仕事はつらいという幻想



一部の人達が言う、仕事はつらいものだという幻想、洗脳から自由になってください。
これは、「好きなことをやる勇気がない大人」または「社員をこき使いたい経営者」によって放たれる言葉です。

まず、「好きなことをやる勇気がない大人」ですが、
自分がやりたいことができなかった、というよりも、しなかったことを正当化するために、
自分は正常だ、やりたいことができないが普通で、やりたいことをできる人は特別なんだ。

こういった(自己)洗脳を繰り返す、さみしい人達です。
もちろん、彼らの人生をどうこう言う気はありませんが、
あなたまでそういった洗脳に染まる必要はないのです。

あなたには人生を選ぶ権利があります。

また、「社員をこき使いたい経営者」ですが、
これは本当に一部の人間だけだと信じたいですが、

仕事は辛い、歯をくいしばってやるものだ、ということを繰り返し訴えることによって、
過酷で不当な労働環境を正当化する人もいます。

もちろん、労働者には職業選択の自由がありますから、
いわゆるブラックな会社に対して、
その会社の体制をどうこう言う気は、私にはありません。

ただ、あなたには選ぶ権利があります。
そういった会社に留まるなら、それはあなたの選択なのでしょう。



好きなことだけをやる将来が見えていれば辛くない



では、辛い仕事を避ければいいのかというと、そういうわけではありません。

好きなことだけをする未来につながる、辛い仕事は率先して受けるべきです。

こういった仕事は、最初はしんどいかもしれませんが、必ずやりがいを感じます。
自分がスキルアップし、一歩ずつ、好きな仕事に近づいていくことを実感できるからです。

望む未来に続く、つらい仕事は辛くなくなるのです。



一足飛びを求めて焦るよりも、着実な前進の習慣を



好きなことを仕事にする、と決めた人の中には、極端な方もいます。
いきなり仕事をやめて、起業するなどど言い始めるのです。

これは、ごく一部の天才的な人にとってはいい方法かもしれませんが、
我々のような凡人には、甚だ危険な方法です。

できるはずもないのに、すぐに成功を手に入れられると考えて、
一足飛びをするから、転んでしまうのです。

好きなことを仕事にするために、今自分がいるところから、
できるだけ着実に進むのがよいでしょう。

着実に、というのはのろのろと進むということではなく、
順序をはっきりとさせながら進むということです。

10年後の独立を目指すなら、
まずはそのために必要なスキルや資金を調べあげ、それを手に入れることを考えましょう。

例えば、ある会社で7年働いてスキルアップをして、
転職してさらに3年働き、独立に必要なノウハウと資金を手に入れてから独立する、など。



なんでもやろうとするからうまくいかない


また、好きなことを仕事にしていない人の特徴として、
なんでもやろうとする、ということがあります。

なんでもやろうとして何もできない。

成功する人は、自分の力の全てを一点に集中します。
本当に好きなことを仕事にしている人はこれができるから、
好きなことだけをしているのに成功している、という印象を受けるのでしょう。


全部自分でやる必要はない


また、これは意外かもしれませんが、
好きなことだけをして成功している人は、人に頼むのがうまいです。

自分は何が得意で、何が苦手か。
何をやりたくて、何をやりたくないかがはっきりしているのです。

かくいう私もそうです。

資料作りや事務作業は苦手で、
私の会社のスタッフが、私の100倍速でやってくれます。笑

そのスタッフのお陰で浮いた時間で、
私は自分の能力が100倍発揮される好きな仕事をするわけです。

全部自分でやろうとしないこと。

これが好きなことをし続ける秘訣の一つである気がします。


好きなことはあるけど続かない、自信がないという人へ


ここまで読んでいただいてどうでしょうか?

実際に好きなことだけをやって具体的にどのように成功するのか。
その過程ではどんな困難や喜びがあるのか。
どのようにして好きなことを続けるか。

具体的でかなり突っ込んだ内容を、
金田一少年の事件簿などの原作で有名な樹林さんと、
共著で本にまとめました。

この本では、
好きな仕事を「いかに続けるか」について解説しています。

好きなことを見つけてもなかなか続かない。
好きなことを続けて、それで生計を立て続けるのは難しい。

そう考える方にぜひ、ご一読していただきたい一冊です。