ペホス@兵庫県在住のCTN講師です。

 

わたしは、医療・介護の専門職の方々を対象にした研修講師を務めています。そして、この春から、北海道の仲間と一緒に「つながる&ひろがるプロジェクト」というチームを立ち上げました。

 

介護や子育てを通して「人」を支える人たちが、介護や子育てで燃え尽きたり、孤立したりせず、望むような介護や子育てがしやすくなるようにコミュニケーションを届けるための活動をしています。

 

そして、介護関係の仕事をしているメンバー2人と、家族の介護が身近なメンバー2人がいたので、まずは「高齢者介護」から始めて見ようということで、高齢の家族を介護されている方々を対象に「介護家族アンケート」を実施し、52名の方から回答をいただきました。

 

◯介護をするようになって何年目ですか?

◯介護をつらいと思ったことはありますか?

◯介護を誰かに委ねて離れたいと思ったことはありますか?

◯介護が必要になる前に、介護について家族で話し合っていましたか?

◯介護が必要な家族に対する接し方で後悔したことはありますか?

◯介護の悩みや困りごとを話せる人は身近にいますか?

 

 

●介護家族アンケート集計結果の公表動画(約8分)

 https://youtu.be/HYgr1uRKekU

 

わたし自身は、まだ両親に介護が必要な状況ではありませんが、家族に対する接し方では「やっちゃったなぁ」と後悔することが時々あります。両親が年老いていく現実がまだ受け入れられず、同じことを何度も質問されるとつい返事が荒っぽくなってしまう時があります。

 

そういう時には、アップセット(※コーチング連続講座オプティマイズコース6回目の内容)が起きているのだと思います。「元気な頃のように、話を1回で理解してもらいたいという“期待”」があり、それを裏切られることでアップセットを起こして、不適切なコミュニケーションをしてしまっているのです。

 

自分のその反応がアップセットから起きていることかもしれないと思えるようになってからは、昔に比べればずいぶんと荒っぽい返事をする回数は減りました。まだ、完全になくなってはいませんが、回数が減っただけでも大きな進歩だと思っています。

 

このアップセットは、子育てでも起きがちです。子どもに対して、「自分のことは自分で出来る子になってほしいという“期待”」を抱いたり、「これだけいえば、宿題をちゃんとするだろうという“予測”」をしていると、そんな期待や予測を裏切られるようなことがあると、ついつい声を荒らげてしまう・・・。

 

でも、それがアップセット状態だと気づけるようになると、声を荒らげるのではなく、きちんと子どもに親の思いが伝わるようにコミュニケーションをする回数が増えました。

 

だから、わたしの経験から言えることは、コミュニケーションが上手くなるコツのひとつは、「自分にいま何が起きているか?」をつかめるようになることじゃないかなと思います。

 

どうしてかというと、「自分にいま何が起きているか?」をつかめるようになると、「相手にはいま何が起きているのか?」と意識を向けやすくなります。

 

そして、人は自分に意識が向けられているかどうかには敏感です。本心からの言葉か、上辺だけの言葉か、そういうことを察知する感性をもっているので、意識がきちんと向けられた上でのコミュニケーションに安心感を覚えるんでしょうね。

 

だからこそ、わたしは介護をされている家族を支える人が、「自分にいま何が起きているか」をつかむセンスを磨くことが、より良い本人支援のカギになると思っています。

 

6月4日(日)と7月2日(日)には、札幌で介護家族を支えるためのコミュニケーション講座を開催します。

 http://kokucheese.com/event/index/469223/

 

講座では、ファシリテーターを務める予定です。その場では、皆さんが抱えておられる悩みを元に、「その時、自分に何が起きていたか?」も振り返り、次からのコミュニケーションの可能性が広がる手がかりをお持ち帰りいただけたら嬉しいです。

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