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半分の月がのぼる空 8 について

半分の月がのぼる空〈8〉/橋本 紡

について、書かせて頂きます


内容知らないとか、読んでないとか、興味ないとか、そんな人は読まない方が良い内容です
多分、以降の文はさっぱり分りませんから




さっそく

この本ですが、シリーズの八巻で、今回で完結してます


大筋のストーリーとしては六巻で終わってまして、

この巻のあとがきに「次の七巻は短編でこのシリーズは終わりです」って書いているんですが


なぜか八巻までいってます

アニメ化やドラマ化の波に乗って、書かざる得ないのかぁとか思ってますが


内容は短編集ですが・・・これがもう、ストーリーが完結してからの短編の本で、もう七巻で書き尽くしたような感じだったのに


さらにもう一冊という感じで


七巻に書かれた話の後半とラジオCDの再収録と短編二話ですが


短編は本編のサイドストーリーなんですが、本編の間に挟む話がもう尽きたのかなと
本編のストーリーが始まる前の話が2話入ってます

戎崎裕一(主人公)と秋庭里香(ヒロイン)がお互い出会う前の話が1話づつ
戎崎裕一の話は、なんというか「煮えきらないな」というのが正直な感想だったり・・・秋庭里香と出会う前の話ですから人間的な成長もしてないしねぇ


秋庭里香の話は「as the summer goes by」というタイトルで、こっちは伊勢の病院に移る前の病院のいた時を当時の同じ中学に中学に通っていた女の子が語る話でしたが、これも
秋庭里香が戎崎裕一と出会う前の話でツンとしてるのみの話

で、この話がこの作品の最後になってるんですよ

はて?何でかなと考えたんですよ、自分なりに

思ったのは、この話の後のストーリーは1巻に帰結するなという考え・・・繰り返すというよりは永遠に話が続くという言葉がしっくりきます。

あとは、この短編に登場する女の子が読者と重なると思う
「結婚してほしい」と最後に書いてあるのは、読んでいて気持ちが重なる

ストーリー上では秋庭里香は手術は成功したけど、完治とは言い難いところで、もしかしたら十年後にはいなくなってるかもしれないと
そういう不安定さ-この先どうなるんだろうと思わせるところで、あとは読み手のイメージに任せるという感じ
ストーリーでも短編でも、学校生活後の話は書かないのは、その不安定さが有るからではないかと勝手に思ってる
というか、続きを書くとすれば「再び入院」とか「穏やか日々」とか事態(病状)が進展すると最悪で、進展がないととりわけ書かなくてもいいかなという話ではないですか
だから、ストーリーはここで終わり

だけど・・・願うなら

そう思うと
「結婚してほしい」という言葉がズッシリ来るんですよ
ボディブロー並に
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