Crazy Moon -嵐*妄想小説-

ARASHIの曲から妄想小説

にのあい好きなふたばの、勝手な妄想恋愛小説です。


登場人物は実在の方とは、一切関係はありません。

ご理解いただけた方のみ、ご覧ください。


記事の無断引用、転載はご遠慮ください。


アメンバーは何度か絡んでいただいてから承認させていただきます。


初めての方はこちらをどうぞ→Crazy Moon*Contents

ーでは、ごゆっくりお過ごし下さいー


「ありがとうございます。」


夏海が仲居さんにお礼を言うと、静かに扉がしまった。


この旅館は、それぞれの部屋が離れになっているので、すごく静かで落ち着いていて、そこに惹かれて部屋を予約した。


『‥‥。』

「‥‥すごい。」

『‥‥。』

「露天風呂の向こうに 海だ‥‥」


露天風呂からの景色を見た彼女が驚きの表情を見せる。


『‥‥。』

「ねっ!翔ちゃん。すごいね‥‥」


ふふっ。
よかった。

気に入ってくれて、ホッとした。


「‥‥??どうかした??」

『楽しそうだな。』

「なっ‥‥///  楽しいよ?‥‥」

『連れてきて、よかった。』


慌てたように答える彼女に、優しく微笑んだ。


「‥‥。ありがとう。」

『ふふ、どういたしまして。』


オレはそう言うと、彼女に右手を差し出した。


『なぁ‥‥』

「ん?」

『‥‥こっちきて?』

「‥‥うん。」


彼女の手がオレの手に重なった瞬間、オレはその手を引き寄せた。

そして、そのまま彼女を抱きしめる。


『オレのこと、好き?』


首を傾げて問い掛けると、 オレを見上げて頬を紅く染めた。


「‥‥///」

『聞かせて?』


恥ずかしそうに俯いた彼女の耳元でそっと囁く。

すると……


「す‥‥き  です。‥‥///」


小さく聞こえた彼女の言葉。

オレは頬が緩んだ。


『ふふっ、オレも。』


でもオレはわざと言わなかった。

そんなオレに彼女が不満げに呟く。


「‥‥。  言って?」

『聞きたい?』

「うん‥‥。私の事‥‥好き?」

「‥‥。」


……いくらでも言ってやるよ。


『‥‥好きだよ。』


ふっと微笑むと、彼女は嬉しそうに顔をあげた。


「///  私も‥‥翔ちゃんが‥‥好き///」

『ありがと。』

「‥‥どう いたしまして///」


彼女はそう言うと、オレの胸に顔を埋めた。

すっげぇ、幸せな時間。


それから少しして、離れたくない気持ちを抑えながら、彼女の身体を少し離して、顔を覗きこんだ。


『‥‥とりあえず、浴衣に着替えるか?』

「えっ?‥‥もお?」

『そ。』

「お散歩とか‥‥いかないでいいの?」


少し寂しげな表情でオレを見上げる。

まぁ、待てって。
そんなに夏海の気持ちがわからない男じゃねぇよ?

