 

 

【関連記事】

中国移住半年-中国語状況~①わたしの場合~

 

 

こちら中国、国慶節のお休み6日目で、いよいよ明日が最後のお休みです。

 

 

今日は、娘のサッカーの試合に行ってきました!

 

 

まだ来て半年だというのに、すっかり中国語をものにしてしまった娘(5才)。

 

 

何を隠そう、こっちに来て精神・身体・言葉、すべての面で一番成長したのは、間違いなく彼女です。

 

 

ただ今日は、昨日のお約束だったので主人の中国語状況についてご報告です。

 

 

中国移住半年-中国語状況~②主人の場合~

 

 

主人は、中国でサッカーコーチをしています。

 

 

詳しく説明すると長くなるのでまたの機会にしますが、夢はプロチームの監督。

 

 

そのため、今国をあげてサッカーに力を入れている中国に来て、指導者としての経験を積み、また人脈を広げ、語学も学ぼうと、中国移住を決めました。

 

 

なので、今教えているのも、もちろん中国の子供たちです。

 

 

半年以上が過ぎ、彼の中国語は・・・

 

 

サッカーに関してのリスニングだったら、すでに私より上です(笑)

 

 

会話については、サッカーを教える分には問題なく専門用語を使いこなし、子供たちとも十分なコミュニケーションをとれています。

 

 

家族の中で一番最初に中国人の中に溶け込んでいったのは、主人です。

 

 

今彼は、家族以外ほぼ中国人コミュニティの中にいます。

 

 

彼を見てきて再認識できたのは、以下2つ。

 

 

①リスニングは、とにかく中国人コミュニティに混ざって中国語のシャワーを浴びろ!

 

 

②会話は、ジェスチャーでも発音間違っててもいいから、伝える!使いまくる!

 

 

語学をやるなら基本中の基本、誰もが「知ってるわ!」と突っ込みたくなるようなこの2つ。

 

 

でも、実際にできる人って、どのくらいいるだろう?

 

 

なかなか勇気がいることです。

 

 

語学なんて興味も素質も経験もなかった主人。

 

 

私がいくら教えるよ、と言っても一向に学ぼうとしなかった(今でも)主人。

 

 

でも一番早く「中国」「中国人」「中国文化」になじめたのは、主人です。

 

 

それは、「所詮は人と人。根底は一緒なんだよ。伝えようとすれば伝わる。気持ちが大事。」を一貫して貫いてきたからでしょうね。

 

 

語学って何だろう?異文化コミュニケーションに最も不可欠なのは、語学ではないなぁ・・・ということを、改めて感じています。

 

 

さて、次はいよいよ娘たち!こちらもたった半年ですがなかなか深い物語がございます。

 

 

お楽しみに!

 

 

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中国移住半年-中国語状況~①わたしの場合~

 

 

毎日お疲れさまです。こちら中国、10月1日~7日までの大型連休中です。

 

 

中国に移住した経緯は、また追々書いていきますが・・・

 

 

今、我々四人(主人、長女、次女、私)の中国語がどうなっているのか、ブログを見てくださっている方は、気になりますよね。

 

 

まず、私からご報告いたします。

 

 

1、私(母、妻)の場合

 

 

仕事は、中国民営企業で働いております。

 

 

日系企業の多い都市ですのでふつうは日系を探すのでしょうが、

せっかく中国に行くなら中国系で働いてみよう!と。

 

 

職種は、アウトソーシングサービス。

蘇州の日系企業に、人員を派遣し作業を請け負うという仕事です。

 

 

これまでの「中国語教師」の肩書は一切通用しない環境ですねー。

 

 

日本人もほぼいない(中国歴20年以上の日本人男性上司一人)。

 

 

とにかく何でもやらされております。

 

 

通訳(会議・営業通訳・資料翻訳など)も多いですね。

 

 

その他イベント開催したり、ワーカーさんに日本語教えたり、臨機応変に何でもこなす力が中国では必要です。

 

 

一番大変だったのは、恥ずかしながら中国語。

 

 

長く日本で中国語を教えていたので、「教科書通りの」「正しい」中国語に自分で思う以上に慣れてしまってました。

 

 

もちろん、学習初級・中級では「正確な中国語を知る」ためにそれで良いのですが、

 

 

実際に仕事で使うとなると、「学んだ中国語」のままでは通用しないことが多くなります。

 

 

スピードと語彙

 

 

特にこの二つは、誰も私の為に容赦してくれません。

 

 

先生やクラスメイトやお友達が話す「あなたの為の、はっきり分かりやすい中国語」を期待していたら、何一つ聞き取れないかも(笑)

 

 

まずは、日本人(外国人)慣れしていない、地元の人たちの話す容赦ない中国語の洗礼を浴びましょう。

 

 

専門用語も覚える必要がありますね。

 

 

スピードと語彙の壁を何とか乗り越えてきたら、その上で会議や会話の内容を「正確に理解」し、「自分なりに考え」、「伝える」作業が必要になります。

 

 

私の場合は、スピードよりも、語彙、特に業界用語やネイティブならではの言葉のチョイスに苦労しました。

 

 

例えば、アウトソースを「外包」と言うこと、ノースリーブの下着やベストを「馬甲」と言うことすら、知らなかったのですから。

 

 

半年経って、ようやく会議や会話の内容を「正確に理解」し、「自分なりに考え」、「伝える」作業ができるようになったところです。

 

 

まだまだ精進しますよー。

 

 

次は、主人のたたき上げ中国語の状況をご報告いたします。

 

 

お問合せ・質問などは遠慮なくどうぞ~CHINAから返信いたします!

 

 

 

 

 

お久しぶりです。

 

 

長い間ブログを更新していませんでした。

 

 

というのも、今年の2月より、家族で中国に移住しております!

 

 

決断と実行の速さに我ながら笑ってしまいますが、波が来たのに乗らないわけにはいかない!笑

 

 

それに、今回波を引き寄せたのも自分たち自身です。

 

 

未就学児二人連れて、中国語も全くできない旦那をサポートしながら、毎日楽しくおかしく中国・蘇州の地で過ごしております!

 

 

なぜこうなったのか?

今どんな生活をしているのか?

子どもや旦那の中国語は上達したのか?

 

 

追々ブログの中でお話していこうと思います。

 

 

まずは、いきなりブログをお休みしたことについてのお詫び。

と、「ちゃんと生きてますよー(中国で)」のご報告をさせて頂きました。

 

 

生活も落ち着いてきましたので、またブログ始め、中国語学習に関する質問の募集、そして遠隔での中国語コーチングも再稼働していきます。

 

 

今後ともどうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

※中国という特殊な地からのブログ更新ですので、写真などはほぼ入れられないかと思います。文字ばかりですが、ご了承ください。

 

 

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