最高の動機づけとは
お疲れさまです。中国語コーチング講師、帯谷朋子です。
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昨日、娘たちの話を書きましたが、長女は来たばかりの頃、(中国の)幼稚園が大嫌い、(中国人の)先生が大嫌い、(中国人の)お友達が大嫌い、中国語を話す私のことも、大嫌いでした。
日本の楽しい幼稚園から、なぜ言葉のまったく分からないつまらない幼稚園に変わってしまったのよ!戻りたい!
それが、だんだん、だんだんと、中国語に慣れてきて、先生とも、お友達ともコミュニケーションが取れるようになってきました。
お家のお手伝いおばさんとも、少しずつお話できるようになりました。
最近は、とても楽しそうに、李白などの漢詩を読み上げているのです!
これにはさすがの私もビックリ!
「意味の分からない漢詩なんか読まされて、嫌々なんじゃないの?」と疑った私は、ちょっと試してみました。
私 「ねえ、もうすぐ小学生になるでしょ。日本の小学校だから、先生も、お友達もみんな、日本人だよ。嬉しい?」
娘 「え?じゃあ、中国語の授業は?」
私 「うーん、あるかもだけど、とっても少ないと思う」
娘 「えーやだ!」
私 「どうして?」
娘 「だって、中国語話したいもん!中国語の授業なかったら、中国語忘れちゃうじゃん、話せなくなっちゃうじゃん」
この、「中国語話したい!話せなくなるのが嫌だ」 という言葉が、まさか彼女から出るとは・・・
恐らく今彼女は、中国語を話すことが本当に楽しいのだと思います。
少しずつ、少しずつ、昨日は分からなかったことが今日は分かるようになり、昨日は言えなかったことが今日は言えるようになり、昨日は伝わらなかったことが今日は伝わるようになった。
その楽しさ、嬉しさ、満足感、興奮は、私も留学時代に毎日経験しました。
知らないことを知る喜びって、子どもも大人も同じなんですね。
「伝わった!」「会話になった!」「昨日より長く話せた!」
この喜びこそが最高の動機づけだということに、どうやら間違いはなさそうです。
長く学習を続けようとするなら、この喜びを感じられる機会・場所・関係を準備しておくことを、強くお勧めいたします。