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2012-02-12 21:27:33

「バックギャモン・プレイヤード」

テーマ:演劇

カムヰヤッセン 第7回公演 「バックギャモン・プレイヤード」@吉祥寺シアター


12日(日)マチネにて観劇。


それ、革で出来ないかなぁ。

(チラシより転載)

「正直に言おう、もうたいして興味がないんだ。」


こんなに凪いでいる時も珍しい、というほど穏やかだった。

しばらくそのコップの中の嵐を眺めた後、嵐は次第に収まって、夜がきた。
それから暫くの間、海は鳴かなかった。
海を知らなかった男は、海の絵を描こうと思った、
が、男は本物の海を知らなかったので、白い磁器のカップの絵を描いた。


こんな日はもう来ないのではないか、と思うほどその日は暖かかった。
庭に広げた洗濯物は、朝食の前にはしっかり乾いていた。そして朝がきた。
それから暫くの間、雨は降らなかった。
陽の光を知らなかった女は、太陽と話をしようとした、
が、女は本当の太陽を知らなかったので、庭に咲いている向日葵と話をした。


そこに住む人たちは皆、本当の海も本当の太陽も知らなかったのだけれど、
嵐はコップの中で起こるものだったし、
向日葵の向いている方向に太陽が出ていることは知っていたので、
特段そんなに困ることはなかった。
そういったものを自分たちが知らない、ことも知っていたし、
その知らないことすら知らない連中に比べたら、
自分たちは幾分かましだと思っていたから、
自分たちの知っていることに疑いを向けることも少なかった。


みんながそれでよかったんだと気づいたときには、
誰もカップの海を書くこともなかったし、向日葵は黙ったままだった。


今回のカムヰヤッセンは、そんな話になりそうです。


脚本・演出 北川大輔


【脚本・演出】

北川大輔


【出演】

甘粕阿沙子 小島明之 北川大輔


安藤理樹(PLAT-formance) 伊比井香織 今城文恵(浮世企画) 

大西智子(あなざーわーくす) 尾倉ケント(アイサツ)

岡山 誠(ブルドッキングヘッドロック) 小玉久仁子(ホチキス) 齋藤陽介

辻 貴大 西岡未央(悪い芝居) 埜本幸良(範宙遊泳) 森田祐吏(北京蝶々)

山脇 唯(ヨーロッパ企画)



昨年初見以来、三度目のカムヰヤッセン。


今まで観て来たどのカムヰ作品よりもシンプルで、ストレート。


そのシンプルで、ストレートなものがずしっと、深い所に突き刺さる。


でも、それでも。


あの事と、これからの事。


気づいてしまった今。


無力でも、それでも、考える事はやめたくない・・・。


などとぼんやり考える帰りの井の頭線、でありました。



あと・・・これ意味が異なるのですが、甘粕さんの役柄と台詞が・・・個人的にグサリ


と、本当にグサリと突き刺さりました。安藤さんに感情移入し過ぎてしまいました・・・。


今まで観た事のない甘粕さんだったなぁ。良かったす。



東京公演は明日(15:00のみ)千穐楽、24日~26日に京都公演(京都芸術センター)


があります。


関西の皆様にも是非観て頂きたいです。

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2012-02-11 22:43:32

「龍を撫でた男」

テーマ:演劇

M&Oplaysプロデュース オリガト・プラスティコ vol.5 「龍を撫でた男」@本多劇場


11日(土)マチネにて観劇。


それ、革で出来ないかなぁ。

(チラシより転載)

怪女優広岡由里子と私のユニットであるオリガト・プラスティコ、5回目の公演で

ある。

オリガトでは毎度、かなり偏った、個人的好みで演目をチョイスさせてもらっている。
もちろん決定する前に広岡の検閲が入るわけだが。
今回も、無事広岡の圧倒的賛同を受け、なかなかよそでは観ることのできない作品

