ブログネタ:「ヤバい」はいい意味?悪い意味? 参加中
私は悪い意味 派!
最近では若い人たちを中心に「凄い」という意味で使われているようですが、本来、「危ない」とか「都合の悪い」という意味で使われていました。私が読者登録している経済評論家の三橋貴明 さんの処女作のタイトルも本来の「危ない」という意味で使われています。
- 本当はヤバイ!韓国経済―迫り来る通貨危機再来の恐怖/三橋 貴明
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さて、アフィリエイトリンクした関係で今回は、韓国について取り扱いますけれども、2015年に在韓米軍が撤退して戦時における指揮権が韓国に返還されます。
ところが、韓国はあれだけアメリカを嫌っていながら、戦時指揮権もいらない、在韓米軍も撤退しないでほしいと言っています。なぜでしょうか。
答えは、1950年に起こった朝鮮戦争にあります。
朝鮮戦争の勃発の主な原因は1949年に韓国から米軍が撤退し、その翌年の1950年に米高官が
「アメリカが責任を持つ防衛ラインはフィリピン~沖縄(当時は日本本土とは別にアメリカ軍に占領統治されていた)~日本(本土)~アリューシャン列島までで、それ以外の地域は責任を持たない」
と宣言したため、北朝鮮が
「韓国を併合しても米国は介入してこない」
と判断、直ちに南進したことが開戦の原因になっています。
それに、朝鮮戦争は1953年に「休戦」の状態で終わりましたが、この「休戦」というのは単に「打ち方止め」の「戦闘停止」の状態であり、いつ戦闘が起きてもおかしくない状態なのです。
その証拠に朝鮮半島における韓国と北朝鮮を分かつ線の名称は「軍事境界線」―簡単に言うと「前線」であり、「国境線」ではないのです。
それに、北朝鮮の「スポンサー」とも言ってもいい中国共産党政権は昔の中国のように「軍閥化」が進んでいます。
特に「最強」といわれているのが昔「満州」といわれた中国の東北部に位置する「瀋陽軍区」です。この「瀋陽軍区」こそ北朝鮮の真のスポンサーなのです。
そして、中国共産党の本部がある北京の政府は、韓国を再び中国の属国にしようとしています(これは韓国政府が半ば望んでいたことですが・・・・・・)。
最近、多くの評論家たちの間で
「近々、中国で内戦が起きる」
として、「北京政府」と「瀋陽軍区」との激突が懸念されていますけれども、勝っても負けても双方が滅茶苦茶になり、ほかの地方軍区を喜ばせるだけの「直接対決」を北京政府も瀋陽軍区の幹部たちもするわけがありません。
それよりも他の地域で「代理戦争」を起こしたほうが双方にとっても利益につながります。その「北京政府vs瀋陽軍区」の「代理戦争」の地が韓国と北朝鮮が「軍事境界線」を挟んで睨み合っている「朝鮮半島」なのです。
「北京政府vs瀋陽軍区」の代理戦争である「第2次朝鮮戦争」のシナリオはこうなると考えられます。
在韓米軍撤退
↓
瀋陽軍区が韓国の「宗主国」になった北京政府を困らせるために北朝鮮を焚きつけ南進させる
↓
第2次朝鮮戦争勃発
↓
アメリカを中心とする国連軍(日本本土に第2次朝鮮戦争に備えるための司令部があります)が介入するが、中国共産党政権(北京政府)は中立を宣言して朝鮮半島に介入せず(しかし、武器弾薬・食料等を国連軍に売りつけ”戦時特需”を享受しようとする)
↓
追い詰められた北朝鮮を支援するため瀋陽軍区は第1次朝鮮戦争に習って「義勇軍」を派遣する
↓
膠着状態に陥る
↓
機を見計らって再び休戦
↓
再び「軍事境界線」を挟んで睨み合う
以上の展開は考えられるひとつのシナリオですが、こうなる可能性が大きいと考えられます。
だから、韓国政府はあれほど嫌っているアメリカに
「戦時指揮権はいらないからわが国から米軍を撤退させないで」
と懇願しているのかもしれません・・・・・・。