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2017-03-15 03:07:57

1000年に一度の落とし穴 その2

テーマ:3.11から

東日本大震災から6年という事は、その地震と津波の襲来が引き金となった福島第一原発事故から6年という事でもある。

本題に入る前に・・・

原発再稼働の是非は兎も角・・・、というか今の流れではあと二つか三つくらい同様の事故でも起こらない限り、真剣な議論が始まるとも思えないとさえ思うようになっているのだが・・・。

まあいろいろな事情はあるのだろう。その仕事のおかげで生活が成り立っている方々もいるわけだし、まあ現在宮城県に住んでいる我々は直接的には原発によって発電されている電力は使っていないわけだが、過去には使っていたのは確かだ。

そうはいっても原発ゼロへ向けた新しい技術への転換は、もっと早急に、そして真剣に取り組むべきだとは思う。その点、現在は反故にされてしまってはいるが、旧民主党が掲げた正確な時期は忘れたが期限を切って「原発をゼロにする」といった動きは評価されるべきだと思う。まあ当時は具体的ではないとか、相当批判はされていたが・・・。

過去にアメリカが目標を掲げ月面へと人類を送り込んだように、明確な目標を設定し、検討し、実現させていくという事は大事な事だと思う。

具体案が無いから駄目

対案がない反対は駄目

今まで恩恵受けてていただろう?

これらは思考停止以外の何物でもない。

原発の危険性を受け入れつつ(当然福島第一原発事故の様に故郷を追われる等)、再稼働へと向かっていくのか?現在は妙案こそないが、原発の危険性を問題視して脱原発へ覚悟を持って進もうとするのか?

まあそういった選択なんだと思う。具体案や対案が無いから脱原発は無理ってんでは何の進歩も無かろう。そういった思考回路だから40年以上前の夢の技術に今もしがみ付いているだけのような気はしないでもない・・・。

さてここからが本題。

福島第一原発が稼働してから46年くらいだったか?まあその間、福島第一原発にしても津波被害というものは未経験であったわけだ。だからこそ巨大地震や津波に対する対策が疎かになっていた感は拭えない。東日本大震災に原因する事故によって41年の歴史に幕を閉じ廃炉が決定したわけですが、他の原発を見るに「原発自体の運転期間を原則40年」というルールは守る気は無いようである。

前回も書いた通り、30年から40年間隔で三陸沿岸は大きな津波に見舞われている。三陸沿岸に限って言えば、まあ原則通りに運転期間を設けても、その期間内に一度や二度の大きな津波に見舞われる可能性は十分にあるわけだ。

で、廃炉作業のロードマップを見ると40年近かったように思いますが、その廃炉への過程でもう一度大きな津波に見舞われる可能性もあるって事になる(と同時、大きな地震に見舞われる可能性も・・・)。

これって結構大きな問題なんじゃないかと思う。汚染水を貯蔵しているタンクは大丈夫か?事故によって耐久性の落ちた建造物は大丈夫なのか?

他の原発は新しい安全基準の元、安全対策と厳しい審査が行われている(ってことになっているが・・・)として、福島第一原発は事故処理、汚染水対策などに忙殺されていて、そういった新しい安全基準をクリアしているとは考えにくいのですが・・・。そして数々の汚染水貯蔵タンク、事故によって汚染された建造物や瓦礫、そういったもに対しては現状の原発とは違った、それ以上にシビアな事故対策というものに対する基準がもっと公にされるべきかと思います。現状、汚染水などがアンダーコントロールだったとしても、それは安全に対してなんの担保にはならないという事の様に感じる次第・・・

以上、前回と今回、二点ほどあげましたが、1000年先への想いとは別に、直近数十年の内にありうるリスクに対しても、もっと光を当てていかないといけないのでは?などと思ってしまうわけです。

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2017-03-15 03:06:19

1000年に一度の落とし穴 その1

テーマ:3.11から

東日本大震災から6年。

東日本大震災は1000年に一度の巨大地震と言われている。

そして、生まれた動きが1000年後の命を守るといった行動。

こういった取り組みを否定する気は毛頭ない。むしろ素晴らしい事だと思う。

ただ、そこにだけ目が行ってしまって本当に大丈夫だろうか?