の上演が実現した。
巨匠、福田恆存の代表作「龍を撫でた男」。初演は昭和27年(文学座)。
十年前に不慮の事故で子供二人を亡くした、倦怠気味の精神病医夫妻。孫の死で

彼の母親は発狂。同居している妻の弟は情緒不安定。ある元旦の午後、友人の

劇作家が、女優である妹を伴って夫妻の家を訪れる――。
そんな風にして始まる、怪しくてエロティックで、とんでもなくヘンテコリンな戯曲で

ある。
60年も前に、福田さんてヒトは、なんたること考えていたんだろう・・・・。
こんな舞台、今やっちゃってもいいんだろうか。まあ、やっちゃうんだけど。


                                   ケラリーノ・サンドロヴィッチ


【作】

福田恆存


【演出】

ケラリーノ・サンドロヴィッチ


【出演】

山崎 一 広岡由里子

緒川たまき 赤堀雅秋 田原正治 佐藤銀平 猪俣三四郎 大鷹明良



かなり久し振りのオリガト・プラスティコ。


まずこれが60年も前に書かれ、実際演じられた戯曲である事にまず驚き。


一幕はやや戸惑いつつも、休憩明けの二幕でぐい、ぐいっと中へ入れた感が。


誰が正気で誰が狂気なのか、これは誰かの意図なのか否か、虚実、善悪・・・。


先へ進むにつれ全てが絡み合って混沌としてくる所、テンポも心地良くて。


広岡さんや赤堀さん、大鷹さんの怪演の中、一人静かに壊れゆく山崎さんに惹き


込まれました。


初演がどんな公演だったのかも非常に興味深いです。観てみたかったなぁ。


流石に産まれる前ですが・・・。



公演は明日12日(日)まで。

2012-02-05 14:17:59

「乱雑天国のA・B・C」

テーマ:演劇

乱雑天国 vol.11,12,13 「乱雑天国のA・B・C」@エビス駅前バー


29日(日)ソワレにて観劇。


それ、革で出来ないかなぁ。

(チラシより転載)

【作・演出】

松下幸史


A.「ユーモアのさじ加減」/上演時間50分

とある架空の町のギャグバー「ドウジョウ」に集まる人々のある1日のお話。

【出演】

浅倉洋介 辻沢綾香(双数姉妹) 根津茂尚(あひるなんちゃら) 古市海見子

ヨシケン(動物電気) 平島茜(THE REDCARPETS)

松下幸史(動物電気/乱雑天国)


B.「独特リズム」/上演時間40分

とある架空の町のかつてバーだった場所の大人と子供と恋のお話。

【出演】

佐々木富貴子(東京ネジ) 下尾里美 年代果林(EgofiLter)

浜松ユタカ(動物電気) 平島茜(THE REDCARPETS) 山並洋貴


C. A.「ユーモアのさじ加減」+B.「独特リズム」セット公演



昨年末、初見で強烈な衝撃を受けた動物電気。


その動物電気の「換気タイム男」、こと松下幸史さん主宰の乱雑天国。


今回が初見。C(AとBのセット公演)で観ました。


まるで予備知識もなく、エビス駅前バーさんも初(ちょっと道に迷ったり・・・)。


エビス駅前バーさん主催の演劇公演もされているとのことで、そういう名前の貸し


スペースなのかと勝手に思っていたところ、夜はバーとして営業されている完全な


「バー」そのもののお店で、壁際とカウンターで計15席ほどの超限定濃密空間。


カウンターの端で観たのですが、それでもとにかく演者さんと距離が近く、時に真横


で演じられたりとかなりドキドキ。


動物電気ベースで想像していた雰囲気とは異なる、ちょっとほろ苦い大人(と子供)


