ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

 

どんどんいきます、

 

3.The American Christian Revolution アメリカのキリスト教革命

 

そう、神の計画通りにイギリスで迫害されたピューリタン(プロテスタント)はアメリカにキリスト教(プロテスタント)の国を作ろう!といって出発します。

彼らがどのくらい敬虔なクリスチャンで、入植初期のころから、教会を設立し、子供達には聖書を教え、聖書に基づく「Liberty」の精神が醸造されていったか、という話が続きます。

ノスタルジックに思えるほど、このころは親が子供を教育する責任をきちんと認識しており、親と教会を柱として教育がなされていた話が、これでもか、と長々と続きます。

 こんな感じ↓

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端折りに端折りますが、その後独立戦争に発展していくわけですね。

で、独立戦争では、初代大統領のジョージ・ワシントンが指揮を執るわけですが、

彼はまた「神に選ばれた男」なのです。

なんども窮地に立たされますが、なぜか弾は彼に当たらず、敵方のインディアンが

「あの男は神に守られているにちがいない」ということで、ワシントンに表敬訪問するとか、

急な嵐により、イギリス海軍が出航できなくなり、独立側の勝利を導いた、というお話が続きます。

まさに、日本の神風ですな。

 

で、独立戦争後は、いかにプロテスタントの価値観により、政府の機構がつくられていったか、というお話がつづきます。

 

4.The War for Union 南北戦争 (キリスト教的世界観による南北戦争の解釈)

 

南北戦争は「神の罰」だった!

なんの罰かというと、「奴隷」を使っていた罰です。そもそも奴隷はキリスト教の価値観に反していますから。奴隷を使うという「欲」にアメリカが負けていた「罪」によるそうです。National Sins と書かれています。

 

神は奴隷問題をキリスト教的社会がどのように解決するかを世界に見せたかった。

イギリスは少し前に平和的に解決していましたが、アメリカにおいては「欲 Greed」が勝ってしまっており南北が奴隷制について変に妥協している状態が続いてしまっていた、で、

God could not allow it to continue and hinder his long-term destiny on America in the eyes of the world.

神はアメリカを世界の模範にするという長期的プランを持っているのに、こんなところで妨害されるわけにはいかなかった、と。

He used the war to judge us and yet deliver us at the same time.

神は戦争という形で我々を裁くことにし、戦争を起こした。

 

何度も言いますが、キリスト教の神は結構残酷です。平気で戦争も起こすし、旧約聖書なんかでは一瞬で街も滅ぼしちゃいます。

人間一人一人の命なんて、神の長期的プランの中ではただの塵のようなものです。

 

で、もちろん神の計画ですから、奴隷廃止の北側が勝ちます。

本では、それぞれの将軍や兵士等がいかに神を信じながら戦ったか、などがつらつら書かれています。

 

こんな解釈があったとは夢にも思いませんでした。

 

5.The American Apostasy and Decline 背教により廃れ行くアメリカ

 

南北戦争の結果、奴隷制は廃止され、とりあえず国はまとまりましたが、

荒廃した南部を支える、という目的もあり、より「政府」が復興に関与するようになり、

ここに、「より大きな政府 Increase in the power of the National Government」 という現在につながる諸問題の種が生まれてきた、とのことです。

 

そして、歴史の話はここで終了です!

 

自由を手にしてしまった現在のアメリカ社会は中絶容認、同性愛容認、人々は自主独立の精神を忘れ政府に頼り、お金を崇拝し、、 と初期の入植者の精神を忘れ、背教行為に走っていると。

 

America has repeated the folly of Israel.

そしてアメリカは、かつて繁栄したにも関わらず、神への背信行為を行い、バビロンに捕囚されてしまったイスラエルと同じ道をたどろうとしている、と。

 

In a Christian nation, the people make the laws, but the church make the people. When the church fails to bring the necesary moral influence-- the "Spirit" fo the Constitution -- then the "letter" of the law will not work.

キリスト教の国で法律を作るのは人であるが、人を作るのは教会である。教会が正しいモラルを人々に教えられないとき、憲法の「魂」、法律の「文字」は機能しない。

 

教会もっとがんばれ、って話が続き、聖書を学校で教えることを禁止したことを批判し、

クリスチャンはもっと政治に参加する義務がある、という感じで終わります。

 

 

この本で強調されているのは、

いかにキリスト教、というかプロテスタンティズムが「Liberty自由」の精神をもたらすか、教会というその精神の伝道者によって「アメリカ」という国が形作られていったか(神の意図で)、ということです。

もう一度、キリスト教の精神に立って、「人」を作り直さなければ、アメリカの自由や民主主義は形骸化し、アメリカはかつて神に見放されたイスラエルと同じ道をたどるのです。

 

 

最後に、この本はアメリカが神に選ばれた国だからといって、アメリカのすることはすべて正しい、といっているわけではありません。

冒頭のIntroductionの一部に

Most of our founders were Christians, but this does not mean they were without fault. Providential history does not men "sinless" or "sugarcoated" history.

God has used for His purposes, even though they had short-comings and sins not to be emulated.

建国の父の多くはクリスチャンであったが、これは彼らに欠点がなかったことを意味するのではない。神の神意による歴史は「罪のない」や「美化された」歴史を意味するのではない。

神は、短期的な結果や真似するべきではない罪、があったとしても、彼ら(建国の父たち)を神の計画の一環として使ったのである。

 

 

いかがでしたでしょうか?

日本人には新鮮ではありませんか?

 

アメリカが自国が常に正義で、民主主義を各国に広めるのを義務のように考えている理由の一端がわかるような気はしないでしょうか?

(軍産の利権等とは別の原理で)

 

 

感想、疑問、大歓迎です。

 

あ、その前に予防線を。

アフリカなどは大陸の半分くらいの人口がクリスチャンだったりするのですが、なぜ彼らの土地では独裁政権がまかり通るのか。

One primary reason is that Christian missionaries have offered African nations a truncated Gospel message devoid of Biblical answers to anything not strictly of a pietistic or personal nature.

アフリカに伝道したミッショナリーたちが、本来の聖書にある敬虔さや個人の内面の(もつべき)性質について、端折って教えてしまったから。

 

キリスト教が伝来しながら、うまく自由な社会(アメリカ人の好きなFree worldって感じでしょうか)を作れていない社会には、キリスト教のエッセンスがうまく伝わっていない、ってことですね。

 

これが大体の反論に対する答えかな。。。

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