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エドワーズ (Edwards, A. L.)
マレーの欲求-圧力理論に基づいて1954年に「EPPS」を開発した。

転載元:http://www.tango-cho.com/qa/11874-1-0-0-1/l.html

EPPS性格検査(Edwards Personal Preference Schedule)

EPPS性格検査(Edwards Personal Preference Schedule)とは、TAT(主題統覚検査)を開発した力動的心理学者(精神分析的心理学者)のマレー(H.A.Murray)の影響を受けたエドワーズ(A.L.Edwards)によって作成された性格検査である。

特に、マレー欲求‐圧力理論に基づく欲求表の項目が参考にされており、EPPS性格検査では人間の性格特性を『秩序・顕示・親和・他者・認知・支配・内罰・養護・変化・持久・達成・追従・自律・求護・異性愛・攻撃』の15の構成要素によって理解する。

EPPSの質問紙は、二種類の陳述文章から一つを選択させる形式であり、通常の質問紙のように『はい・いいえ』で答えさせるよりも、投影的で価値中立的な 検査結果を期待できる。投影法には及ばないものの、無意識の性格特性に接近した性格検査を多面的に行う事ができる。しかし、精神病理学的な性格検査や異常 心理の評価尺度としては、EPPS性格検査は使うことが出来ず、基本的に正常者の性格特性や欲求傾向の測定に用いるものである。

クライエントの、性格検査に対する反応の一貫性を測定しやすく、社会的価値観に従属しない自由な反応が得やすいというのもこの検査の特徴であり、病的でない正常者の性格特徴を多面的かつ詳細に調べたい時には使い勝手の良い性格検査の一つである。

転載元:http://digitalword.seesaa.net/article/16859479.html

EPPS(Edwards Personal Preference Schedule)は、ワシントン大学のEdwards,A.L.教授によって、1953年に作成された質問紙法検査である。アメリカでは正常者用の検査 として進学指導や職業指導をはじめとして、カウンセリングに広く使用されている。
EPPSは、従来の多くの性格検査のように、精神医学の概念に基づいて作成されていない。Murray,H.A.の人格理論を構成している欲求表から、15の特性が選ばれて標準化された検査である。従って正常者に認められるような特性を測定するために作成されたといえる。

15の特性とは、①達成、②追従、③秩序、④顕示、⑤自律、⑥親和、⑦内面認知、⑧求護、⑨支配、⑩内罰、、⑪養護、⑫変化、⑬持久、⑭異性愛、⑮攻撃、である。

一般に質問紙は、「はい」、「いいえ」形式で回答されるが、回答者の回答は叙述文の持つ社会的望ましさの程度に影 響されやすい。このような問題点をコントロールするため、EPPSは、各叙述文の持つ社会的望ましさ値をあらかじめ計算し、社会的望ましさ値のほぼ等しい 叙述文を対にして、そのうちいずれか一つを選ぶようになっている。

また、項目は225あるが、受験態度の一貫性やでたらめを検出するために15項目を全く同じ叙述文の対とし、回答 の一致によって回答者が信頼しうるかどうかを示すことができる。検査結果は偏差値のほかにパーセンタイルでも示され、理解しやすく、性格のプロフィールが 描きやすいので、一般の人にも自分の特徴を把握しやすい。

日本版のEPPS>はアメリカの原版をもとに作成されているが、そのまま翻訳したのではなく、日本の行動様 式に合うように修正されている。実施の方法は、約40分かそれ以上かけて回答する。得られた得点は、ある特定の絶対的強さではなく、個人内での相対的強さ であるので、プロフィールを把握しやすく、日本でも教育現場などで用いられている。


転載元:http://www.kbc.gr.jp/concerto/study/test14.htm

被検者の精神病理や性格傾向、心理状態を査定する心理検査(心理テスト)には、与えられた選択式の質問項目に回答していく『質問紙法(Questionnaire)』とロールシャッハ・テストやTAT(主題統覚検査)、バウム・テストのような無意識領域の心理内容を投影する『投影法(投映法, projective method)』とがある。

専門的知見と臨床経験に基づいて検査結果を解釈する『投影法』の心理テストは、絵画や図形、インクのしみに対する自分の回答がどういった意味を持っているのかがクライエントには分からないことが多いので、A.L.エドワーズ(A.L.Edwards)の いう『SD(Social Desirability, 社会的望ましさ)』の影響を受ける度合いが弱い。反対に、一般的な質問項目に選択方式で答えていく『質問紙法』では、自分の『はい・いいえ』の選択や『五 段階評定』での選択がどういった心理テストの結果に結びつくのかを推測しやすいので、社会の一般的な価値観や道徳規範に従う『社会的望ましさ(SD)』の 影響を受けやすくなる。

