〜Crossing〜岡崎直子の新時代スピリチュアリズム&フィロソフィア

タロットや星、カバラ、アルケミーなどの伝統神秘学は、ただ吉凶を占うためのものではなく、意識的にあなたの現実を豊かに・幸せに・ロマンティックに創造するためのツール。
あなたの幸せが世界を輝かせる、新しい時代のためのスピリチュアリズムをお伝えします。


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私たちの知覚や認識は、これまで物質に大きく偏っていました。

 

 

「小さいパーツが寄り集まって、大きなものができる」という発想は、私たちのデイリーな知覚の中で当たり前に感知している「この世の成り立ち」だと認識されています。

 

 


そしてこの認識をベースに、一人一人の人生の行動様式や、社会のあらゆる仕組みが出来上がっています。

 


私たちはこの考え方にあまりにも慣れすぎていて、
自分の思考回路がいつもそのように働いていることに自覚が持てないほどです。

 

 

 


あらゆる物事を「小さなパーツ」とみて、

それが寄り集まり、組み立てられることで「大きなもの」ができる。

 

 

 


ほとんどすべての物事を、当たり前にこの認識の中で理解しています。

 

 

 

 


例えば「時間」をパーツ化すると、

[毎日コツコツ練習して、一つのピアノ曲が弾けるようになる]

 


「空間」をパーツ化すると

[メインベッドルームとリビング、ダイニングで1LDKのアパート]

 


人間をパーツ化すると

[一人一人の人間が集まって、日本という国を作っている]

 


音楽をパーツ化すると

[1音1音が集合して、一つの曲になる]

 


小説をパーツ化すると

[一文字一文字が集合して、一つのストーリーになる]

 

 

 

 

 

これが当たり前のような感じがしますよね。

 

 

なぜ当たり前のような気がするかというと、

私たちの知覚認識がそうなっているからです。

 

 

 


「1LDKのアパートが集まってメインベッドルームを作っている」と言われるとロジックが破綻してしまいます。

 

 

 

 

 


大きいものの中に小さいものは入れられる。
だけど小さいものの中には大きいものは入らない。

 

 

 


わたしはベッドの上に寝っ転がれるけど、
ベッドはわたしの上に寝っ転がれない。
(やられたら苦しい。理屈に合わない)

 

 


それはベッドの方がわたしの体より大きいからだ。

 

 

 


もはや当たり前すぎて、わざわざ言明する意味がわからないくらいの常識的感覚。

 

 

 

 

“かさばり”の世界。
質量のある世界では、

この「小さなパーツが大きなものを作る」ルールは破綻なく素晴らしく機能する。

 

 


なので、私たちは自分の人生にうまくいかないことや不具合を見つけた時にも、容易にこの「小さなパーツが大きなものを作る」ルールの中で解決策を探そうとします。

 

 

 


例えば「試験に受からないのは、勉強する【時間量】が足りないからだ」とか。

 

時間の、努力の、情熱の、本気の、想像力の、知識の、コミュニケーションの、【量】に原因を求める考え方は、すべてこの「小さなパーツが大きなものを作る」ルールの発想です。

 

 

 


繰り返しますが、このルールは物質原理の世界では非常に素晴らしく機能するので、実際に量的な問題を解消することでガラリと結果が変わるケースもたくさんあります。

 

 

 

 

そして最近は、【量】ではなく、パーツの【質】に注目するような考え方も流行っていますよね。

 

 

 

無闇矢鱈な猛烈努力はあまり効率が良くなくて、

「それよりも集中して【質】のいい時間の使い方をしよう」とか、
「短時間でも【質】のいい睡眠をとろう」とか。

 

 

 


この考え方はなかなか面白い視点の転換なんですが、
しかしそれも「小さなパーツが大きなものを作る」ルールにすっかり浸りきった頭の中で解釈してしまうと、真価が発揮されません。

 

 

 

 

 

【質】を大切にしよう=「一つ一つ丁寧にやろう」

 

 

だと単純解釈してしまうと、パーツに宿る【質】の意味が見えないままです。

 

 

 

真意が見えないまま、時間や睡眠やコミュニケーションの【質】を上げようとすると、結局そのために新たな労力がかかって、最初は良くても続かないか、
続いたとしても結果に繋がらない、ということになったりします。

 

 

 

それはやはり、根本的なところで私たちの意識が物質ルールの外に出ていないからです。

 

 

 

 

 


さて、2017年創造時代。

 

 

時代が変わる、意識の位置が変わる、自我が解体されると書いてきましたが、
その具体的に意味するところはなんなのかというと、

この当たり前の「小さなパーツが大きなものを作る」感覚が変わるということ。

 

 

 

私たちの知覚認識が、この物質ルール以外のところに焦点を当てるようになるということ。

 

 

 

 

シリーズ記事【創造時代論ベーシック】では、これから数回にわたってこの「知覚認識の変化」についてなるべく詳しく書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

♦︎日本の空間美学

 

 

「大きなものは小さなものには入らない」という当たり前のロジックがひっくり返るシーンが、実は私たちの日常の中にもあります。

 

 

 

特に日本の文化の中には顕著です。

 

 

 

 


まあ、いきなり当然のことを言うようですが、

折り畳んだり、丸めたり、“かさばり”を減らすことで、

大きなものもコンパクトにすることができますよね。

 

 

 

 

(それに、厳密に物質ではありませんが、

ICチップの中に格納される膨大なデータなど、

コンピュータリゼーションの中では「量的かさばりを持つもの」を

「コンパクトにする」ことは常識ですよね。)

 

 

