今週に1級キャリアコンサルティング技能検定の実技面接試験の受検をむかえる方も多くいらっしゃいます。

明後日2月22日とこの週末に受検される方々は頑張ってくださいね!

そして、事前に事例に関する諸々の情報が入って来ることがあるかもしれませんが、
そうした情報は全く意味がないと思います。

これから受検される方にとって良き影響はないことを伝えること自体どうかと思いますが、
いくらロールプレイだといっても、事例相談者や事例の情報(公開されていない情報)等をCC同士で情報交換するなど論外です。

受検される方は余計な情報等を真に受けず、
現場で出会う目の前の事例相談者を真っ直ぐ感じてお話しを聴いてください。
事例について先入観等を持たずに試験に向き合えると良いですね。

さて、
本日は改めて口頭試問について書きます。

試験の対策として、どうしても面接試験のロールプレイだけに偏った練習になりがちだと思いますが、
せめて、実技論述試験に出されていた問いの意味合いと同じような視点で、
口頭試問で事例相談者や事例の要所を把握して答えられる練習は必要です。

CC技能検定の口頭試問は、

《詰まらず立派な返事ができるのか?》

というような視点で評価をされているわけではないと私は思います。

事例相談者と一緒に行ったここでのセッションを改めて振り返って、
そのセッションで起きたこと等を基に、
自分の言葉で懸命に伝えようとする姿勢、
そして事例相談者の成長にどれだけ繋がったのかを基準にしていることが特に重要だと思います。

その発せられる言葉は、
自分中心での考え方で答えていくものではなく、
そのセッションが何のために行われ、
事例相談者のこと、
その向こうにいる多くのクライエントのことをイメージしながら、
行われたセッションを中心にして、
生きた答えを根拠をもって発して欲しいと思います。

例えば、自己研鑽のこと等についても、
予め自分で用意しておいた綺麗な言葉で表現するよりも、
今行ったロールプレイを通して気づいたことや、
その得た気づきを活かして今後の研鑽をどうしたいかなど、
生々しく現場で起きたことを大切にして場面を振り返りながら考えを絞り出してください。

ロールプレイでも面接は、
その場でしか起こり得ない言語非言語を通した事例相談者とのダイナミックな相互作用によって成り立つもので予め用意することは不可能です。

だからこそ論述もそのロールプレイの内容について、
10分間でひとつひとつの質問にしっかりと答える時間になると思います。

口頭試問までが1級技能検定の試験ですのでとても大切にして欲しいと思います。

CVCLAB/小林幸彦
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続々と受検のご報告をいただいています。
本当にありがとうございました!

お一人づつに返信ができませんが、
いただきましたメールは全て読ませていただいています。
誠に申し訳ございませんがご理解願います。

また、これから受検の方々も多くいらっしゃいますので、
引き続き、私もパワーを出していきたいと考えています。


今日は、
お話しの中で説明が長くなることについて書いてみます。

私たちキャリアコンサルタントは、
限られた時間の中で目の前の相談者にとって、より効果的な支援面談が成り立つように、日頃から知識やスキルを高めながらやり方を工夫することに努めています。

今の相談者とのこの場はもう二度とないわけですから、失敗は許されません。
※仮に次回の来室の約束があるとしても今日の面談は2度とないのです。

だからこそどんなベテランでもあらゆる訓練が必須ですし、一回一回完全に初期化して、相応の緊張感の中で先ず聴き手に徹することができるように自分のスキルを進化させていくのです。

聴き手といっても単なる聴くということではないですね。
これはまた別の機会に書きますが、
反対に、私たちは自分のことのお話しを相談者にすることは基本的にありません。

事例指導者が事例相談者に自分のことをお話ししてもあまり意味がないと思います。

しかしながら結構喋っている人は多いかもしれません。
練習などをみてみると、
どっちが事例相談者かわからない時もあるのです。


場面を変えて例えば、
ある講座に参加したとイメージして、
グループワークの中で、自分のお話しばかりにならないように相手を思いやり自己制御をしますよね。

これは自分のことよりも相手のお話しされている内容に関心を持っていること、心の余裕があることなどが必要なことで、話し手を大切にしているという表れのひとつです。

1級キャリアコンサルティング技能検定のロールプレイでも、
実際の事例指導の面接場面でも、
こうした点がとても大切だと思います。

事例指導者が面接の導入で挨拶を始め、
そのままずっと事例指導者のペースで5分ほど一方的にお話しをしていたとします。

その内容といえば、
事例指導面接の流れ、時間のこと、守秘義務のこと、
そして自己紹介…
と決まった流れを事例指導者自身のために作ってしまっていて、

お話しを聞いてもらうたびに
《ありがとうございます。よろしくお願いします》
と事例指導者の自己満足の言葉だけが出てくる状況もあります。

数分間そうして事例指導者の行事のような流れが続き、
突然、
既に事例相談者の思考が停止している状態にあるにもかかわらず、
事例相談者に自己紹介を促して答えを要求するという流れ。

もしこのように相手からみてギクシャクした導入セッションだったとすれば、
最初から受け入れられずイライラとするかと思います。
誰をみているのでしょうかとなるかもしれません。

