バルトーク ヴァイオリン協奏曲 第2番
テーマ:音楽バルトークはどうも苦手だ。
チョン・キョンファ/ショルティ&LSOによる
ヴァイオリン協奏曲第2番のLP盤を持っているが、多分雑誌の
レコード評を読んで買ったのだろう。
すでに、マゼール/ベルリン・フィルによる「管弦楽のための協奏曲」
を時々聴いていて、更にバルトークを聴いてみたいという気持ちも
あったのだと思う。
しかし、そんな好奇心も、私にヴァイオリン協奏曲を理解させるには
至らなかった。 とても難しくて1~2度聴くだけでお手上げの状態に
放置されてしまっていたのである。
まあそれで、今回 一度挑戦することにした。
第1楽章 いきなりハープの音。メロディなしの一音の連続。
そこへヴァイオリンのソロがやや激しく、とても覚えようのない旋律
を奏し出す。 斬新だな~。 ただものではない空気。
やがてその旋律がオーケストラの全奏で模倣されると、突如たる
一瞬の休止。するとなんとも極度に か細いヴァイオリンのソロ。
楽想の急転換に唖然。
この2つの主題によるソナタ形式で構成されているそうだが、蚊の
泣くような、あるいは小鳥がせわしく羽ばたいているようなソロの音が
あるかと思えば、地響きのような大太鼓を伴うオーケストラの壮絶
さもあり、かなりの緊張感が全体を覆っている。
カデンツァの後のコーダは、怒涛の大波が一直線にクレッシェンド
する最後は、おお、なんともええな~。
第2楽章 か弱い弦の音に隠れるようにソロが弱々しく出てくる。
これも覚え難い旋律で謎めいて聞こえる。オーケストラが後奏的に
続く。 これが大変短い主題で、その後に7つの変奏曲が続く。
第1変奏では殆どソロだけの音に 低くボン、ボンと響くのは、主題
でも聴かれたが、ティンパニだろうか。 謎めいた旋律に謎のような
効果をかもし出している。
それがティンパニであることは、第3変奏で明らかになる。ブラスの
音も加わり ヴァイオリン・ソロはその訴えが第2変奏以上に強くなる。
主題同様に各変奏は短いものだが、第6変奏の管楽器との掛け合
いが 特に面白く聞くことが出来た。
最後に主題が高音で再現されるが、これは最初の主題よりも表情が
豊かで、もう謎めいているというよりは、何かわびしい心の叫びを精
一杯ヴァイオリンの高音に託して表現しているように聞こえるのでした。
第3楽章 これまでで最も情熱的である。オーケストラも一段と活発
化して、起伏と変化に富んで、劇的でもある。
そんな中にも、ヴァイオリン・ソロは技巧的な面がふんだんにちりばめ
られていて、曲としてのまとまり感や、全体の構成などはよく分からない
けれども、ぞくぞくすような緊張感は感じられる。
最後の盛り上がりなどは、もう血も騒ぐ想いがして、興奮の烈しく強烈
になること!
とても難しい曲だが、つまらない なんてはとても言えない。 とっつき難
くはあるが、高い芸術性とは こういうものを指すのでは、と感じます。
昔々、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を繰り返し何回も聴いていた
結果、ある日突然にその曲の良さが分かった時の感動は 生涯忘れる
ことの出来ないものである。
このバルトークでも そんな感動の体験が得られる日が来るのかも知れ
ない。何度も何度も聞き込んでいくならば・・・・。








1 ■バルトークは弦楽器演奏が多いのでしょうか?
友人がチェロをやっており、時々弾く事があるそうです。ハープの音に聞こえる。。同感です。今ショパンエチュードの25-1をいかに”エオリアン ハープ”に聞ええるか格闘中です^^
ゲザ アンダさん。。知らなかったのでチェックさせてください。テンポ遅めのかみ締めるような演奏も大好きです。