オレは抱きしめる彼女の身体を離して立ち上がった。


そして、棚から浴衣を取り出した。


『これ。』

「‥‥。」


彼女に、浴衣を差し出す。

実はこれ、予約したときにお願いしてたもの。


通常の浴衣じゃなく、綺麗な柄の浴衣を用意してほしいって。

実は柄や色はお任せにしてたんだけど、オレが思う、夏海に似合いそうなもので、自然と頬が緩んだ。


『これ着て?オレはこっち。』


そして、もちろんオレ用の浴衣も用意されてあって…


『浴衣で散歩なんて、風情でいいだろ?』

「あっ。そっか!なるほどね。‥‥うん。わかった」

『一人で着れる?』

「‥‥着れない‥‥」

『仲居さんに頼むか?』

「うん。お願いする。」


元々、最初からお願いはしてあったんだ。

着れないかもしれないから手伝って欲しいと。

だからフロントに連絡すると、すぐに来てくれたんだ。


そしてオレは隣の部屋で着替えを済ませる。

すると彼女の声が聞こえた。


「翔ちゃん‥‥いいよ?」

『んー。』

「‥‥ど?///似合う‥‥かな??」


彼女の浴衣姿に思わず、声を失いそうになる。


『‥‥似合う。』

「ありが  と‥‥///」


すげぇ、似合ってる。

周りに見せるのはもったいないくらい。



『オレは?』

「翔ちゃんも、カッコイイよ。  すごく‥‥///」


夏海の言葉にふっと照れてしまう、オレ。

でもそれを誤魔化すように笑った。


『だろ?』

「だろって(笑)‥‥うん♡」

『オレを誰だと思ってんだよ?(笑)』

「ですよね~。天下の櫻井翔ですもんね!」

『まぁな?(笑)』


そんなふざけたこと言って笑い合うオレら。

幸せな時間。


それでも、時折、不安そうな表情を見せる彼女を安心させてやりたくて、口を開いた。


『でも‥‥』

「??」

『今日と明日は‥‥』

「‥‥今日と 明日 は?」

『おまえだけの櫻井翔だから、安心しろ。』

「翔ちゃん‥‥」


ふっと微笑むと、今にも泣きそうな表情。


「‥‥なんか‥‥ちょっと 感動しちゃった。」

『あー、泣くなよ!?』

「泣いてないし!‥‥まだ‥‥」

『あはは!まだって‥‥泣く気だな?』

「大丈夫。引っ込んだ(笑)」


今日はさ?
こんなところで泣かれたら困んだよ。


『(笑) んじゃ、散歩でも行くか?』

「うん。」


下駄を履き、ゆっくりと歩き始める。

馴れない下駄にちょっと不安そうな彼女に、オレは手を差し出した。


『ほら‥‥手、貸して?』

「!!ダメだよ‥‥」

『大丈夫。この旅館の中なら心配ねぇから。ここ、庭園広いからな、散歩も十分にできるしな。』


ちゃんとリサーチ済み。

彼女との時間を思う存分楽しめるよう、オレなりに計画たててたんだからさ。


「‥‥。なら‥‥。」

『ふふ、素直でよろしい。』

「えへへ。あの日以来だね‥‥手 繋いで歩くなんて‥‥」


普段は外で手を繋ぐなんてできねぇからな。

たぶん、彼女の願いのひとつに、これがあるだろって思ってたから。

こうして手を繋いで歩ける場所を選んだんだ。


「翔ちゃんと、外で また 手が繋げるなんて‥‥夢‥‥見てるみたい‥‥。」

『そうだよな。東京じゃ無理だしな。‥‥ごめんな。』

「違うよ!不満なんてないもん。」


慌てたように答える彼女。

でもさ?
それはオレを心配させないように…だろ?


『そうか?』

「翔ちゃんは、いつだって 忙しい中 私の事を優先しようとしてくれる。‥‥勿体無いくらい‥‥」


そこまで言うと、言葉を詰まらせる彼女。

オレはふふっと笑った。


『オレがおまえだったら、不満だらけになりそうだけどな?(笑)』

「そぉなの??」

『こんな仕事バカなんて、愛想つかしそう。』


彼女を笑わせたくてそんなこと言ったけど……

ホントは……


「(笑)私は‥‥」

『うん?』

「愛想つかさないから、安心して?」


この言葉を待ってたんだ……


『そっか。ありがと。』

「ふふっ」

『なぁ‥‥』

「なに?」


彼女をジッと見つめる。

そして小さく首を傾げた。


『キス、していい?』

「こ‥‥ここで??  人‥‥来るかも‥‥」

『いいよ、来ても。』

「だ!ダメだよ!!」


心配する気持ち、わかんだけどね?

ダメ……


我慢できない……


『今、キスしたい。』

「ちょっ‥‥翔ちゃ‥‥」


オレは彼女の返事を聞かずに、そっと肩に手を置いた。


『‥‥黙って‥‥?』


そしてそのまま唇を重ねた。


「‥‥///」


ほんの少し、重ねた唇を離すと、恥ずかしそうに呟く彼女。


「人‥‥来ない もんだね?」

『‥‥だろ?』

「うん‥‥。」


だから……


『も一回‥‥』

「‥‥。」


返事を待たずに、オレはまた、さっきよりも深いキスを落としたんだ。


『‥‥。‥‥どう?』

「??」

『キスの感想。』

「‥‥感想って‥‥」

『いいだろ?外でキスすんのも。』

「‥‥うん‥‥いい‥‥///」


たまにはこんなキザなことを言うのもアリかな?

なんて思いながら、どこからか聞こえる波の音に、懐かしさを感じた。


唇を離してふっと微笑むと、彼女の少しはにかむ表情が見えて、たまらなく愛しくなった。


『んじゃ。そろそろ部屋に戻るか?
それとも、もう少し散歩する?』

「もう少し‥‥もう少し一緒に歩きたい な。」


そう言って、彼女はオレの手に触れた。

オレは小さく頷いて、その手を握り返す。


『うん。いいよ。』


オレの言動に、いちいち幸せそうな表情を見せる彼女……


幸せ以外の言葉がみつからねぇや。




だからオレは緩む頬を隠すように、視線をそらしたんだ。
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