アベ総理の答弁を受けてからをどぞ。



えー、いろいろとおっしゃっておりましたが、

先ほど、一度、申し上げたんだが、

何か勘違いをしている


国際競争が激しい、国際競争が激しければ

利益が上がらなかったりします。


国際競争に勝って利益が上がっている

その利益をどう配分するかという話をしているんです


それから、設備投資のことは言っていません

国際競争、厳しいから、

特に国際競争している大企業は、設備投資・研究開発

どんどんまわさないといけない

そこのところが多いんじゃないかなんて言ってないんですよ


設備投資なんかにもまわし、

なおかつ儲けが出た分をどう配分するのか

ということを言っているんですよ


そして、国際競争、頑張って、

一人当たりの付加価値生産性、上げているんです


110に、大企業、製造業、頑張っているんです

頑張っている110というのが、国際競争の中で

頑張った成果なんですよ、生産性が上がったというのは、


それを大幅に超える、賞与・給与がとられている

というのは全体、マクロとして明らかにおかしい

ということを申し上げたいんですが、


もう一点、


このー、今、そろそろ労働環境がタイトになっきて

雇用環境がタイトになってきて、

拡大をしていく、波及をしていくをしていく

ということをおっしゃっているんですが


まぁ、一時的には、あの今、タイトになってきていますから

一時的には、少し良かったり、悪かったり、

という若干の、変動が私もあると思うんですが、


じゃー、今、ほんとに製造業を中心にきている景気の回復が

中小零細企業にも波及をし、

あるいは、そこで働いている人に波及をするのか


わたくしは、そもそもそこのところで、

アベ総理は、戦後レジームからの脱却とかという

お言葉、大好きですが、


まさに戦後体制、高度経済成長の時代と

今の日本との違い、そこを明確に認識しないと

いけないと思うんですが


まぁ、いざなぎ景気などに代表される高度経済成長

こういう時期は、どういう競争をして

どういう競争に勝ったから、

日本の経済は伸びたと、総理は思っていますか。



アベ総理登場




その質問にお答えする前にですね、

えー、けして、えー、労働市場がタイトになってきて

えー、いい兆しが出てきているのは、

これは一時的なものでは、えー、ない、えー、わけで、

えー、ございまして、

えー、例えばですね、

えー、新規学卒の就職内定率は、

まぁ、高卒で、4年連続であります


大卒で、3年連続、うー、改善をしています

え-、初任給について言えばですね、

高卒で2年連続、大卒の初任給も3年ぶりの

こちらのほうは、3年ぶりでありますが、

増加、えー、あ、となってきたわけであります。


そしてこの増加傾向をですね、

まさに一時的なものにしないために
我々は、新しい、この、新経済成長戦略を
着実に実施をしていくことが、大切ではないだろうか

このように考えております


先ほどご指摘の企業の、においてもですね

新規の、おー、新たな正規雇用を増やしています

新規、いわば、新卒だけではなくて

中途の採用も増やすということを

既に、、発表もしているわけでありますから


そういう意味においてですね、

だんだん良くなってきた、この状況において

えー、そうした労働状況の改善、人材への投資も

増やしてきていることも、申し上げておきたい、

えー、こう思います


えー、今、いざなぎ景気についてお話が、ございました

このいざなぎ景気についてはですね、

これは、まさに、えー、新しい試みや、


また、えー、あー、新しい設備投資等々によって

成長力を引き上げ、そしてまた、

いわば、当時、3Cと言われたですね、


新しい商品も次々と、えー、売り出される中において

消費が増加をしていくという中にあってですね


当時は、今と違って、デフレ下の成長ではない中において

まぁ、力強く、まぁ、成長を、まぁ、していった


そして国際収支も、黒字を連続していく中においてですね

成長を、持続をしていった、ということではないだろうか


そしてまぁ、今回の景気回復は、

先ほども申し上げましたように

えー、まさに、企業部門の強化によってですね

3つの過剰を解消する中での、


まぁ、景気回復であり、まぁ、デフレ下の、

これは景気回復であったがためにですね、


いわば、正規の雇用、あるいは、家計部門への波及が

えー、また地域への波及が遅れているということ

ではないかと思います。



答弁オワタ







構造改革派はこういう論法を、用いるんだけど、

オレは、「波及が、遅れている」というのは

おそらく違うと思う。


これは、既に、「構造化」されてしまっている

と思っているんだけど、うがちすぎかな・・・・


いざなぎ景気や高度経済成長の認識についても

異論があるんだけれど、

アベさんの家庭教師役や周囲には、

アメリカ帰りの市場原理主義者や新自由主義者ばかりが

はびこっているんだろうな・・・・。