台風直撃の日、新宿サンモールスタジオで文月堂観劇。
台風をやり過ごすには芝居が一番。ただ、劇団側はこの台風の中、さぞや様々なご苦労があったことだろう。
少人数の客席にも関わらず手抜き無し。文月堂初の時代劇ということだが、時代劇の演技も違和感なく楽しめた。POPでエンタメな時代劇が出来上がった。落語か何かに登場していそうな江戸の人情話をたっぷりと楽しませてもらった。
この作品は原作があるのだろうか?よくできた物語だ。松竹新喜劇で往年の藤山寛美あたりにやらせると最適の作品と思ったりした。ともかく楽しかった。
傘を一本ずつ番号札で預かってくれたり、終演後に交通機関の運行状況を教えてくれたり、観客サービスが行き届いていたのもさすが。
こういうとき、劇団の姿勢がよくわかる。