pedaled like walking
二日目の夕方は美瑛の丘を走り回りました。
ヨーロッパの様な景観と言われていますが、
見渡す限りの麦や葡萄や綿花の丘はあっても、自転車で走り回れる範囲でこれほど色が変わる丘陵地はとても珍しいと思います。
何年前だったか新栄の丘で偶然、北海道観光局の方とお話する機会があり。
美瑛の地形の歴史を教えてくれました。
もっと急斜面の山がボコボコしていた土地を明治時代に入植した方達が、削って均して今のなだらかな丘の農地を作り上げたそうです。
お別れに美瑛の一番贅沢な周り方知ってます?なんて聞くから、
そんなの自転車に決まってるでしょうと答えると、
徒歩ですよ。と、
深く納得した私ですが。
「私、埼玉から日帰りなんですけどっ。」
「それゃぁ、自転車。だなぁ」
彼も納得してくれました。
徒歩には敵わないけれど、
自転車じゃなきゃね。
レンタカーでは予告編を観て帰るようなものですよ。
自転車最強。私にはね。
from northern provinces
二日目は4時に起きて午前中は富良野から麓郷を走りました。このコースは坂がきついですよ。
純と蛍の小学校はペイントされて今は村の公民館。
中畑木材。
五郎さんの家は。
初めて来たわけではないので観光気分だったんですが。
こんなのが貼ってあるもんだから。読んでから、あの梯子の上の子供部屋を見上げた途端に、老いた私の涙腺がブチ切れてしまいました。
人目を憚る私は木陰で興奮を鎮め涙を乾かし、普通の観光客風情を十分に取り戻してから五郎さんの家に戻りました。
すると、
TVのロケが。ヨネスケと舞の海とあと知らない女性タレントさんか女優さんの番組でした。
ディレクター氏 「はい、それでは五郎さんの家がそのまま残っている事に三人とも感動というカットでね、よろしく、師匠の方から振っていただいて、よろしく、 」
なんてやってる。
この現実、と言うよりも。。この、間の悪さを私は常々、受け入れて生きているわけで。
これは研修の一環ですからね。
そのうち皆様の自転車ライフのお役にたてるんですから。