例えば、『知らない人と話をする時には、酷く緊張して手や腋に大量の汗をかく』などの質問項目に『はい』と答えることは、内向的な性格傾向や社会不安障害 (対人恐怖症)の精神疾患の結果に結びつきやすいと推測できるし、『気分が塞ぎこんで何をしても楽しくない』という質問項目に『いいえ』と答えることは、 うつ病の可能性を排除して楽観的な性格や明るい気持ちの判定を得やすいと考えることが出来る。その為、『精神機能に関連する病気であることは望ましくな い』という社会的望ましさ(SD)やある種の社会的な偏見の影響を受けている人ほど、精神疾患の可能性を排除する『自分の健康性をアピールする回答』を選 んでしまうことがあるのである。

『社会的望ましさ(SD)』の影響というのは、既存の社会制度における価値観や常識的な倫理観に適合した回答を無意識 的にしてしまうという影響である。例えば、『私は他人が苦しんでいても、積極的には助けようとは思わない』という質問に対して『はい』と答えれば、社会通 念的な倫理観に違背する冷淡で無慈悲な人間であることを認めることになってしまう。そこで本当は苦しんでいる人を助ける意志や共感的な感性がなくても、社 会的望ましさの影響を受けて、無意識的に『いいえ』という回答を選んでしまうことがある。

それ以外にも、明るく温厚で社交的な人間という『社会的望ましさ』に合わせて、本当は人間関係が苦手で他人とコミュニケーションすることが苦痛なのに、 『大勢の人と一緒にパーティや食事をすることは楽しい』『知らない人と新たに知り合えるような機会を積極的に求めている』と答えることで、自分の外向的な 性格傾向を無意識的にアピールすることなどがある。『社会的望ましさの影響』とは、詰まるところ、『社会の大多数の意見や価値観にある程度従うことで、異常性や病理性を指摘されたくないという心理』に根ざしているといえる。

心理検査や世論調査などに見られる社会的望ましさに従う回答や主張とは、『マジョリティ(多数派)の主張する健康性・正常性・適応性・正当性から逸脱しない無難な回答』のことなのである。

社会的望ましさの問題と合わせて、『質問紙法』の心理テストでは、質問項目の内容を考慮してある程度、自分が希望する心理検査の結果を得ることが可能であ るという問題がある。うつ病やパニック障害、全般性不安障害、強迫性障害などの精神疾患の医学的診断を回避して精神的な健常性をアピールしたいと思う患者 は、質問紙に意図的に虚偽の回答をすることで、精神疾患の診断を付けられないようにすることが理論上は可能ということでもある。

クライエントの性格傾向や精神病理の重症度、生活状況、価値観などを質問紙法の心理検査で正確に査定する為には、十分に多い被検者のサンプルから検査結果の統計をとって、『社会的望ましさの評価尺度(Social Desirability Scale Value:SD scale value)』を作成することが必要である。社会的望ましさの評価尺度で高い値(SD値)を得ている項目に対して、肯定的な回答を多く返す被検者は、とりあえず社会的望ましさの影響を比較的受けやすいと判断することが出来る。

A.L.エドワーズは、SD(社会的望ましさ)の影響を出来るだけ低く抑えることで、心理検査の妥当性を高めることが出来ると考え、独自の性格検査(personality test)である『EPPS(Edwards Personal Preference Schedule)』の性格検査をした。15の性格特性を評価できるEPPSには225項目の質問が用意されているが、選択式の質問項目には『社会的望ましさがほぼ等しい対立的な叙述文』を並べるという工夫がされていて、SDの影響を最小限度に留めている。

EPPSは、被検者の人格を多面的に評価して、大まかな精神の正常性と異常性を鑑別することが出来るとされるが、EPPSでは『達成・追従・秩序・自律・親和・他者評価・自己顕示・救護・支配・内罰・養護・変化・持久・異性愛・攻撃性』の15種類の性格特性の相対的な強さを測定することが可能である。A.L.エドワーズのEPPS開発に理論的影響を与えたのは、投影法のTAT(Thematic Apperception Test:主題統覚検査)をモーガンと一緒に開発したH.A.マレー(H.A.Murray)である。エドワーズは、マレーの『社会的動機(social motive)の理論』にある親和動機と達成動機に、人間の顕在性欲求のルーツを見て取り、15の性格特性を測定する質問項目のリストを作成していったという。


転載元:http://digitalword.seesaa.net/article/24474902.html




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