『田園に死す』今度の金曜日が初日です。
本当に面白いので是非観に来てください。

ご予約はこちら↓
http://www.quartet-online.net/ticket/denen2014?m=0acjjjf
前日まで予約できます。

公演の詳細はこちら↓
http://ameblo.jp/dai2rou/entry-11764466757.html

昨日は2年前の公演のチラシに書いてあった文章をご紹介しましたが、
今日は今年のチラシの文章を載せますね。


『田園に死す◉最終上演』
映画『田園に死す』(1974年公開)は寺山修司の自伝的映画とよばれ、「世界のテラヤマ」の名を決定付けた作品。「母殺し」、「家出」、「蛍火」、「恐山」など寺山劇世界(ワールド)の集大成が、ここにあり、終生こだわり続けた《記憶とは何か?》《私とは何か?》というテーマとも深く関わっている。
寺山作品を世界各地で上演し国際的評価を得ている流山児★事務所が、映画作品である『田園に死す』を舞台化し、2009年の初演時は連日超満員札止め、第44回紀伊國屋演劇賞団体賞受賞という高い評価を得て、2012年に再演。
今回、「再再演希望」の声に応えての最終上演!!


◉劇評抜粋2009-2012

舞台初日は寺山の生誕日。芸術家への供養は、作品の先鋭性を理解しそれを乗り越えようとする姿勢で成り立つ。愛で敬っているだけでは駄目なのだ。寺山修司の映画『田園に死す』を戯曲に書き換え、今の地点から寺山修司の演劇的手法と生き様をクリティカルに描く。
   ーーー「公明新聞」(今野裕一:演劇評論家)

執拗に「反復」を炸裂させる天野天街のくわだてに、流山児祥をはじめ流山児★事務所の不逞の輩がひとりひとりの炎をかかげ騒然と合流、寺山修司版「自同律の不快」を今に赤々と燃えあがらせる。
   ーーー演劇雑誌「悲劇喜劇」(高橋敏夫:早稲田大学教授)

映画は、母親と故郷からの逃避とその失敗を描いた自伝的性格の強いもので、現代の自分が過去の自分に遡り、それを自伝として映画に撮る過程を映画にするという二重三重のイメージのコラージュが独特の映像美で表現されていた。
   ーーー演劇雑誌「テアトロ」(丸田真悟:演劇評論家)

豪奢な響宴が収斂していくのは12時05分、寺山の心音が止まる時刻。アグレッシブなJ・A・シーザーの音楽と緩い夕沈(ゆうちん)ダンスの幸福かつ絶妙なコラボレーション。スズナリの階段を上っていく晩年のしんじが少年時代のしんじに変わるラストシーンにじんわりと涙。寺山の世界を独自に解体し、見事に脱構築した天野ワールド。
   ーーー日刊ゲンダイ(山田勝仁)


今年はあらすじは載っていませんでしたので、昨日の日記を見てください。