自己肯定感を上げるには | カウンセリングかコーチングか|杉本良明(心理カウンセラー)

カウンセリングかコーチングか|杉本良明(心理カウンセラー)

カウンセリングもコーチングもその目的は結局、心が元気になることです。心を元気にする「うんちく」を書いています。

カウンセリングとコーチング|杉本良明


自己肯定感が低い人というのは世間に多いものです。私事で恐縮ですが、うちの次女も高校で勉強落ちこぼれかけており、自己肯定感で悩んでいる様子です。かくいう私も似たような経験があり、陰ながらがんばれよ、と思わずにはいられません。


自己肯定感が低いと、焦りと悲観という感情がまず噴出、次に焦りと悲観を抑圧する理性の力が働いて、二重の意味で苦しいのです。こういうのを「表面飾り」と呼ぶのだそうです。


対人関係では、「邪推」が出てきます。他人の何気ない笑顔やため息といったものに過敏に反応してしまうのです。その結果、逃避や攻撃(八つ当たり)に出たりします。うそをついたり、約束を守れなかったり、という行為に出て、周囲の信頼を落とすようになります。挙句にストレス解消の手段として、過食、飲酒、買い物にしがみつくようになります。


こんな状態で数年過ごすと、それが性格になってしまいます。


どうやったら自己肯定感が上がるのか。地道にがんばって結果を出す、が基本的なアプローチでしょう。けれど、時間もかかります。ここは、有名なホオポノポノが即効性があるのでは、と思います。


ホオポノポノはハワイの教えで、自分自身に「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」と言うだけで潜在意識にある負の記憶を浄化する、というものです。一言で言えば、大自然(宇宙)から与えられている恵みを認識し、感謝する、ということでしょうか。


日本人の私たちは、必ずしもホオポノポノが最良というわけではなく、要は感謝のアプローチをとればいいわけです。他人に対する思いやりも、感謝できれば湧いてきます。まことに感謝心こそは潜在意識にある負の感情を払拭するのに最良の方法のようです。

次女に対しては、彼女が自然に自分がいかに恵まれているかを気付けるような会話を心がけています。決して、押し付けがましいことは言うつもりはありません。感謝心は動物のなかでは人間しか持つことができません。人間の人間たる属性で、ここに気づくことがすべての心の闇を照らすことなのだと思います。