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2011-12-28 11:21:38 テーマ:ブログ

大阪大学総長就任記念祝賀会


12月11日に大阪大学の総長就任記念祝賀会に招かれ参加しました。総長とは大阪大学のトップで医学部のみならず全ての学部を統括する責任者で、理学部、工学部、医学部などからひとりだけ選出されます。どの人物が総長に就任するかで、大阪大学の研究内容が影響を受けるのは自明の理です。
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今回、総長になられたのは平野俊夫先生で免疫学の大家であり、私の先輩でもあります。大阪大学は免疫学においては世界のトップを走っていて、代々の総長に山村雄三先生や岸本忠三先生の免疫学の進歩に貢献された先生方が医学部から登用されています。


この総長就任記念祝賀会に招かれたことは私にとっても光栄なことです。祝賀会参加者は、文部科学省事務方トップの政務次官や東京大学の先生方、建築家の安藤忠雄氏などの多彩な顔ぶれで、祝辞も興味深く面白く拝聴しました。




私が今、免疫治療を行い好ましい成績を得ているのも、学生時代から世界の最先端の免疫学を勉強できる環境に恵まれていたからだと感謝しています。また、今秋の「日本消化器関連学会週間」で優秀演題賞を頂くことができたのも、大学で受けた薫陶と無縁ではないと思います。しかし、最新の免疫学は日進月歩で進化しており、勉強は欠かせません。敬愛する先輩平野先生の座右の銘、「倦まず、弛まず、只ひたすらに」を、私も心に刻み、このどんどん変化する新しい知見を学んでいく所存です。そして、それが楽しみでもあるのは、学生時代から培ってきた免疫の知識が基礎にあればこそと、思っています。




次回のシリーズは複雑な免疫を理解いただけるように、内容を噛みくだいて「解りやすい免疫学」を始めたいと思います。


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2011-10-05 09:52:57 テーマ:ブログ

同窓会にて

先週の土曜日、大阪大学・中ノ島アウトドア部・同窓会に参加しました。元は山岳部でしたが、いかつい名前では新入部員が集まりにくいとの意見が出て、2年前から名前がカタカナのソフトイメージに変更となりました。そのせいか同窓会には新人部員が4人も参加していました。かつての山仲間も中年真っ盛りながら、現役の山男共に交じり意気軒昂、活気あふれる楽しい集いでした。同級生の福澤先生は、先に、阪大病院病院長に就任していましたが、この度は、3年先輩の平野俊夫先生が、大阪大学総長になられたという、嬉しいニュースがありました。平野先生は、免疫学の大家で、私の研究分野とも関わりがあります。共に縦走し、山で苦楽を共にした仲間の活躍は自分のことのように嬉しいだけでなく、自身への良い刺激です。大阪大学の重鎮であるふたりを交え心ゆくまで語らい、明日への充電をたっぷりした夜でした。

 

2011-08-01 16:16:35 テーマ:ブログ

慰霊祭

2011年7月27日

 本日、御霊神社において慰霊祭を行ないました。これは、当院に培養リンパ球を遺してお亡くなりになった患者さまのお心を慰め、お体の一部であったリンパ球を、責任をもって処理させていただくために、行なっているものです。遠方から参列してくださったご遺族もおられ、胸が熱くなりました。標準治療として抗がん剤治療を尽くされた挙句、「もう、打つ手はないから、緩和治療を」といわれ、当院を受診される患者さまが数多くいらっしゃいます。その方々の中には、私がお勧めしている免疫活性化血管内治療すら受けることができず、活性リンパ球治療に望みをたくし、それすら、入院先の担当医が同意してくれないということで投与できずに、その機会を待ちつつ亡くなられてしまう方もあるのです。様々な事情で折角のリンパ球を残されて逝かれた方々、お一人お一人を偲び、リンパ球治療とは関係なくとも、私が治療させていただきながら、お亡くなりになられた患者さまの在りし日を偲び、困難なガンとの闘いに、決意を新たにして慰霊祭を終えました。国のがん対策基本法が平成19年に施行されて、以前に比べれば、がん治療の現場は改善されつつあります。しかし、抗がん剤は、白血病、悪性リンパ腫などの血液のがん以外には殆ど効かない。強い毒性で、一時的にガンが縮小しても、同時に健全な細胞を傷つけ、いずれは再燃したがんの勢いに抗がん剤で痛めつけられた体が負けてしまう、こういう例がいかに多いか。或る人いわく、術後再発したその方のお母様に、主治医は「抗がん剤が効くのは10人に一人」といいつつ投与し、結果、無効だったということです。10人に一人にしか効かない毒性の強い薬剤を、治療として投与することが、国が認めている標準治療なのです。手前味噌ながら、わたしが行なう免疫活性化血管内治療は、少なくとも2人に1人は有効で、正常細胞を障害することはありません。しかし、保険適応にならない。臨床試験をクリアーするには、大きい壁があります。製薬会社は、すでに特許のきれた薬剤への今更ながらの投資には及び腰です。また、血管内治療が、医師個人の技量に左右される職人技で、結果が異なることも影響しているかとは思います。この治療がコンセンサスを得る為に、標準治療から見放された患者さんの「ガンがあっても元気」を実現させるために、治療を続けエビデンスを重ねていくことが肝要と考えています。一般の先生方のご理解を得るために、次回の癌治療学会総会、そしてJDDW(日本消化器病学会週間)の大会にて当院の治療成績の学会発表を予定しています。これからも、ガンと戦う方々に最後まで寄り添うことができるよう、努力したいと思います。




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