まちこ先生のよしなしごと「Corn Lily Animal Holistic Clinic」

伊勢原市を拠点にした獣医鍼灸クリニック。診察ご希望、ご相談はmachiko@corn-lily.comまで。西洋医学・東洋医学を共に模索し、日々奮闘中。
日常の心に溢れる「おっ」って思う事。動物と人がハッピーに生きられる日常を、書いています。HPはhttp://corn-lily.pink/


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先日、患者さんが亡くなりました。

他院で胸の腫瘍と椎間板疾患と診断され、右後肢の麻痺が改善しないとのことで針治療を希望されました。うさぎさんです。


獣医師の考えとして、多少の足の不自由さより胸の問題の方が命に係わるため、そちらの方の治療が優先になります。ましてやウサギさん。もともと胸が狭いため、胸の病気は本当に注意です。


しかし、来院されて歩き方を見た時、飼い主様のお心を痛めている理由が十分、納得出来ました。

右後肢を完全に挙げ、右側に体重がかからない様に体全体を左に傾けてぎこちなく移動してました。


 初診時は右後肢の筋肉全体がこわばり、どこを触診しても相当の痛みを感じているようで、具体的に右後肢の何処かの特定はできませんでした。

右後肢の筋肉のこわばりをとるのは勿論ですがそれをかばって、左の前後肢にも負担がかかっているため、体全体のバランスをとるように治療を始めました。

(レントゲンで判断できることは実は限られてます。この場合、レントゲンが時に患者さんの負担になることもあるんです。この時点で椎間板疾患ではないと判断しました。以前の病院の症状とは変わっていたのかもしれないです)


 1週間後、多少傾きがあるものの、以前よりは楽そうに見え、右後肢のこわばりがかなりゆるんで痛みの局所が特定出来ました。自分の治療に手応えを感じました。そこを中心に治療を行いました。


右の後ろ足で耳をかけるようになった。足がつくようになった・・・。とうれしい報告をいただき、治療の反応をみつつ、漢方薬も使い、治療の間隔をあけていきました。


傾きも治り、ちゃんと四足で歩けるようになり、

天国へ旅立っていきました。

霊園での火葬後、右後肢の骨の腫瘍が見つかったとのことでした。相当な痛みだったと想像できます。


人も動物も亡くなるほどの病を抱えたとき、その苦しみや痛みは亡くなるまで続きます。

でも、それは乗り越えなければならない生き物の最後の使命なんですよね。


特に動物を飼っていると必ず、その時は訪れます。

「その時が嫌だから飼わないんだ」とおっしゃる方がいます。


その考え方は悲しいです。それ以上に動物との生活は幸せがいっぱいだから。

「その時」は本当に辛いのだけど、少しでも充実したいい時間が過ごせるように、

そんな時間を過ごせていただけたら、それが私の幸せです。

それは鍼灸治療に限らずの私のスタンスです。

もちろん、一般的な治療が必要な場合も多々あるのですから。


ただ、今回は明らかに鍼でなければ改善出来なかったのだろうなと感じました。

良い時間を過ごしていただけたのではと思います。



みなさんのお役に少しでもたてるようにこれからも

地味だけど、コツコツ頑張っていこうと決心したのでした。




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