ママはテンパリストの東村アキコの自伝漫画です。


美大受験から漫画家駆け出しの頃までの話を

非常にテンポよく、笑あり、涙ありでまとめてあります。



東村アキコの恩師である絵画教室の日高先生が

一本木で実直で非常に熱い人で、

かなり厳しい面もあるのですが、

それもすべては情が深く面倒見が良いから。

単なる先生と生徒という間柄を越えてアキコの人生に

多大なる影響を当たる人物となります。

肉親でもないのにピンチの時には必ず手を差し伸べてくれて、

生徒の人生を一緒に背負い込んでくれる先生ってなかなかいないですよね。

先生というものとは距離を置き、あっさりした付き合いしかしてこなかった

YUKIからしたら驚くばかりです。




日高先生はどの生徒にも非常に熱心に指導をされていますが、

特に東村アキコにここまで親身になり、熱を持って接せられたのも

アキコの才能を見抜き、惚れこんでいたからだとも思います。

ここまで人を心酔させる東村アキコの才能がただただすごい。

キラリと光るものを持つ人はその分野(油絵)に限らず

さまざまな分野(漫画)でも輝くもんんですね。

一度彼女の漫画ではなく、油絵の作品も見てみたいものです。




どうせ読むなら一気に読むことをお勧めします。

胸に熱いものがこみ上げてきて、

今を大切にしようと思えますよ。