ゆるされざるもの

須磨の海と空・365日


テーマ:


ゆるされざるもの


 さて、カメラの機能が良くなり、画像処理も簡単にできるようになる。すると、何を撮るかがより重要になる。この日は写真学校の卒業展を観に行ったのだが、今の写真のトレンドがどこにあるのか教わったような気がする。やはり、人を撮ることがより重要とされているようだ。特に目を引くのが、被写体との関係性を表現しようとするものである。それも過剰な関係性を表現しようとするものが、大きく取り上げられている。
 なるほど撮影者も被写体となった者も、そうまでしないと、関係としての実感が持てないのかもしれないと直感した。しかもそれらは、ナン・ゴールディンやアラーキーのように特に親しい人との関係ではなくて、ゆきずりらしい人々との過剰な関係性なのである。強烈だが、決して好きなタイプの写真ではない。写真家のエゴ、被写体に対する撮るという行為の暴力性が前面に出ていて、目を背けたくなった。
 どちらかというと、穏やかな優しい感じの写真の方が、自分には好感が持てた。ただし、表現者として生きている内に成功したいのなら、それとは違ったトレンドを押さえて、それができるようにならなければ難しいだろう。その日話した二人は、優しい写真家(卵)。写真には、ナイーブな優しさが滲んでいて、好感が持てた。ただ時代が求めているものを捕まえられなければ、埋もれてしまう。スイッチを切り替えて、そのような写真も撮ってみたらいい。自分が求める写真は、成功してから発表しても遅くはない。若い内は、時間がある。十分に二兎を追える。もっと野心を持ってもいい。


 彼らに触発されて、人を撮りたくなった。でも、デジタルでぽんぽん撮るのは味気ない。しっとりとしたものが、写り込まない感じもある。特にモノクロでは、デジタルだと階調の足りない感じもある。ポートレートは、未だフィルムで撮りたいと思ってしまう。・・・まあ、デジタルで撮るポートレートは、あまり大上段に振りかぶらないで、気楽に写し止めるのには向いているのかもしれない。とりわけGRDのようなカメラだと、「撮られる」と身構える前の姿を撮ることが出来る。もちろん、表情を見極めることが出来るのなら、大きなカメラに正対させてさえ、カメラに写った自分を意識しない瞬間を写し止めることも可能なのだけれども・・・。




ゆるされざるもの


ゆるされざるもの


ゆるされざるもの


ゆるされざるもの


ゆるされざるもの


ゆるされざるもの

以上、GRD4にて撮影。
AD
いいね!した人  |  リブログ(0)

高橋 俊仁(ひだりうま)さんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

最近の画像つき記事  もっと見る >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。