のストーリー。


Aの話の約20年後の話がBで、これはセットで両方観て正解だったなと。


劇場ではない場所での公演って、また別の楽しさがあって好きなんですけれども、


今回の「バー」という空間の雰囲気も上手く取り込んだ、劇場では出せない魅力に


溢れるいい公演でした。


あ、今回もAとBの間に換気タイム、ちゃんとありました。ヨシケンさん担当でしたが。



そうそう、4月の短編舞台フェス、動物電気出演の回だけはとりあえず押さえました。


楽しみだなぁ。

2012-02-05 13:44:14

「太陽は僕の敵」

テーマ:演劇

シベリア少女鉄道スピリッツ 「太陽は僕の敵」@座・高円寺1


28日(土)ソワレにて観劇。


それ、革で出来ないかなぁ。

(チラシより転載)

「シベリア少女鉄道スピリッツ」第3弾は、壮大なスケールで紡がれる

ファンタジー巨編。


長く険しい冒険の物語の先には、きっと誰も見たことのないような何かが

隠されている!

そんな感じのことを言っておけばいいと思ってます。


魅力的な出演者たちが舞台狭しと駆け回ります。

駆け回ろうとしない人たちもいますが、そこは戦っていきます。

何が味方で、何が敵なのか。なぜ争いはなくならないのか。

目を背けたい現実。儚い幻想。全てを白日の下にさらけ出す、

そんな太陽は僕の敵。


【作・演出】

土屋亮一


【出演】

大川 藍(アイドリング !!!) 篠塚 茜 染谷景子


羽鳥名美子(毛皮族) 石井舞 上福元沙織 鈴木由里


藤原幹雄 加藤雅人(ラブリーヨーヨー) 高松泰治(ゴキブリコンビナート)

篠原正明(ナカゴー)


小村裕次郎



ちょうど一年振りのシベリア少女鉄道スピリッツ。今回で二度目。


大川さん効果もあってなのか、客席かなりの賑わい。


前回公演(かなり意表を突かれた)を踏まえて、それなりの心構えで臨みましたが、


それでもまた何やら、こう、うまーく色々とはぐらかされているような。


ある「手法」が多用されたり、後半のくだり(未だ謎・・・)とか、あのエンディングとか。


初見の方、大川さん観たさで来た方にどう映ったのか気になる所ではあるなぁと。


自分は結構楽しめましたが。



次回公演、今秋(10月)予定だそう。


たぶん行きます。

2012-01-29 21:28:42

「びんぼう君」

テーマ:演劇

五反田団 第37回公演 「びんぼう君」@アトリエヘリコプター、28日(土)マチネにて


観劇。


それ、革で出来ないかなぁ。

(チラシより転載)

「びんぼう君」は五反田団の代表作です。

どれを代表作と呼ぶかは、その日の気分でかわりますが。

びんぼうな家の少年とその父親の日常を、

日常の中でもちょっとだけ特別な日のあれを、あれしました。

「たとえ貧しくとも、大切な人がいて、楽しむ工夫をして、健康に暮らせば、そこそこ

幸せなのではないか?」という思いを、金持ちの立場から描いた作品です。

僕の家はわりかし裕福だったので。

楽しんでいただければ幸いです。

                                             前田司郎


【作・演出】

前田司郎


【出演】

びんぼう君:大山雄史

父ちゃん:黒田大輔(THE SHAMPOO HAT)

かわもりさん:端田新菜(青年団/ままごと)



五反田団初期の作品。7年振りくらいの再演だそうですが今回が初見。


自宅で演劇公演を打てる前田さんが描く「びんぼう君」。


「びんぼう君」、てタイトルだけでもう何か、観たいですもんね。凄いタイトル。


自分の小学生の頃の事、当時住んでた家の事とか、色々思い出してみたり・・・。


お三方とも非常に適役だなと感じる中、特に端田さんがかなり印象的で。


ラストのあの感じも、あれな感じで。ああ、あれだなぁと(ネタバレ自主規制)。



東京は本日千穐楽、この後名古屋・静岡・京都とツアーが始まります。


お近くの方は是非に。



五反田団、次は6月、三鷹で宮本武蔵だそう。本格的時代劇、なのかどうなのか。


楽しみでありやす。

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