不眠の漢方薬の相談

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 うちのお店はレジが3台あります。そのうちのNo3レジは1番使用頻度が低いです。昨日は全館ポイント3倍デーで割とNo3レジの稼働率が高かったです。私もフォローでNo3レジに入りました。

 私は日用品を買いに来られた30代後半の女性のお会計をしました。その間この方は、漢方薬のコーナーをチラチラ見ていてどうも漢方薬が気になるご様子でした。お会計が終わると漢方薬のコーナーに近づき思いを巡らしている、そんな感じに見受けられました。

 タイミング良くお客さまの列が切れたので、先ほどの女性に声をかけるチャンスが巡ってきました。

『あのう、漢方薬を先ほどからご覧になっていますが、ご一緒に漢方薬を選びましょうか。』

「はい。」

『今回はどんなご様子ですか。』

「自律神経失調症か更年期障害かはわからないのですが、不眠なんです。それで今「命の母」を飲んでいるんです。」

『あぁ、なるほど。それで効き目はいかがですか。』

「そうですね。なんとなく良いかなぁ、とおもいます。」

『おおっ、それは良かったですね。でも、なんとなくでしたら、もっと良く効く漢方薬を選択するのも手かもしれませんね。例えば、この「命の母ホワイト」は「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」が合わさったお薬で、この三つの漢方薬はご婦人の三大漢方薬ともいわれ、どれかに当てはまる可能性が高いです。つまり「命の母ホワイト」は網を拡げているといったかんじでしょうか。』

「そうなんですね。ということは、「命の母ホワイト」に変えた方がよいということでしょうか。」

『いいえ、そういうことではないです。お客さまの主訴をしっかり見据えてバッチリ合う漢方薬を飲むべきだと思います。「命の母」をご覧ください。生薬とビタミン類が配合されています。ざっと見ると、「四物湯(しもつとう)」と「四君子湯(しくんしとう)」が含まれているという感じですね。お客さまの主訴は不眠ということですが、イライラはないですよね。』



☝命の母®A

「はい。イライラはないです。」

『イライラがない場合は、これ(「抑肝散加芍薬黄連(よくかんさんかしゃくやくおうれん)」やこれ「柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」は効果が無いと思います。』

「この「加味帰脾湯(かみきひとう)」はどうですか。」

加味帰脾湯はこちら

『「加味帰脾湯」は元来胃腸が弱く貧血で不眠がある方向けです。』

「私は、貧血気味です。」

『そうなんですね。それならば、合うかもしれませんね。あと、「加味帰脾湯」は物事をクヨクヨ考えてしまう方にも良いです。』

「えっ、そうなんですね。」

『割とクヨクヨ考えてしまいますか。』

「はい。以前はそうではなかったのですが、最近はクヨクヨ考えてしまいます。」

『そうですと、「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」も合うかもです。』


☝「ナイトミン」中身は酸棗仁湯です。酸棗仁湯について投稿したブログはこちらです。


 別のところに陳列していた「酸棗仁湯」を持ってきました。

(「加味帰脾湯」と「酸棗仁湯」を並べてお見せして)

『「加味帰脾湯」と「酸棗仁湯」は名前こそ異なりますが、似通った漢方薬です。両方とも「酸棗仁」が入っていますよ。』

「あぁ、ホントですね。」

『今は幸いなことに命の母が良さそうということなので、もう少しで飲みきってしまうようなタイミングていらしてください。その時の状況でどうするか検討しましょう。』

「はい。そうします。ありがとうございました。」とおっしゃって帰って行かれました。

 実際に帰ってきてくださるかは五分五分ですが、その時を楽しみにしたいと思います。
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