1896年6月15日発生の明治三陸地震、1933年3月3日の昭和三陸地震、1960年5月23日から24日にかけてのチリ地震津波。そして2011年3月11日の東日本大震災。

115年の間に大きな津波被害が4回。明治三陸津波にいたっては東日本大震災クラスの津波が押し寄せている。

そして、最近ではあまり聞かなくなった感があるが、アウターライズ地震は大きなプレート境界型地震の後に発生する場合があるとして、震災直後は警戒が必要とされていた。明治三陸地震の影響とも言われる昭和三陸地震は、その間隔は37年。

個人的には、本来ならもっと警戒をしてもいいのでは?という感がある。

1000年後の巨大津波に備える、記憶を伝える意義はあるが、実は30年、40年といった月日、まして115年前の教訓は果たして生きていたのだろうか?

土地勘のない方にはイメージできない話で申し訳ないのだが、閖上地区では、津波は貞山堀を越えないという思い込みがあったとも聞く。しかしその地に残されていた石碑には1933年の津波の記録が記してあり「地震があったら津波の用心」という文言と共に未来への警告が記されていた。その碑の内容を読み解くと実は貞山堀をはるかに超えていたことが記されている。こういった思い違いはどうして生まれるのだろうか?

その碑は現在は閖上にある日和山の斜面にひっそりと横にされ並べられている。その日和山の横に東日本大震災の慰霊碑が建てられ、当時の津波の高さに合わせる形で塔が建てられているが、その碑がそこに建てられている事は無い。被災地を訪れる方のどれだけの方がその碑を目にするのだろうか?

過去の教訓というものは、やはり忘れ去られる。忘れないまでも100年前、30年前と今は違うというずれはどうしても出てくるのではないだろうか?

「あの時とは違う。なぜなら立派な防潮堤ができた」

そんな心の隙は、真摯に向き合っていてもどうしても生まれるものなのではないか?

どういった事情があるのかはわからないけれども、慰霊碑の横にひっそりとたたずむ、その碑を見ると、なぜこれが新しい慰霊碑と共に建てられ、その内容を現在でも読みやすい文章にして紹介しないのか?と疑問を抱いてしまう・・・。

今現在でも急ピッチに進む沿岸地域の復興作業。賛否はあれど着々と完成しつつある防潮堤。

決して何もしていないわけではない。

ただ、やはりもう一度、検証し、伝えなければいけないもの、思い出さなければならないものに目を向けては良いのではないか?1000年後に想いを届ける前に・・・。と思う次第・・・




 

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2017-03-12 02:03:57

東日本大震災から6年・・・

テーマ:3.11から

例年は仕事が入るのですが、今年は仕事も入らずどうしようかな?と考えていた所、母が体調を崩して病院へ・・・。そのまま病院で14時46分を迎えました。海へ向かって黙祷というわけにはいきませんでしたが、病院内で、病院の職員と患者、家族、見舞いの人達へ「三十秒間の黙祷をお願いします」というアナウンスが流れ、そのアナウンスに促されるままに黙祷をしました。

先日仕事で沿岸地域に行きましたが、今回初めて陸前高田へと・・・。

震災後の復興の速度の違いを改めて感じてしまいました。

正直、宮城県内はかなり進んでいる方だと感じました。感じましたが、見慣れた街並みが瓦礫と化し、失われ、その地が少しづつ綺麗に整地され、土盛りされ、道が変わり、風景が変わっていく様は復興が進むという動き以上に寂しさをも感じてしまいます。

志津川の有名になった防災庁舎ビル。震災の記憶を留める為、慰霊の為、震災遺構として残されることになりましたが、そのビルの高さかそれ以上に周囲を土盛りされ、綺麗に塗装をしなおされた姿を見ると、私個人としては悲しささへ感じてしまいます。

復興が観光資源化されていくような・・・

東北の復興を見てもらうと、その誘致に利用した東京五輪といい、なんか大きな力が本来目指すべき街の、沿岸の姿を変えていっているように感じる時が度々あります。

震災から6年。短いようで長い時間が過ぎました。あの日生まれた命があったと聞きます。その子らは小学生へと育ちました。彼らの成長と震災の復興。6年という時間の重みを感じる時、これからの復興への道のりは時間という重さも増していくのだと思います。彼らが成人し、社会へと巣立つとき、東日本大震災で被災した沿岸部の街並み、景色はどういった姿になっているんでしょう?

そんな事へと思った一日でした。

ただ静かに慰霊をし、そしてこれからその地で暮らす方々にとって少しでも良い復興が進むことを祈るばかりです。

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