 

日本の精神の中では、作り上げた物質を固定させずに、

いかに自由自在にフラットに戻したり、

解きほどいたり、また再構成できるか

というところに意識が向けられているのを感じます。

 

 

 

 

 

例えば帯や着物は解いて畳むと“かさ”のない平面の布地です。

 

扇や提灯、傘も、折りたたむと“かさ”がぐっと減ります。

 

布団やちゃぶ台も、たたんで押し入れに収納することができます。

 

 


そうして部屋に出ているあらゆる“かさばり”を畳んで格納してしまうと、後には静謐な空間だけが残されます。

 

 

 


出現し、展開されることと、退場し、折りたたまれることとが等価値。

 

 

 

 

これは、物質だけに目を向ける意識ではなかなか生まれてこない感性ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

以前Facebookでアラブの王様が天皇陛下と皇居で会談した写真が海外で話題になっているとニュースになっていました。

 

 

 


国主の謁見室が勲章も彫像も絵画も赤絨毯もなく、

あまりにミニマルでシンプルな空間だったからです。

 

 

 

空間を生かし、威信を仰々しく主張しない皇居のあり方に、

多くの人々が感銘を受けたようでした。

 

 

 

 

 

折りたたまれ、収納され、使う時以外は空間に出さない。

 

 

 

日本文化の精神では、「一つ一つのものには収納されるべき場所が必ず決まって」います。

 

 

 

 

 


家具一つ残さない和室の床の間に、花が一輪だけあるような、この感性。


それはまるで、主役は「物質」ではなく「空間」だと言っているかのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

“かさばり”を持ってこの世という舞台に登場する様々なもの。

(そこにはもちろん、身体という物質を伴って登場する人間たちも含まれていますが)

 

 

 


それは、浮世の川を漂う木の葉のように儚い存在で、

ほんのひと時舞台に登場しては、また退場していく。

 

 

 


朽ちて行かない物質はありません。

 

“かさばり”を持ったものは、必ず滅びる。

 

 

 


しかしそんな、ポッと現れ、ひとときの悲喜こもごものドラマを演じてはまた去っていく“かさばり”の世界にあって、唯一永遠の姿でそこにあり続けるもの。

 

 

 

 

それが、「空間」です。

 

 

 

 

 

 

空間や物質は「五感」によって私たちの認識の中に姿を現していますが、

先に書いた通り、私たちの知覚認識は物質の方にばかり偏っていて、

空間の方になかなか焦点が当たりません。

 

 

 

 

 

現状の知覚感覚の中では、

私たちは「空間」もまた「物質」と同じように取り扱ってしまいます。

 

 

 

 

つまり、
[メインベッドルームとリビング、ダイニングで1LDKのアパート]

のように、壁で区切ってその中に生まれたスペースを、「空間」として量的に取り扱うのです。

 

 


しかしそれは「空間」の本当の本質とは違うものです。

 

 

 

 

 

私たちの知覚認識が「空間」に向くと、

「小さいパーツが寄り集まって、大きなものができる」という

物質ルール主導で動いていた意識に、大きな変化が訪れます。

 

 

 

 

 


それは例えばこんな感覚。

 

 

 


家具も何もない、広大な和室の床の間に、一輪だけ飾られる花。

 

 

 

それが「紫のアヤメ」の時と、

「紅の侘助椿」の時では、

その広大な空間全体のもつイメージが全く変わってしまいます。

 

 

 

 

 

これは、「全体は部分の集合したもの」という物質の概念とは全く違う感覚世界です。

 

 

一輪の花が、広大な領域全体に一瞬にして影響を及ぼす。

 

 

 

 

 

物質は、より小さな物質のパーツから組み立てられているけれど、
空間は量的なもので組み立てられているのではない。

 

 

 

 

 


それではどんな組み立てで空間は成り立っているのか?


その話を、次回は掘り下げていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

今日のところは、最後に認識の基盤になっている五感(プラス内的感覚)のキーワードを取り上げて、終わりたいと思います。

 

 

 

 

【視覚】
現代人の感覚は80%は視覚に頼っているという。
認識のメインステージ。
しかし、視覚は空間に認識が行かない。
オートフォーカスで物質に目がいくようになっている。

物質に象られたものとしての空間が、現れているとも言える。

 


【聴覚】
言語と音楽。客観性。理性。時間的な幅の中で認識されるもの。遠い・近いの距離感覚を作るもの。

 


【触覚】
ものの全体性の認識。かさばり、境界線の認識であると共に、触れることで境界線を消して、自分自身と同化する作用。
触れているものは自分の延長になる。
(身につけている衣服や、ずっと座っている椅子は存在感が無くなってくる)
決して見ることのできないものを「見れる」のが触覚。
自分の顔は見えないけれど、触れる。
視覚の世界にないものを現出させる。

 

 

【嗅覚】
メモリー。匂いは記憶に直結する。
動物的本能。鼻が効く。危険察知。暴かれる潜在意識。

 

 

【味覚】
内部と外部をつなぐ。内部へ取り入れる。味わって反芻する。「食べる」に直結。これから消化(同化)しようとするものへの愛撫。

 

 

【快感・不快感】
五感のさらなる感受機能、身体内感覚としての「快感」「不快感」。
体感覚。触覚・嗅覚・味覚はここにダイレクトに直結。

 

 

 

 

 

 

 

 

岡崎直子でした

明日(たぶん)に続きます!

 

 

 

 

※こちらの「創造時代論ベーシック」の連載記事は、ヌーソロジーを基底に考察しています。

 

 

 

 

 

 

 

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