院長としての器

こんにちは。
吉良信史です。
コミュニケーショントレーニング東京の主催、コーチとして5年ほど
また、普段は歯科医師として活動しています。

以前は、決してコミュニケーションが得意ではなく、どちらかというと人前が苦手という状態でした。
何とかしたい思いで、いろいろなコミュニケーションにまつわるノウハウを勉強していました。

でも、なかなか実践で結果が出るものに出会いません。
習いたてはよくても、だんだんと効果が出にくくなっていったり、
習った通りにやっても思うような結果が創れませんでした。

そんな中このCTNの講座に出会い、センスを磨いていく中で、
コミュニケーションの深さを実感していたころの事、いまから4年ほど前の事です。

ちょうど年末。仕事納めの日の事でした。
その頃は、スタッフを4人ほど抱えていましたが、
その中の一人が、1年たってもほとほと成長の兆しが見えないのです。

辞めてもらって新しい方を雇用するという選択肢もありますが、
超売り手市場の歯科業界で、3年の求人の末に雇用した方です。
今ここで辞めてもらっても、
残ったスタッフたちの仕事の負担も多く、医院の崩壊にもなりかねない状況でした。

ほとほと困り果て、悩みながら年を越すのかぁ、と覚悟していましたが、
後は鍵を閉めて帰るだけになったとき、あるコーチと会話を行いました。

内容は、その方に辞めてもらいたいのだけれど、その先、どうすればいいのか。

てっきり、来年以降の新しい形でどうやって行けばいいのかという話になるのかと思っていたのですが、
コーチから一言。
「先生がそのままだったら、彼女もいつまでもそのままですよ。」

講座(オプティマイズコース)の中でも後半に来るセンスの一つですが、
まさに、相手をできない人、やらない人、成長しない人、として吉良自身が接していることに直面しました。

成長しないのは相手の問題としていたことが、
自分自身のコミュニケーションの質から起こしていたことであり、
相手が悪い、自分が正しいとしてきたことも含め、全く機能していませんでした。

コーチからこの事を気づかされ、自分のあり方、院長としての立場を見直す機会となりました。

スタッフへの心無い対応や、できないやつ、足手まといな人という質感で接していたことを謝罪し、
今後はきら歯科クリニックの仲間として、1人の人として現し、存在させ、接することを約束するメールを送りました。

これに対しての返信はありがとうございます、というシンプルなものでした。
そのスタッフは、年明けの仕事始めから、全く別人かのように仕事を覚え始め、
半年後には吉良の右腕となるほど成長しました。

講座の中で講師の岸さんは、
「コミュニケーションはダンスのよう」と言葉されるのですが、
自分のあり方、そこから出てくる表現により
こうも結果が異なるということをまざまざと体験する機会でした。


 

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