練習ではひとつのやり方でやっていたかもしれませんが、
普通に現場のセッションを考えれば、如何に目の前の方を主体にして面接を進めることが必要かはおわかりだと思います。

ラポール形成に関して、
型通りにやろうとしても先ず成り立つことはありません。

自己紹介するにしても、面接の中ではこちらは受け手になるわけですから、
相手の非言語のところをわかろうとする細心の配慮は必須です。
状況によって変化させられる能力が大事です。

こうしたことは前述したグループワークなどで体験されている方は多いかと思います。

聴き手になる人が何故か長々としゃべっているってかなり違和感がありますよね。

例えば、
事例指導者が見立てた点に、
たまたま事例相談者が気づいた途端に、
かぶせるように自分の考えを説得し続け、
事例相談者に納得させられるまで話し続けることや、

また、

事例指導者が説明したお話しに対し、
事例相談者から質問を投げかけると過剰に反応して、
自分の説明自体には正当な理由があると言わんばかりに延々と対抗する説明が続くことなどがあります。

事例相談者からすれば何の気なしに質問したことが、
事例指導者にとっては事例相談者の抵抗にも似たような感覚を覚えてしまうのでしょうか。

理詰めで説明して相手を言い負かそうとしているような状況は客観的に双方にとってしんどい感じに思います。

いつのまにか事例指導者が主体になったセッションになってしまっていることから相手の気持ちが置いてきぼりになってしまうことでしょう。

1級技能検定の面接試験などでも同じことが言えると思うのですが、
時間を共有するにしても自己紹介にしても、
事例相談者に必要な情報として提供するのであって、
その価値は事例相談者が感じるものです。

良かれと思って説明していることが長いなぁと思うのは事例相談者側です。

私たちはあくまで聴き手。
きちんと相手をみましょう。

今年パラリンピックに出場する選手がこんなパワーフレーズを放っていました。
※スキー大回転の村岡桃佳選手です。

「練習は本番のように、本番は練習のように」

今週22日、そして週末に受検される方々は頑張ってくださいね!

応援しています。

CVCLAB/小林幸彦
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1級受検のご報告をくださった方々、
ありがとうございました。

色々と落ち着かない中、
ご丁寧に連絡をいただき感謝申し上げます。

先ず、ご自身を労っていただき、
出来るだけリフレッシュ出来るようにお過ごしください。

また本日受検される方々におかれましては、
集合時間には十分余裕を持って試験会場にお出掛けください。

緊張するのは皆さん同様だと思います。
待合室などで呼吸法を行うなどして少しでも身体を弛めてくださいね。

呼吸法は意外と効果がありますので、
こうした時にご自分で試されると良いかと思います。

頑張ってください!


今日の記事では、
「意図せざる結果」「弱い紐帯の強み」
という社会学について少しだけ触れながら、
学びのあり方を私の視点で書いてみます。

これはキャリアコンサルタントとして馴染みの深い理論「計画された偶発性」に一部通じる点があると思っています。

意図していたのに思いがけない結果となり、
当人にとってその結果はこぼれ幸いか、
もしくはこんなはずではなかった…となるのか。

喜んだり驚いたり、
時には嘆いてしまったり。

人の相談を通し、様々な出来事を客観視することが増えていくことで、
キャリアとはそういったものだと改めて実感します。

偶発的な出来事のようですが、
実はその人自身が起こしている行動自体が、
その出来事を引き起こしていることもあります。

ですから、
もしその出来事を引き起こしたいとするならば、
起きるように意図して行動をとることも面白いわけですね。

若しくは、
意図せざる出来事に上手に向き合い、
この出来事が必然であると受け入れて活用していくことを考えることも良いかもしれません。

ただ、
その本人が居心地の良さなどから知らず知らずのうちにに強い紐帯だけに依存していて、
閉じられたコミュニティの中で出来事を生み出していこうとしたところで、
意図せざる出来事は降りてくることは少ない気がします。

弱い紐帯の強みとは、
アメリカの社会学者が提唱する理論ですが、
日本人の傾向としては、こうした考え方が受け入れられない点もあるかもしれませんね。

ただ実際につながりが然程強くないからこそ、
そこから生まれるものは自由なわけで、
逆に関係が強くなればなるほど、諸事情などから考え方がどんどん縛られていきますよね。

キャリアコンサルタントとして活動していても似ているところはあると思います。

実際に名刺交換をさせていただいた位の人とのやり取りの方が自然な面もあり、
そのような関係からお仕事に発展していったこともあり、振り返ってみても大抵のお仕事の始まりは弱い紐帯ばかりでとても面白いです。

かえって濃厚なコミュニティメンバーには色々と事情などを配慮したりして頼めないことだって増えてきます。

またあるひとつのお話しを深めていく場面では仲間はとっても重要なのですが、
枠組みを変えてみてみたい、様々な視点を広げてみたいという時には、
弱い紐帯などを意識して自分から行動をとり、
意図せざる出来事を起こせるように動くことも大切ではないかと思うのです。

キャリアコンサルタントとしての自分のキャリアをどのように考えていくか。

こうしたことを捉えたときに、
弱い紐帯だからこそ生まれる意図せざる出来事を楽しみにして、私は次の行動計画を緩く立てています。

何にでも手を出していて大変なのですが…苦笑

何かのご参考になれば幸いです。
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