経験者に対する指導の在り方とは? | 医療、看護、介護福祉系などサポート職のあなたの魂が本領発揮する! 魂の幸せサポート力集中開花プログラム

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経験者に対する指導の在り方とは?

こんばんは。

 

看護師の悩み解決

専門カウンセラーの坂口です。

 

経験者に対する指導に悩むのは、

「自分が年下で、相手(新人)が年上」

である場合が多いです。

 

私が指導者であるときは、新人が

年上だろうが年下だろうが、相手に

敬意を払い、尊重することを

意識していました。

 

(新人が辞めないようにと相手の顔色を

うかがうという動機ではありません)

 

なぜなら、「教えることで教えられていた」

という気持ちがあったと同時に、

「指導者と指導される側という立場では

あれど、私とあなたは、同じ人間である

ことに変わりはない」ことを、相手に示した

かったからです。

 

それでなくても、指導を受ける側に

とっては、指導者に対し、無意識的にも

「主従関係」を抱きがちであるが故に、

一つ間違えると支配関係にもなりかね

ません。

 

(支配は依存を生みます)

 

「郷に入れば郷に従え」というのも

確かにそうですが、畑は違えども、

相手は別分野での知識や経験を持

っていることを考えると、やはり、

多かれ少なかれ、経験者にも

プライドがあります。

 

だからこそ、「こんなこと、聞いて

いいのだろうか?」という迷いも

強い方はいるでしょうし、全くの

新人じゃないんだから。と、いい

意味で放置されやすいので、

逆に不安も強くなるのです。

 

また、注意の仕方も工夫しなければ、

反発を招く可能性もあります。

 

(「経験者」だけにあてはまる訳では

ないですが)

 

それらを踏まえた上で、私が実践して

いたことは、全くの新人と既卒新人、

同じ位、目を配りましたが、その

ポイントはそれぞれ違うので

状況によって対応を使い分けて

いました。

 

新人には、「新人だからこそ、

起こしやすいミス」

 

経験者は、「経験者だからこそ、

起こしやすいミス」があるのです。

 

全ての新人が抱くといっていいほどの

思いは「不安」です。

 

指導者は、新人の不安を軽くする

配慮はいくらでもできます。

 

既卒新人の場合、私は以下のような

内容を、必要時に説明します。

 

例1:「そんなに私って、信用されて

いないんだな・・・」という不満が

起こらないように事前対処をする

 

説明内容(概略)

 

全くの新人ではないので、心配は

していないが、点滴の固定一つ

取っても、病院によってやり方や

使う器具が違うように、基本的手技は

同じでも、微妙にやり方などが違う

ところなどは、今後も色々な場面で

出てくることがあるだろう。

 

だから、基本的な手技であっても、

あなたには、不利益を被って欲しく

ないので、念のために確認をするために、

やっている場面を見せてもらうことが

あるので、了承していただきたい。

 

例2:「聞きたいのに聞けない」という不満

が起こらないように事前対処をする

 

説明内容(概略)

 

恐らく、色々な思いがあって、

聞きたいけれど聞けない場面も

出て来るかと思うが、遠慮せずに

聞いて欲しい。

 

私が忙しくて、聞く暇がない時には、

「後にして欲しい」ときちんと伝える

から。

 

もしも、他のスタッフに対して、

聞けないと感じることがあったと

しても、そこは勇気を出して

聞いて欲しい。

 

聞いた相手に万が一、辛いことを

言われたり、「ん?」と思うような

言い方をされた時には、私がいつでも

あなたの話を聴くから。

 

・・・のような感じです。

 

いずれにしても、自分が新人より、

年上だろうが、年下だろうが、

過剰に気を遣うと、疲れます。

 

また、あまりにもプライドが高い

新人の場合、逆にミスを隠そうと

したり、注意されるとプイッといなく

なったりすることもありますが、

それも全て、想定内の範囲です。

 

これらの行動を、

 

「子供じゃないんだから」

「仕事なんだから」

「ど素人じやないんだから」

 

と片づけるのは簡単ですが、

「なぜ、相手はそのような

心理状態になるのか?」を考えると、

「全く理解できない!!」という思いは

減るはずです。

 

だからこそ、相手がどうであれ、

自分の目の前にいる人に対し、

自分の思いを伝えた上で、

相手をどのように尊重するかという

自己の在り方が問われるのです。

 

教育で大切なことは、沢山ありますが、

その中でも大切なことは、

「相手を変えようとしないこと」

 

相手を否定し、変えようとすることは、

「そのままのあなたでは駄目」という

「存在否定」にも繋がります。

 

相手の不安を軽減し、持っている

能力をいかに引出し、共に仲間として

働くように相互作用を働かせていくか。

 

それが、大切な視点であると

感じています。  

 

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