幕末に勝海舟やジョン万次郎を乗せて太平洋を横断した「咸臨丸」の航海から150年を記念して、乗組員の子孫らを乗せた練習帆船「海王丸」(2556トン)が7日、東京・品川区の桟橋から米国・サンフランシスコに向け出航した。

 海王丸には、航海訓練の実習生92人のほか、咸臨丸の「蒸気方手伝い」(機関士見習い)だった小杉雅之進の子孫、正井良治さん(62)(兵庫県宝塚市)も乗船。咸臨丸と同様、天文観測で船の位置を把握しながら、往事に近い航路を無寄港でたどる。正井さんは「船上で咸臨丸の航海日誌を読み、当時をしのびたい」と話していた。

 咸臨丸は1860年2月、遣米使節団を乗せた米国軍艦の随伴船として浦賀港を出航。約37日間でサンフランシスコに到着したという。

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